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【名医のthe太鼓判】コレステロール&中性脂肪SP|中山秀征(生姜の酢漬け・亜麻仁油・カメリナオイル)|石井明美(パクチー納豆・ニラサバ)

健康・美容チェック > コレステロール > 【名医のthe太鼓判】コレステロール&中性脂肪SP|香り野菜レシピ(パクチー納豆・ニラサバ)|生姜の酢漬け|亜麻仁油・カメリナオイル|5月21日

2018年5月21日放送の「名医のthe太鼓判!」のテーマは「あなたの血管が危ない!コレステロール中性脂肪改善SP(心筋梗塞脳梗塞動脈硬化を防ぐコレステロール&中性脂肪改善をするための食事とは!?)」です。

【出演者】

#渡部建 #山瀬まみ #児嶋一哉 #原西孝幸 #藤本敏史

【関連記事】

今回の重要なポイントは、動脈硬化の新しい指標の「Non-HDLコレステロール」!

「Non-HDLコレステロール」を知ることで動脈硬化対策をしましょう!




【目次】

■ハイヒール・モモコさんの場合|炭水化物の摂り過ぎ

ldlコレステロール(運搬役)とhdlコレステロール(回収役)

悪玉コレステロール 158mg/dL(基準値70-139)

コレステロール → 細胞膜やホルモンの材料

中性脂肪 → 体のエネルギー源

LDL(悪玉)コレステロール → 生命維持に必要なコレステロールを全身に運ぶ運搬役

HDL(善玉)コレステロール → 回収役

ハイヒール・モモコさんの場合は、炭水化物の食べ過ぎで悪玉コレステロールが増える一方で、重篤疾患のリスクが高い。

血中の中性脂肪を増やさないことや糖分をあまりとらない、アルコールを摂り過ぎない、動物性脂肪も摂り過ぎないというアドバイス。

また、2型糖尿病のリスクもあるので注意!

過度の炭水化物摂取は悪玉コレステロールが増える原因の一つ。

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■石井明美さんの場合|中性脂肪が高い

中性脂肪 348mg/dL(基準値50-149)

香り野菜(パクチー・ニラ・セロリ・クレソンなど香りの強い野菜)にはβカロテンやビタミンE、ビタミンCが豊富で、血管をケアしてくれる抗酸化作用の働きがある。

悪玉コレステロールは酸化すると、血管にこびりつき、プラークを作る。

抗酸化物質は悪玉コレステロールの酸化を防いでくれるため、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを減らすことが期待できる。

また、食物繊維は体内の余分なコレステロールの吸収を抑え、排泄を促す働きがある。

【中性脂肪・コレステロール改善生活】

  1. アルコールの量を減らす
  2. 運動
  3. 香り野菜の料理

■パクチー納豆

■ニラサバ

豆苗・ニラ・サバの水煮(中性脂肪を下げる効果があるDHA・EPAが多く含まれている。缶で密封されているため、栄養が失われず効果が高い)・にんにく・輪切りの唐辛子

  1. 輪切り唐辛子・にんにく・オリーブオイル・サバの水煮を入れ炒める。
  2. 醤油・ニラを加え、炒め、豆苗にかける

※豆苗もニラもβカロテンとビタミンEが豊富で、油を合わせていただいたほうが栄養の吸収率が上げられる。

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■中山秀征さんの場合|血管がパーフェクトである2つの理由

悪玉コレステロール 133mg/dL(基準値70-139)

善玉コレステロール 57mg/dL(基準値40-90)

中性脂肪 148mg/dL(基準値50-149)

全て基準値内

2つのポイント

1.オイル

亜麻仁油

オメガ3が悪玉コレステロールを下げる効果がある

→ 【ソレダメ】Αリノレン酸が豊富なえごま油や亜麻仁油は血流を改善して動脈硬化予防に役立つ|4月11日

→ 亜麻仁油の健康効果・効能とは?|コレステロール低減・抗アレルギー作用・血圧の低下効果

→ 中性脂肪を下げる食事・運動・サプリメント について詳しくはこちら

●カメリナオイル

コレステロールと中性脂肪を下げる

加熱しても成分が壊れないので、炒め物や揚げ物に最適

2.生姜の酢漬け

Day 120: Pickled Ginger

by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)

生姜は新陳代謝を高め、脂肪を燃焼させたり、善玉コレステロールを上げてくれる。

また、酢にもコレステロールを下げる効果がある。

→ 酢生姜の効果|中性脂肪抑制・血管若返り|酢しょうがの作り方・レシピ|#サタプラ

【材料】

  • 新生姜 400g
  • 酢 350㏄
  • 食塩 大さじ1
  • ハチミツ 大さじ1

【作り方】

  1. 人肌に温めたお酢に塩・ハチミツを溶かす
  2. 水洗いした新生姜を厚めに切り容器へ
  3. 漬け液を入れ、冷蔵庫で一日置けば食べごろ

※約1週間を目安位に食べきること。

新生姜の甘酢漬け(ガリ)の作り方・簡単レシピ【ばあちゃんの料理教室】

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■湯原昌幸さんの場合|耳たぶのシワと動脈硬化|Non-HDLコレステロール

動脈硬化が進むと耳たぶの毛細血管の流れが悪くなる。

すると、耳たぶにシワができやすくなる。

→ 耳たぶのシワが動脈硬化、狭心症・心筋梗塞のサインの可能性!?【名医のthe太鼓判】|5月21日

動脈硬化の新しい指標に「Non-HDLコレステロール」がある。

Non-HDLコレステロール=総コレステロールの数値-HDLコレステロールの数値

→ 「レムナント」と「Non-HDLコレステロール」とは?基準値・計算・対策|#ガッテン

コレステロールとは|コレステロール値を下げる食品・食事 について詳しくはこちら

悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら

■LiLiCoさんの場合|閉経と動脈硬化

なぜ閉経以降女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、高コレステロール血症の女性が急増するの?によれば、エストロゲンには、抗動脈硬化作用や抗酸化作用があるといわれており、エストロゲンが少なくなると、脂質の酸化度が上昇するそうです。

また、閉経期高血圧とは?予防する方法|閉経している女性は塩分をため込みやすくなる原因とは!?によれば、「閉経期高血圧(へいけいきこうけつあつ)」とは、閉経によって血圧に異常が出ることで、近年の研究で明らかになってきたそうです。







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年末年始(忘・新年会) コレステロールに注意しましょう!

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【目次】

年末年始はおいしいものが目白押しで、どうしても食べ過ぎてしまうことが多いですよね。

しかし、年末年始のごちそうの中には、コレステロールが高いものがあり、注意が必要なようです。

■年末年始のごちそうにはコレステロールが高いものが多い

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by Tatsuo Yamashita(画像:Creative Commons)

年末年始 コレステロールに注意(2008/12/20、産経新聞)

■カロリーと比例せず/イクラ・数の子…和食でも油断禁物

忘・新年会など外食が増え、家庭でもごちそうを食べることの多い年末年始。

肥満予防でカロリーに気を付けても、食事のコレステロール値を気にする人は少ない。

おいしい食事にはカロリーは高くなくてもコレステロールが高いものがあり、知らないうちに「脂質異常症」になる人も。

健康で長生きするためにも、この年末年始はごちそうを食べる前のコレステロールチェックをお忘れなく。

年末年始は日ごろからカロリーなどを気をつけている人も、どうしても食べ過ぎてしまうことが多くなってしまいます。

■コレステロールの摂り過ぎで脂質異常症にも

年末年始のごちそうの中には、コレステロールが高いものがあり、脂質異常症(高脂血症)になってしまう恐れがあるそうです。

脂質異常症は、血液中のコレステロールや中性脂肪など脂質の量に異常がある状態で、以前は「高脂血症」と呼ばれた。

放置すると、動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)など突然死の危険が高まる。

脂質異常症は以前は高脂血症と呼ばれていた病気。

またまだ高脂血症に比べてなじみがない病名ですが、脂質異常症をそのままにしておくと、動脈硬化となり、悪くなると、脳卒中心筋梗塞になることもあります。

脳卒中や心筋梗塞による突然死を防止するためにも、動脈硬化の主な原因である脂質異常症を予防・改善することが重要となります。

しかし、脂質異常症であっても自覚症状はほとんどなく、見た目でわかるわけでもないようです。

そのために、食生活の改善をしない人も多いようです。

異常を指摘されても「肥満ではないから大丈夫」「体調はどこも悪くないから平気」と、従来の食生活を続ける人は多い。

■日本人はコレステロール摂取量がアメリカ人より多い

また、日本人とアメリカ人を比べても、血液中のコレステロール値はアメリカ人とほぼ同じで、むしろコレステロールの摂取量は多いそうです。

大阪大大学院医学研究科の森下竜一教授(臨床遺伝子治療学)は「日本人は見た目では米国人のように太った人は少ないが、血液中のコレステロール値は米国人とほぼ同じ。

コレステロールの摂取量ではむしろ日本人の方が多いくらいだ」と指摘する。

健康に良いと思っている日本の食事もコレステロールの面でいえば、欧米の食事より注意が必要なようです。

森下教授によると、欧米の食事はカロリーは高いものの、コレステロールはそれほどでもない場合が多い。

例えば洋菓子のケーキは、日本の方が甘さ控えめで量も少なくヘルシーな感じがするが、実際は生クリームをたくさん使っているので、コレステロールが高くなることも。

また、日本人は霜降り肉を好むが、赤身に比べてコレステロールが多く、食べる量が少なくても多量のコレステロールを摂取することになる。

さらに、揚げた即席麺(めん)や電子レンジで再加熱した揚げ物には、質の悪いコレステロールが多く含まれており、LDL(悪玉)コレステロールを増やす原因になっている。

「食事は量だけでなく、質を考えることも必要」と森下教授は忠告する。

揚げた即席麺・電子レンジで再加熱した揚げ物には質の悪いコレステロールが多いとのことで、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増やす原因となっているとのこと。

食事の質について再度考える必要があるようです。

■コレステロールの多い食品

記事の中では、コレステロールの多い食品を紹介していました。

タラコやイクラ、数の子、子持ちシシャモなどの魚卵、アナゴやウナギ、シラス、メザシなどの魚はコレステロールが高い。

もちろんバターや卵、生クリームをたっぷり使った洋食や洋菓子、中でもケーキやプリン、アイスクリームは少量でもコレステロールが高いので注意が必要だ。

また、イカもコレステロールが多いが、コレステロール低下作用があるタウリンというアミノ酸を多く含むので、それほど気にしなくてもいい。

やはりおいしい食事にはコレステロールが高いものが多いということ。

あまり考えすぎてもいけませんが、健康を気にする方はぜひ頭の片隅にでも置いておいたほうがいいかもしれません。

 【年末年始の料理に潜むコレステロール値(ミリグラム)】
●クリスマス料理
チキン(120グラム)    168
イカリング(50グラム)   140
マヨディップ(20グラム)   12
ロールケーキ(120グラム) 187
チョコレート(10グラム)    2
シャンパン            0
ミニトマト            0
●おせち料理など
年越しそば1杯
(エビ天、かまぼこ入り)   53
もち               0
ニシンの昆布巻き(20グラム)  6
田作り(15グラム)      58
伊勢エビ(30グラム)     57
かまぼこ2切れ(30グラム)   5
栗きんとん            0
伊達巻き3切れ(60グラム) 180
数の子(25グラム)      92
イクラ(15グラム)      72
にぎり寿司マグロ赤身(15グラム)8
にぎり寿司マグロとろ(15グラム)8
にぎり寿司イカ(15グラム) 147
にぎり寿司コハダ(15グラム) 10
にぎり寿司カッパ巻き(15グラム)0
(栄養計算は蒲池准教授)

→ コレステロール値を下げる食品・食事 について詳しくはこちら

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら







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「油」が美容・ダイエットフード?オメガ3・オメガ6・オメガ9

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油についての知識を身につけることが、美容・ダイエットには欠かせません。

今回紹介する記事では、必須脂肪酸について詳しく説明されています。




【目次】

「オメガ-3」

Omega-3 krill oil capsules in blister pack

by Health Gauge(画像:Creative Commons)

「油」が美容・ダイエットフード!?徹底解明!美容にいい油とダメな油

(2011/4/6、googirl)

代謝アップ、美肌効果、脂肪肝動脈硬化の予防にもなる超優秀な脂肪酸。

青魚に含まれるDHA・EPAえごまに含まれるαリノレン酸は、オメガ3に分類される脂肪酸の代表格です。

肝臓で熱に変わりやすい油で、蓄積しにくいため太りにくいのも特徴!

だから、ダイエットと美肌を手に入れたい女の子にはぴったり!

細胞が正しく機能するためには不可欠な脂肪酸だから積極的に取り入れて!

サーモンやマグロなどの青魚、大豆製品やクルミ、ほうれん草やケール、えごま油、シソ油、亜麻仁油などの食品から摂れます。

オメガ3脂肪酸についてはこのブログでも何度もぜひ摂ってほしいものとして紹介しております。

→ オメガ3脂肪酸とは|オメガ3の効果・効能・ダイエット|オメガ3の多い食べ物・食品 について詳しくはこちら

島根県産えごま油|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう!
島根県産えごま油|オメガ3(αリノレン酸)を摂ろう!

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「オメガ-6」

実は、現代の食生活の中で「過剰」ともいわれるくらい摂ってしまっているのがこの脂肪酸。

とても大切な必須脂肪酸だけど、もちろん摂り過ぎた部分は身体に蓄積されてしまいます。

しかも、オメガ-3と違って、中性脂肪や血中コレステロールを増やしてしまうことも!

オメガ-6脂肪酸は、紅花油やひまわり油、コーン油、アーモンド油、ごま油、アボガド油、ピーナッツ油などに含まれています。

一見ヘルシーそうな植物性の油でも、現代人は取りすぎる傾向にあるか要注意!

オメガ-3などの油に切り替えていきましょう。

オメガ6脂肪酸は必須脂肪酸なのですが、オメガ3脂肪酸に比べると、過剰とも言われるくらい摂り過ぎています。

オメガ6を摂り過ぎてしまうと、中性脂肪やコレステロールを増やしてしまうことになってしまいます。

オメガ6を減らし、オメガ3を取り入れる生活に切り替えたいですね。

オメガ6脂肪酸|オメガ6の効果・効能・食べ物(オイル)




「オメガ-9」

アボガドやオリーブオイルにたくさん含まれていると言われているオメガ-9。

有名な「オレイン酸」はこのオメガ-9脂肪酸の代表格。

悪玉コレステロールを減らして、血液をサラサラにしたり、動脈硬化を予防してくれる効果が期待できます。

また、オレイン酸は腸の蠕動運動を活発にして、便のすべりをよくしてくれるから便秘の時にも積極的に取り入れたいですね。

また、オレイン酸は、肌をふっくらさせてくれる効果も!

オリーブオイルやアボガド、アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類にたくさん含まれているから、おなかがすいたときはナッツなどを食べるのがおすすめです。

オメガ9脂肪酸は悪玉コレステロールを減らして、動脈硬化を予防する硬化があるそうです。

■まとめ

油に関する正しい知識を持って、健康になりましょう!




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新型コロナウイルスが血栓を招き、脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性がある!?




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by Simon Clancy(画像:Creative Commons)

新型コロナで突然の脳梗塞、30~40代の患者で相次ぐ 米(2020/4/23、CNN)や30~40代の新型コロナ患者が脳梗塞に…しもやけ状になる「コロナのつま先」に注意!(2020/4/28、fnn)によれば、新型コロナウイルス感染者が、脳梗塞になる可能性があるそうです。

現在考えられるのは2つ。

一つは、新型コロナウイルスによるストレスや炎症が何らかのメカニズムで血液が固まりやすい状況を作り出すことで血液凝固を引き起こし、血栓を作り、脳梗塞を起こしたのではないか。

もう一つは、新型コロナウイルス自体が血管を傷つけることにより血栓ができ、脳梗塞を引き起こしているのではないか。

新型コロナウイルスは当初新型肺炎といわれていましたが、様々な症状を見てみると、血管の病気である一面もあるようです。

対策としては、30~40代の新型コロナ患者が脳梗塞に…しもやけ状になる「コロナのつま先」に注意!(2020/4/28、fnn)で紹介されているアメリカのマサチューセッツ総合病院の麻酔科医・市瀬史医師は肺炎など肺疾患の治療に使われていて、血管を広げ血を固まりにくくする効果がある一酸化窒素の吸入による臨床試験を行うなど手探りでの研究が行われています。

長期的な視点で私たちにできることといえば、食生活、運動、睡眠など生活習慣を見直すこと。

高血圧糖尿病、喫煙などといった元々動脈硬化を引き起こしやすくなる生活習慣病や習慣を持っている人はぜひ今の機会にもう一度生活習慣を見直してくださいね。







【参考リンク】

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腸内環境の改善によってアテローム性動脈硬化症の発症リスクを低減する可能性|協同乳業・京都府立医科大学

> 健康・美容チェック > 動脈硬化 > 腸内環境の改善によってアテローム性動脈硬化症の発症リスクを低減する可能性|協同乳業・京都府立医科大学




【目次】

■腸内環境の改善によってアテローム性動脈硬化症の発症リスクを低減する可能性|協同乳業・京都府立医科大学

Yoghourt

by Marie de Gouville(画像:Creative Commons)

腸内環境改善によりアテローム性動脈硬化症の発症リスクを低減する可能性~ビフィズス菌『LKM512』により糞便中のトリメチルアミン濃度の低減を確認~

(2017/8/7、協同乳業ニュースリリース)

協同乳業の松本光晴主幹研究員らと、京都府立医科大学・消化器内科学教室の内藤裕二准教授らのグループは、アテローム性動脈硬化症の発症リスクの高い動脈硬化予備軍(悪玉コレステロール値等が正常範囲上限域)を対象とした臨床試験を行なったところ、ビフィズス菌LKM512の摂取がアテローム性動脈硬化症の発症リスクを低減させる可能性があることを明らかにしました。

●アテローム性動脈硬化症とは?

ちなみに、アテローム性動脈硬化症とは、高血圧高血糖などの理由により血管内膜が傷つき、その隙間から血管内膜の下に入り込んだコレステロールが白血球の一種であるマクロファージに捕食され、その死骸が溜まり、アテローム(粥状の塊)と呼ばれる沈着物(血液中の脂肪、コレステロール、カルシウムおよびその他の物質)が動脈の内側に蓄積した状態で、血管のしなやかさが失った状態です。




■研究の背景

近年、アテローム性動脈硬化症の危険因子として腸内細菌が産生するトリメチルアミン(TMA)が注目されている。食事由来のコリン類から腸内細菌により産生されるTMAは体内に吸収され、肝臓内でトリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)となる。このTMAOがアテローム性動脈硬化症の進行に関与することが報告されている。従って、腸内細菌のTMA産生量の抑制はアテローム性動脈硬化症の予防や軽減に繋がると考えられる。

腸内細菌が作り出すトリメチルアミン(TMA)は、肝臓内でトリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)となり、アテローム性動脈硬化症の進行に関与するという報告があることから、腸内細菌のTMA産生量を抑制することがアテローム性動脈硬化症の予防につながるのではないかというのが研究の背景です。

■臨床試験の結果

悪玉コレステロール値等が正常範囲上限域の健常成人(動脈硬化予備軍)を対象に、ビフィズス菌LKM512或いはプラセボ注2を摂取する臨床試験を実施し、LKM512摂取群で以下の結果が得られた。

●アテローム性動脈硬化症の危険因子の前駆体であるトリメチルアミン(TMA)注3の糞便中濃度がプラセボ群より有意に低値になった(下図)。

●腸内のTMA産生菌が属するグループの相対存在比率がプラセボ群より有意に低値になった。

●肥満との関連が報告されている腸内細菌のFirmicutes門/Bacteroidetes門の比率がプラセボ群と比較し有意に低値で、痩身型の比率に近かった。

●肥満度の指標であるBMIの変化量に有意な差があり、プラセボ群は試験期間中に増加したのに対し(+0.22±0.09 )、 LKM512群では減少した(-0.26±0.17)。

●血清TNF-α注4の値が試験前と比較し有意に減少し、動脈硬化症の発症リスクが低減した可能性が示唆された。

LKM512摂取群とプラセボ摂取群の糞便中トリメチルアミン量とTMA産生菌の相対存在率
LKM512摂取群とプラセボ摂取群の糞便中トリメチルアミン量とTMA産生菌の相対存在率

参考画像:図1.LKM512摂取群とプラセボ摂取群の糞便中トリメチルアミン量とTMA産生菌の相対存在率|腸内環境改善によりアテローム性動脈硬化症の発症リスクを低減する可能性(2017/8/7、協同乳業ニュースリリース)|スクリーンショット

LKM512摂取が腸内菌叢に与える影響(摂取12週後)
LKM512摂取が腸内菌叢に与える影響(摂取12週後)

参考画像:図2 LKM512摂取が腸内菌叢に与える影響(摂取12週後)|腸内環境改善によりアテローム性動脈硬化症の発症リスクを低減する可能性(2017/8/7、協同乳業ニュースリリース)|スクリーンショット

LKM512摂取の動脈硬化関連マーカーへの影響
LKM512摂取の動脈硬化関連マーカーへの影響

参考画像:図3 LKM512摂取の動脈硬化関連マーカーへの影響|腸内環境改善によりアテローム性動脈硬化症の発症リスクを低減する可能性(2017/8/7、協同乳業ニュースリリース)|スクリーンショット

血中の悪玉コレステロール値等が基準値の上限付近にある動脈硬化予備軍の被験者27名から、食事制限を行なわず、ビフィズス菌LKM512粉末を毎日2包、12週間飲んでもらうグループと比較対象となるLKM512が入っていない粉末を飲むプラセボグループにわけて実験を行なったところ、LKM512グループは、プラセボグループより、便中のTMAが少なくなっていたことがわかりました。

また、腸内菌叢を調べると、LKM512グループは、このTMAを作ると考えられる菌のグループの比率が少なく、これが便中TMAが減った原因と考えられます。

その他にも、LKM512グループはBMIも減少し、動脈硬化症のマーカーの一つである炎症指標(TNA-α)が減少していたことからアテローム性動脈硬化症の予防に期待できるのではないかと考えられるそうです。

■まとめ

つまり、今回の研究によれば、ビフィズス菌LKM512を摂ると、アテローム性動脈硬化症の発症リスクを下げる可能性があることがわかったということですね。

今回の研究は予備的試験という位置づけであり、腸内環境の改善によってアテローム性動脈硬化症の予防ができるようになるということがわかるのかどうかは、規模を大きくした試験でどのような結果が得られるかが重要になってきます。

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら

→ 動脈硬化改善・予防に良い食事・食べ物・食品 について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 腸内環境の改善によってアテローム性動脈硬化症の発症リスクを低減する可能性|協同乳業・京都府立医科大学