2015年8月10日放送の主治医が見つかる診療所のテーマは、『血液&血管を大改善!ちょい足し身近食材』でした。
【目次】
■酢
お酢には、美肌・高血圧・心疾患・脳梗塞・認知症に効果があるとされています。
●お酢の健康効果
※どの研究結果でも、お酢を摂ることを止めてしまうと元の数値に戻ってしまうそうですので、続けることが重要なようです。
- ブドウ糖と酢を同時に摂る(例:お寿司)と、血糖値の上昇が抑えられていることがわかったそうです。
白米だけ食べた場合と、白米+お酢で食べた場合の食後の血糖値の上昇を比較すると、お酢と一緒に食べた方が血糖値の上昇が緩やかになったそうです。
炭水化物を食べると、消化・分解され、ブドウ糖になって腸から血液の中に吸収されます。
お酢はその消化・分解を抑えるため、糖の吸収が緩やかになって、食後の血糖値が急激に上がるのを防ぐと考えられます。
■オメガ3
by Pauline Mak(画像:Creative Commons)
最近特にテレビで取り上げられているのが「オメガ3」。
余りの人気でオメガ3を含むエゴマ油やアマニ油は店頭から消えています。
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→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら
●クルミ
今回番組でオメガ3が摂取することができる食べ物として紹介したのは胡桃(くるみ)です。
クルミに含まれる68.8%は脂質ですが、コレステロールは0です。
くるみの1日の目安は約25gです。
クルミなどのナッツ類を毎日食べていると、糖尿病患者の空腹時の血糖値とヘモグロビンA1cが下がってコントロールが良くなったそうです。
その理由としては、クルミに食物繊維を多く含まれていることやクルミのマグネシウムが血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きを良くしたためと考えられるそうです。
●食物繊維と糖尿病との関係
食物繊維を摂って糖尿病改善|ためしてガッテン 6月10日によれば、腸内細菌の中には、腸でインスリンを分泌するように指令を出すスイッチを増やすものがあるそうで、その腸内細菌(「バクテロイデス」の仲間の細菌)を元気にすることで、血糖値が下がりやすい=糖尿病になりにくい体質を手に入れられるそうです。
慶應義塾大学の伊藤裕先生によれば、血糖値を下げる腸内細菌を元気にするためには、エサを与えてやる必要があるそうです。
そのエサとは、善玉菌の餌となるイヌリン。
イヌリンは、水溶性食物繊維である、ごぼう、にんにく、納豆、大麦入り玄米など根菜類(根っこ野菜)、キノコ類、海藻に含まれています。
つまり、腸内細菌を元気にして血糖値が下がりやすい体質にする方法は、水溶性食物繊維を含む食品を一品増やすこと。
⇒ 食物繊維が多い食品 について詳しくはこちら
食事に水溶性食物繊維を含む食品を加えることで、腸内細菌が元気になり、腸にあるインスリンを出すように促す、すい臓に指令を送るスイッチが増えるそうです。
●マグネシウムと糖尿病の関係
マグネシウムによれば、食事でマグネシウムを摂取している人は2型糖尿病になりにくいということが調査結果で確認されています。
また、マグネシウムが糖尿病抑制によれば、食事でマグネシウムを摂取している人は生活習慣病の糖尿病になりにくいということが福岡県久山町の住民の健康診断データを21年間にわたって追跡した九州大チームの調査で確認されたそうです。
マグネシウム摂取量が148.5mg以下の最も少ないグループと比較すると、摂取量が増えるほど糖尿病のリスクが下がるという結果になったそうです。
また、インスリンの効きが悪い「インスリン抵抗性」の人、習慣的に酒を多く飲むなど一般に糖尿病のリスクが高いとされる人で、マグネシウム摂取による予防効果がより高い可能性も示されたそうです。
→ マグネシウムを含む食品 についてくわしくはこちら
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また、クルミ(オメガ3脂肪酸)の健康効果|おもいっきりDON!(日テレ)によれば、オメガ3脂肪酸を多く含むクルミを摂取すると、LDLコレステロールが低下するそうです。
また、1日の摂取量は40グラム=クルミ7個分で必要なオメガ3脂肪酸が摂れるそうです。
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【実験】1日7個のクルミ1週間食べ続けるとどうなる?
実験結果によると、悪玉コレステロールが、98mg/dl⇒82mg/dlで、約16.2%低下し、また、善玉コレステロールが90mg/dl⇒94mg/dlで、約4.4%増加しました。
つまり、この結果によれば、生活習慣病の予防になるそうです。
また、九州大学(2002年)の研究によれば、1日42gのクルミを4週間食べると、
総コレステロールは、男性3.8%低下、 女性4.9%低下
悪玉コレステロールは、男性8.9%低下 女性10.6%低下
という結果が出たそうです。
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