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【目次】
■舌のチェックで健康状態がわかる!?
by _zhang(画像:Creative Commons)
舌は、血液の質の変化で色や形が変わりやすいため、舌をチェックすることで健康状態がわかります。
舌につく『白っぽいもの』は『舌苔(ぜったい)』といい、舌の表面に細菌や食べカスがついたもので、舌苔は口臭の原因になることもあります。
食生活が乱れると舌苔の色や量が変化しやすいそうです。
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■舌の色・状態でわかるチェックポイント
●正常な舌
ピンク色で表面に白いツブツブがあります。
●舌苔が黄色
胃の消化不良や慢性胃炎の可能性があります。
●舌に亀裂
ストレス過多
●舌の周りがガタガタ
水分の代謝が悪くむくんでいたり、胃腸が弱っていることが考えられます。
■舌が白っぽい人と白っぽくない人の差
【追記(2017/12/19)】
2017年12月19日放送の「この差って何ですか」では「舌が白っぽい人と白っぽくない人の差」について取り上げました。
解説してくれたのは、北里東洋医学総合研究所の伊藤剛先生です。
舌につく白いものは舌苔(ぜったい)といわれ、舌の表面の細胞が死んで蓄積したものであり、通常は食べ物などで削られていきますが、体に何らかの異常があると舌の表面の「乳頭(にゅうとう)」が凸凹して、白いものがたまってしまい白くなってしまうそうです。
なぜ舌が白くなってしまうのでしょうか?
胃や腸は炎症を起こすと、それを治そうとして新しい細胞が作られます。
胃腸と舌は粘膜でつながっているので、舌でも新しい細胞が次々作られ乳頭が伸びた結果、凸凹してしまうのです。
以前放送された「駆け込みドクター」では舌苔は口臭の原因となると紹介されていましたが、伊藤先生によれば、舌苔が下のバリアとなっており、また舌苔からは臭いがあまり出ないため、舌磨きはおすすめしていませんでした。
また、2017年1月24日放送の「この差って何ですか」では「インフルエンザになりやすい人となりにくい人の差」を取り上げており、その原因は「口の中を清潔にしているかどうか」がポイントでした。
インフルエンザが感染する流れとしては、感染した人の咳やくしゃみで飛散したウイルスが鼻や口から入り込み、粘膜に付着することで感染します。
口の中に細菌がいるとインフルエンザにかかりやすくなるため、舌磨きをすることをおすすめしていました。
つまり、口臭予防の観点とインフルエンザ予防の観点から見るのとでは意見が異なるということですね。
●歯型が付いている人
水やお酒など水分を摂りすぎていたり、水分の代謝ができていないなどの理由で、体内の水分が多く、舌もむくんでしまっていると、舌に歯型の跡がついてしまうことがあります。
汗が出づらいという人は、全身浴をすると水圧で水分が出やすくなるそうですので、試してみてください。
●舌の色が薄い
舌の色が薄い場合は栄養・鉄分不足が考えられ、貧血の可能性があるそうです。
●舌の色が濃い
舌の色は体内の血液の色を表わしているそうで、舌の色が濃い人は心筋梗塞、脳梗塞を起こす可能性があるそうです。
岡山大大学院の森田学教授らの研究グループによれば、舌の上に付く白い汚れ「舌苔(ぜったい)」の面積が大きいほど、呼気に含まれる発がん性物質アセトアルデヒドの濃度が高いことがわかったそうです。
アセトアルデヒドには、発がん性があることがわかっており、食道や口の中のがんの原因になると考えられています。
今回の研究によれば、飲酒の頻度や喫煙の有無とは関連性がなく、舌苔を取り除くと呼気に含まれるアセトアルデヒドの濃度が減少することが確認されたことから、舌の清掃をすることががん予防につながる可能性がありそうです。
■舌の清掃のやり方
歯ブラシなどで舌の清掃を行なうと舌の粘膜を傷つけてしまうこともあるので、「舌クリーナー(ゼツクリーナー)」を使うとよいそうです。
1.口の中が乾燥しているときは、専用の保湿剤で舌を湿らせておきます。
2.舌クリーナーは、軽い力でなでるように奥から手前へ数回動かします。
3.口をよくゆすいで舌の清掃は終了
ただ、舌の清掃は粘膜を傷つけやすいので専門家の指導を受けましょう。
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