2011年10月29日放送の世界一受けたい授業では、「やせない原因は腸にあった!?健康と美貌を維持する腸サビ&便相チェック!」を取り上げました。
【目次】
■ヤセ型腸内細菌と肥満型腸内細菌
by Sara Ristić(画像:Creative Commons)
ダイエットしてもなかなかやせない人や、あまり食べないにもかかわらず太っている人は、その原因が腸にあるかもしれないそうです。
辨野 義己先生によれば、腸内細菌の中に「肥満型腸内細菌」と「やせ型腸内細菌」がいることが分かってきたそうです。
肥満型腸内細菌とヤセ型腸内細菌は両方とも誰もが持っており、同じものを食べていても、肥満型腸内細菌が多い場合は、栄養の吸収をどんどん促進させて肥満になってしまうのだそうです。
ヤセ型腸内細菌を多く持っている人は太りにくい体質ということになります。
米ワシントン大学の研究によると、肥満型腸内細菌を与えたマウスとやせ型腸内細菌を与えたマウスを同じエサで育てた実験で、肥満型腸内細菌を与えたマウスは体脂肪が47%も増えたのに対し、やせ型腸内細菌を与えたマウスは27%しか増えなかったという結果になったそうです。
アメリカ人には肥満型腸内細菌を持つ人が多いと言われており、日本人にはヤセ型腸内細菌を持つ人が多いと言われています。
それは和食や食物繊維の多い野菜をよく食べているため、肥満型腸内細菌が抑制されているのではないかと考えられるそうです。
■腸サビ
腸サビというのは病名ではないのですが、不摂生な食生活・精神的ストレス・運動不足によって便秘が続き、腸内で宿便がたまることで腸の機能がにぶった状態の事です。
たまった便が有害物質を出し、超粘膜に色々な影響を与えてしまいます。
3日以上お通じのない人は腸サビを帯びている可能性があります。
腸サビによって体の免疫機能が低下し、風邪を引きやすくなったり疲れがとれにくくなったりします。
腸サビとは、悪い生活習慣によって、腸内に宿便がたまり、腸の機能が低下した状態を言うそうです。
腸サビの状態になると、免疫力が低下し、風邪を引きやすくなったり、疲れが取れにくくなるそうです。
腸サビを抑えるにはどうしたらいいのでしょうか。
腸サビを抑えるには、ヨーグルトや納豆のような発酵食品を多くとる事がとても大事です。
善玉菌であるビフィズス菌を増やせば、腸内環境がよくなるでしょう。
そして運動をする事も大事です。
便秘の人には運動が嫌いな人が多いですが、今までエレベーターを使っていたところを3階くらいは階段で上るなどすることが大事です。
発酵食品を多く摂ることで、善玉菌であるビフィズス菌を増やすと、腸内環境が改善され、腸サビが抑えられるようです。
また、運動も大事なようです。
■便通を改善するには、腸腰筋を鍛える
・朝、水を飲むと効果的
・腸の回りの筋肉・腸腰筋を鍛えるとウンチが出やすくなります。腸腰筋を鍛える運動
・ イスに座ったまま腕を上に持ち上げ、腸腰筋を伸ばす。
・ イスに腰を下ろしたまま歩くように手足を動かし腸腰筋を縮める。
・ イスに腰を下ろし、足を地面につけた状態で腰をひねり腸腰筋をねじる。
これを1日3セット行うだけで便通は、かなり改善されるでしょう。
毎朝水を飲んだり、腸腰筋を鍛えると、便通が改善されるそうなので、是非試してみてください。