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世界各国はビットコイン(仮想通貨)をどう受け入れ、規制しているのか?|日本・アメリカ・中国・韓国・シンガポール・ドイツ・フランス・インドネシア・中東(イラン)・ブラジル・カナダ・ベネズエラ・スーダン・ケニア・南アフリカ

【目次】




■世界各国はビットコイン(仮想通貨)をどう受け入れ、規制しているのか?|日本・アメリカ・中国・韓国・シンガポール・インドネシア・中東(イラン)・ブラジル・カナダ・ベネズエラ・スーダン・ケニア・南アフリカ

Bitcoin statistic coin ANTANA

by Antana(画像:Creative Commons)

ビットコイン、昨年9月以来最大の下落-規制警戒で仮想通貨売り再燃

(2018/1/16、Bloomberg)

各国の規制当局が監視を強める中で、仮想通貨売りが再燃した。

Bitcoin, Ethereum and almost every other cryptocurrency is plunging

(2018/1/16、TechCrunch)

The price of bitcoin slumped by 15 percent to drop below $12,000 for the first time since December 4. Ethereum, meanwhile, fell by over 20 percent to hover above $1,000 and Ripple is down 33 percent to $1.23 at the time of writing.

ビットコイン、その他の暗号通貨(仮想通貨)が大幅下落しています。

その理由は何なのかはわかりませんが、Bloombergの記事では、各国での規制が要因の一つではないかというような印象を受けます。

そこで、今回はビットコイン(仮想通貨)に対して各国がどのような反応・動き(規制を含め)をしているのか、ニュースからまとめてみました。

【日本】

最後に日本ですが、#報道ステーション で #仮想通貨 #ビットコイン 特集!#マイニング の現場では「ゴールドラッシュ」に沸く!でも取り上げた通り、日本は改正資金決済法で世界で初めて仮想通貨を法律で定義し、取引所を金融庁の「登録制」を導入し、仮想通貨取引に積極的な印象を与えています。

金融庁が「ICO」規制へ 法改正も視野 差し止め含め検討

(2018/2/27、ITmediaニュース)

ICOは日本でも事業資金を迅速に調達する手段として普及し始めているが、海外では集めた資金を持ち逃げするケースも出ている。

金融庁がICOの規制を検討し、ICOの手続きなどに関し、関係法令の改正も視野に議論を進める考えなのだそうです。

【アメリカ】

アメリカではSEC(証券取引委員会)がICOのリスクを公式に警告しています。

米SEC、ICO巡る調査開始 関係各社に召喚状

(2018/3/1、WSJ)

米証券取引委員会(SEC)がデジタルトークン市場に関与するテクノロジー会社やアドバイザーに相次ぎ召喚状を出し、情報提供を求めていることが、関係筋の話で分かった。

SECの動きを見ると、ICOへの規制はますます強まりそうです。

【中国】

中国では、ICOを全面的に禁止し、国内の仮想通貨取引所を閉鎖し、マイニングの抑制を行ないました。

そうした規制強化を嫌がる人たちが中国を離れるというようなニュースも出ています。

【韓国】

韓国が投機熱を抑え込むため一部の仮想通貨取引所を閉鎖する可能性を含め選択肢を検討しているという報道が出る中で、若者が抗議の声をあげています。

20-30代の投資家が取引所の閉鎖に反発する背景には、社会の格差拡大があります。

仮想通貨の取引実名制30日に施行 新規投資も許容=韓国(2018/1/23、聯合ニュース)によれば、実名が確認された人にのみビットコインなど仮想通貨の取引を認める実名確認入出金制が2018年1月30日に施行されるそうです。




【ドイツ・フランス】

ドイツ連邦銀行のヨアヒム・ビュルメリング理事は、ビットコインなどの仮想通貨の規制は世界規模で行うべきとの考えを示しています。

ロイター通信によれば、フランスとドイツは2018年3月にアルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、仮想通貨の国際的な規制を呼びかける方針なのだそうです。

【シンガポール】

シンガポールでは、仮想通貨への慎重な投資を呼びかけており、シンガポール金融管理局(MAS)のメノン長官は、ブロックチェーンなど仮想通貨の基盤技術がデジタル通貨の暴落によって弱体化しないことを望むと述べています。

【インドネシア】

インドネシアでは、インドネシア中央銀行は、ビットコインを含む仮想通貨の使用を国内で禁じる規制を発令したり、インドネシア銀行がプレスリリースにおいて、インドネシアでは仮想通貨による決済は認められておらず、仮想通貨の売買をしないよう呼びかけています。

【中東】

中東では、ビットコイン禁止に「イスラム教義に反する」|イランで「Telegram(テレグラム)」による独自の仮想通貨が普及する可能性はあるのか?で大きく取り上げましたが、仮想通貨ビットコインについて「イスラムの教義に反する」とし、取引を禁止するファトワ(宗教見解)を出したそうです。

ただ、記事によれば、イランでは政府の経済対策に対する不満やイランリアルの価値が下がっていることから仮想通貨を買う動きが強まっているという報道もあるそうです。

【ブラジル】

ブラジルでは、ブラジル政府は、投資ファンドがビットコインなど仮想通貨へ投資することを規制し、ブラジル証券取引委員会(CVM)は、仮想通貨を金融資産として認めないと定めたそうです。

【カナダ】

カナダでは、カナダ中央銀行の金融機関監督部門が、中央銀行がデジタル通貨を発行した場合のメリットとデメリットをまとめた調査報告書を公表しているということで、少なくともデジタル通貨について否定的ではなく、検討しているということがわかります。

【ベネズエラ】

国際原油価格の低迷やアメリカの経済制裁などによる外貨不足で、デフォルト(債務不履行)に陥る可能性がささやかれているベネズエラでは、マドゥロ大統領は石油備蓄を裏付けにした独自の仮想通貨「ペトロ」について1億単位の発行を命じたと発表したというニュースがありましたが、議会がその決定を取り消すというニュースもありました。

【スーダン、ケニア、南アフリカ】

スーダン、ケニア、南アフリカなど政治的・経済的に不安定な国でビットコインが代替通貨として使われているというニュースもあります。

【国際通貨基金(IMF)】

果たして、仮想通貨(ビットコイン)はなくなってしまうのか?

それとも新時代の人たちによって、新しい世界を作るものとなるのか?







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ユニ・チャームが出資する中国で一億回再生される育児動画メディア「Babily(ベイビリー、贝贝粒)」に注目!

【目次】




■ユニ・チャームが出資する中国で一億回再生される育児動画メディア「Babily(ベイビリー、贝贝粒)」に注目!

参考画像:Babily (貝貝粒)|スクリーンショット

ユニ・チャームとBCG Digital Venturesが出資する(※1)育児動画メディア「Babily」が中国で合計200万ユーザーを突破

(2017/11/8、ワンドット株式会社)

ワンドットが中国にて展開する育児動画メディア「Babily(ベイビリー、中国名”贝贝粒”)」のユーザー数が2017年11月5日時点で200万人を突破したそうです。

Babily (貝貝粒)」はどんなメディアなのでしょうか?

プレスリリースによれば、「Babily (貝貝粒)」は、「子育てに関わる全ての人を笑顔に。」をコンセプトに、育児ノウハウ、離乳食のレシピ、手作りグッズの作り方、育児用品や知育玩具の紹介、子連れでのお出かけ先情報などを、スマホでも見やすい1分動画で制作・配信している育児動画メディアなのだそうです。

「Babily (贝贝粒)」は、2017年2月に中国の微博(ウェイボー)で本格的にサービスを開始し、InstagramFacebook微博(Weibo)秒拍美拍といったソーシャルメディアや動画プラットフォームで展開しているそうです。




■中国のベビー・マタニティ市場

中国のベビー・マタニティ市場は40兆円市場とも言われており、「2016中国母婴产品消费趋势报告」21世紀経済研究院、京東調べによれば、一人っ子政策の撤廃等により今後も15%以上の高い成長が予測されているそうです。

スマートフォンの普及によりスマホ動画市場も急拡大していて、eMarketer調べによれば、スマホ動画ユーザーは2017年に4.3億人を超えており、また近年の急速な経済発展に伴い、育児観や子育て方法も大きく変化しており、日本や海外の育児ノウハウを含む多様な育児情報へのニーズが拡大しているそうです。

■まとめ

健康に最も関心を持っているのは「プレママ・新ママ」!?で紹介した日本総合研究所 総合研究部門 社会・産業デザイン事業部 ヘルスケアイノベーショングループ ディレクターの木下輝彦さんが健康増進ビジネスのターゲットとしてあげたのは、「プレママ・新ママ(20~30歳代を中心とする、妊娠中または出産後まもない女性)」です。

健康に関連する仕事をしている肌感としても、確かに20~30歳代の妊娠中または出産後まもない女性は健康(特に子どもの健康)・教育に対して関心が高いと思っていました。

ただ、気になるのは、自身の健康ではなく、お子さんの健康となると、あまりにも心配になりすぎて過剰に反応・行動してしまうお母さんも多いことです。

情報を提供するメディアにはアクセルとブレーキの絶妙なバランスをとることが求められそうです。







中国人から見た日本人女性「そのスタイルの良さの秘密は?」

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by Shoko Muraguchi(画像:Creative Commons)




中国人から見た日本人女性「そのスタイルの良さの秘密は?」

(2010/6/17、サーチナニュース)

日本は世界でもっとも肥満率の低い国の一つであり、日本女性の肥満率もほかの国の女性に比べてはるかに低い。

日本女性が美しいスタイルを維持できる一方で、同じアジア人種の中国人では、成人のおよそ25%が体重超過または肥満となっている。

一体これは、どういうことか。

中国網(チャイナネット)日本語版が分析した。

中国人に比べて、なぜ日本人女性が美しいスタイルを維持できているのかについて分析している記事について分析してみたいと思います。

続きを読む 中国人から見た日本人女性「そのスタイルの良さの秘密は?」

Bitcoin.comのCEOロジャー・バー(Roger Ver)の「歴史的に中国が規制するものは投資すべきもの」についてネットワークの視点から考えてみた!

Bitcoin statistic coin ANTANA

by Antana(画像:Creative Commons)




■Bitcoin.comのCEOロジャー・バー(Roger Ver)の「歴史的に中国が規制するものは投資すべきもの」についてネットワークの視点から考えてみた!

「ビットコインの教祖」がデジタル通貨を好む5つの理由

(2017/11/27、Bloomberg)

Bitcoin.comのCEOロジャー・バー(Roger ver)に対して、「ビットコインの重要性に関して」や「従来の通貨に関して」、「通貨の分裂に関して」、「ボラティリティに関して」などインタビューがされていますので、ぜひリンク元のBloombergの動画をご覧いただきたいのですが、その中で気になったのは、中国の取り締まりに関して」についてです。

「歴史的に中国が規制するものは投資すべきものです」と述べ、その例として、「YouTube、Facebook、Twitter、Googleといったすべてが大成功を収めており、ビットコインも世界中で大成功を収めるでしょう」とコメントしています。

中国が規制を行なう理由は、コントロール下に置きたいから、海外企業ではなく自国のインターネット企業によって自国経済を盛り上げるためなどが考えられますが、もしかすると、ネットワークのつながりを最も中国が意識しているのではないでしょうか。




■まとめ

最近このブログではさまざまなニュースに対して「ネットワーク格差」の視点から考えてみています。

ネットワーク格差については2冊の本を紹介しています。

「枝分かれ (Branches)」(著:Philip ball)

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既に多くのリンクを持つノードほど選ばれやすいのである。

リンクが2つあるノードが選ばれる可能性はリンクが1つしかないノードの2倍になるのだ。

と言う事は既に多くの接続を持つノードほどネットワークが成長するにつれてさらに接続を増やしていくわけである。p230

ページがリンクを獲得するのは誰かがあらゆるページを検討してそれが最良の参照サイトだと決めるからではなくそれがすでに有名だからなのである。

同じことが科学文献の引用にも言える。これにもべき乗則統計がある。

人は他人が引用しているからその著作や論文を引用するのであって自分がそれを読んだからではない。p231

多くの人が引用しているページや論文は有名であることが引用のされやすさと関係しているように、ネットワークの性質上、すでに多くのリンクを持つノードほど選ばれやすい、つまり、良質な情報源と多くつながっている人ほどネットワークを広げやすいのです。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(著:ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー)

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「豊かなものはますます豊かに」という力学が意味するのは、社会的ネットワークを通じて、私達の社会に存在する二種類の不平等が劇的に拡大してもおかしくないということだ。

つまり、状況的不平等(一部の人は社会経済的によりよい状況にある)と位置的不平等(一部の人はネットワーク上でよりよい位置を占めている)である。

社会的ネットワークにおける状況的不平等と位置的不平等によって、「豊かなものはますます豊かに」になるというのです。

この2冊の本で書かれていることをまとめると、ネットワークの性質上、すでに多くのリンクを持つノードほど選ばれやすい、つまり、良質な情報源と多くつながっている人ほどネットワークを広げやすく、社会的ネットワークにおける状況的不平等と位置的不平等によって、「豊かなものはますます豊かに」になると考えられるわけですから、中国政府の立場から考えると、ネットワークの中で最も優位な立場に立つために、その優位性を下げてしまうようなYouTube、Facebook、Twitter、Googleのようなサービスを規制するというのは適切な方法だと考えられます。

ビットコインもインターネットのような「ネットワーク」の性質を持つものですから、同様の判断をするというのは当然のことといえそうです。

また、英国のEU離脱後の経済危機をインターネット・SNSが増幅してしまう!?で紹介した『つながりすぎた世界 インターネットが広げる「思考感染」にどう立ち向かうか』(著:ウィリアム・H・ダビドウ)によれば、インターネットが推し進める環境では、物事は超高速で進展するため、問題はもっと早くに積み上がり、頻度も高くなるそうです。

つながりすぎた世界

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インターネットが物理的な結びつきをより強固で効率的なものにしている。

この21世紀の情報化社会の神経網は、情報を事実上ただで効率良く運び、かつて独立していたシステム同士を結びつけては相関関係を強めていく。

その結果、社会に存在する正のフィードバックは大幅に増幅される。事故が起きやすく、激しやすく、感染に対して脆弱な社会は、こうして生み出されるのである。

わたしたちはこの流れに適応しなければならない。現行の制度の多くはもっと結びつきの弱い社会を前提に築かれたものだ。

<中略>

カギを握るのはシステム内の正のフィードバックを減らすこと、つまり、結びつきを減じるか断ち切ることだ。

インターネット以前の社会では、情報の伝達スピードが遅いことが「ブレーキ」の役目を果たしていましたが、インターネット後の社会は情報の伝達スピードが速く、今出た情報もすぐに世界に広がってしまう可能性があります。

もしかすると、脆弱な社会が壊れないように、ネットワークの性質の強いサービスを規制することにより、ブレーキを掛けたいのかもしれませんね。







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中国の大気汚染対策により北京のPM2.5濃度の数値が急低下!|なぜ北京とその周辺だけ大気汚染レベルが改善したの?

Beijing Tsinghua Makers' Day, Nov-2017

by Mitch Altman(画像:Creative Commons)




■中国の大気汚染対策により北京のPM2.5濃度の数値が急低下

PM2.5が健康に悪影響を与えるというニュースをこれまで取り上げました。

例えば、微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことは脳の発達を損なう恐れがある|1歳未満児1,700万人、基準値6倍の汚染地域に|#ユニセフ『大気汚染:子どもの脳の発達に及ぼす影響』によれば、微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことは肺だけでなく脳の発達を損なう恐れがあるそうです。

「PM2.5」の代表的な微粒子であるDEPがアレルギー性鼻炎を悪化させる仕組みが解明された|兵庫医科大によれば、兵庫医科大の善本知広主任教授は、微小粒子状物質「PM2.5」の代表的な微粒子であるDEPがアレルギー性鼻炎を悪化させる仕組みを解明したそうです。

PM2.5とは、中国の大気汚染「PM2・5」日本への影響は?によれば、大気中に浮遊する粒子状物質のうち、粒径2.5μm(1マイクロメートルとは千分の1ミリメートル)以下の物質をいいます。(髪の毛の1/40程度の大きさ。)

微小粒子状物質は、自動車の排ガスや工場のばい煙など発生源から直接排出されるもの、あるいは大気中の揮発性有機化合物、窒素酸化物等のガス成分が光化学反応により生成されます。

2013年ごろからPM2.5が話題になり始めており、北京、大気汚染で新年迎える PM2.5濃度、基準の20倍(2017/1/2、AFPBB)によれば、

北京にある米国大使館の観測データによると、1日朝のPM2.5濃度は1立方メートル当たり500マイクログラムを超え、WHOが24時間平均値の上限として推奨する同25マイクログラムをはるかに上回った

というニュースもあるほどでした。

しかし、グリーンピース・イースト・アジアの報告書によれば、北京とその周りでは汚染レベルが大幅に低下しているそうです。

青空見え始めた北京、PM2.5濃度54%急低下-全国的には改善わずか

(2018/1/12、Bloomberg)

北京と天津および26の周辺都市を含む地域で、健康に深刻なリスクを引き起こすPM2.5(微小粒子状物質)濃度が2017年10-12月(第4四半期)に前年同期比33%低下したと報告した。北京だけで見ると54%の急低下だという。

【参考リンク】




■なぜ北京とその周辺だけ大気汚染レベルが改善したの?

なぜ北京とその周辺だけ大気汚染レベルが改善したのでしょうか?

青空見え始めた北京、PM2.5濃度54%急低下-全国的には改善わずか

(2018/1/12、Bloomberg)

政府は昨年、エネルギー源の石炭から天然ガスへの切り替えを数百万に上る家庭と企業に強制的に求めた。

中国大気汚染対策の成果に偏り、北京は大幅改善 全土では小幅

(2018/1/11、ロイター)

鉱工業の拠点が北京から遠く離れた地域にシフトしたことが背景。石炭使用や鉱工業の生産活動への厳格な規制に加え、昨年の天候条件も北京一帯の大気の質改善につながった。

政府が石炭から天然ガスへの切り替えを家庭と企業に求めたこと、そして、鉱工業の拠点を北京から移したことによって、北京一帯の大気の質が改善されたと考えられるそうです。

ただ、この成果は偏りが見られ、全国規模では改善されていないというのが課題です。

鉱工業の拠点が移ったということは、別の地域が悪化する恐れがあり、抜本的な解決策とは言えませんよね。

微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことは脳の発達を損なう恐れがある|1歳未満児1,700万人、基準値6倍の汚染地域に|#ユニセフ『大気汚染:子どもの脳の発達に及ぼす影響』によれば、ユニセフの報告書によれば、大気汚染対策のために、クリーンエネルギーに切り替えを促し、公共交通手段を提供し、緑地を増やし、有害化学物質の屋外燃焼を防ぐためのごみ管理方法などによって大気汚染の原因を減らし、子どもたちはマスクを付けたり、大気汚染濃度が低い時間帯に移動ができるようにするなどの対処療法的な提案がなされています。

ゴミを丸ごとエタノールに変換する世界初の技術を #積水化学 などが開発|化石資源に頼らない究極の資源循環社会システムに役立つ!?では、世界の各自治体やごみ処理関連企業等が、ごみ処理施設に収集されたごみを一切分別することなくガス化し、このガスを微生物により、熱・圧力を用いることなくエタノールに変換するという、まるで”ゴミ”を”都市油田”に替える技術を利用するようになれば、有害化学物質の屋外燃焼を防ぐためのごみ管理方法とごみが化石資源に替わる資源として活用できる一石二鳥の解決策となるのではないかと書きました。

【2018年予測】エネルギー業界は #ブロックチェーン と #5G と #IOT によって劇的に変わる!?|「スマートホーム」「スマートエネルギー」「スマートグリッド」でも「スマートエネルギー」の話題を取り上げましたが、スマートシティが計画される際にはこうした子どもたちの健康を守るためという視点をもって都市計画が進められるといいですね。







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