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指導者になった村主章枝の「伝えたいこと」https://t.co/KG5YioQJG9
”私は現役時代、5年くらい生理が止まっていました。心配した母から受診を勧められて婦人科にかかりましたが、ホルモン治療の副作用がひどく、競技どころではなくなってしまって。”
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) March 1, 2022
村主章枝さんは、生理不順を治すための服薬もできなかったので、鍼治療を取り入れたおかげか、3年かけてようやく生理が普通にくるようになったそうです。ただ、その後は女性ホルモンが増え、体型が丸みを帯びてきて、瞬発系の動きに対応するのが難しくなってきたそうです。https://t.co/KG5YioQJG9
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) March 1, 2022
「表現」(芸術性)に採点配分を変えることが問題解決につながる。
”年齢制限の引き上げを検討する声もありますが、私は採点方法を変えることが、ジャンプだけでないスケートの魅力を伝えていくことにもつながり、低年齢化問題の一助となるのではないかと思っています。”https://t.co/KG5YioQJG9
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) March 1, 2022
フィギュアスケートの村主章枝さんは現役時代5年ほど生理が止まっていたそうです。
ただ生理不順を治すための服薬ができず、3年かけてようやく生理がくるようになったそうですが、女性ホルモンが増えたことで、体型が丸みを帯びてきて、瞬発系の動きに対応するのが難しくなってそうです。
#フィギュアスケート #鈴木明子 さんは現役時代「拒食症(摂食障害)」に悩まされていた!|#仰天ニュースによれば、速くたくさん回転するには凹凸がなく、体の軸が細いほうが物理的に速く回れるため、胸やお尻といった女性らしい曲線が出てくると、高難度のジャンプを跳ぶのが難しくなってくるそうです。
村主さんや鈴木さんの話を聞くと、なぜフィギュアスケート界で低年齢の選手の活躍が目立つのかの意味が分かります。
この状況を改善するためには、一つはフィギュアの採点の方法が変わる必要があるのでしょうね。
健康的な体の方が魅力的な演技が見せられるということをベースにした採点に変われば、現在のような高難度のジャンプを飛ぶことができる選手が輝けるのではなく、また違った面の女子フィギュアのすばらしさを伝えていけるのではないでしょうか?
もう一つは、女性アスリートの健康についてもう一度見直す機会が必要です。
日本の女子中高生の8割超が無月経などに陥る「フィーメール・アスリート・トライアド(FAT)」のリスクを抱えている!|順天堂大学女性スポーツ研究センターによれば、日本の女子中高生の8割超が「フィーメール・アスリート・トライアド(FAT:運動量に対するエネルギー不足から、女性が無月経や骨粗しょう症などに陥る)」のリスクを抱えているそうです。
女子アスリートの5人に一人が疲労骨折を経験、「無月経」の状態の人も多いで紹介した女性アスリートを対象としたアンケート調査|日本産科婦人科学会によれば、次のような特徴があることがわかります。
●競技レベル別の無月経の頻度は、トップを目指して頑張る、全国・地方大会出場レベルのアスリートに、無月経が多い
●年齢別に見た疲労骨折の件数によれば、16~17 歳の件数が(全体の 40.2%)が最も多い
●競技系列別での無月経の頻度は、持久系(21.7%)と審美系(12.2%)が多い
●競技系列別での既往疲労骨折の頻度は、持久系で(49.1%)が高い
●BMI 低値群で無月経頻度や既往疲労骨折頻度が有意に高い
女性アスリートが陥る3つの障害は「栄養不足」「月経(月経不順や無月経)」「骨」で紹介した順天堂大学付属浦安病院の「女性アスリート外来」で婦人科を担当する窪麻由美さんと中尾聡子さんによれば、陸上選手は貧血症状で診察を受けたところ、月経不順や無月経と診断される人が多いそうです。
栄養不足とスポーツの成績との関係について他にも取り上げてきました。
例えば、血液中のフェリチン値が低い「貧血」と診断された選手は、入賞の可能性が低くなる|愛媛県体育協会によれば、血液中のフェリチン値が低い、貧血と診断された選手は、入賞の可能性が低くなるそうです。
高木美帆選手、貧血の症状として立ちくらみに悩まされたが食事の改善で体が変わってきた実感がある!|スピードスケートによれば、高木美帆選手は以前は貧血の症状として立ちくらみに悩まされることがあったそうですが、栄養面でのアドバイスを受け、食事やサプリメントをとるタイミングや量を調整したり、自炊の時には貧血に良いとされるシジミを味噌汁に入れるなどして体が変わってきている実感があるそうです。
男性アスリートでも、プロを目指すスポーツ選手になりたい子供たちは「栄養」について学びましょう!によれば、仙台の佐々木匠(18)選手は過度の練習と鉄分不足から貧血、低血圧の状態に陥り、練習に参加できないこともあったそうですが、どのように食事をとれば栄養になるのかなどの勉強をしたことで、アクシデントを乗り越えたそうです。
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このように、アスリートの健康に対するサポート(食事・栄養面を含めて)が上手くできていないことが原因でベストパフォーマンスを発揮できないケースが多々あるんですね。
だからこそ、アスリート自身だけでなく、コーチが少しでも食事・栄養を指導することができれば、よりよいパフォーマンスを発揮するサポートができるようになるはずです。