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脂肪肝から肝機能障害への進行を防ぐたんぱく質「p62/SQSTM1」を発見|北大

Jet Propulsion Laboratory -- Wednesday morning 2/27/08

by Ray S(画像:Creative Commons)

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■脂肪肝から肝機能障害への進行を防ぐたんぱく質を発見ー北大

北大、脂肪肝の肝傷害発生機構と鍵を握る分子を特定することに成功

(2014/6/27、マイナビニュース)

今回、研究グループは、脂肪肝における外科的ストレス後の急性肝傷害・再生機能不全および非ストレス時の持続性肝傷害に関するメカニズムとその中心的な役割を果たす分子が「p62/SQSTM1」であることを特定することに成功したという。

今回の結果をうけて研究グループでは、脂肪肝における同分子の発現低下が、脂肪肝の急性傷害および再生・機能不全の主要な機構であるのみならず、持続性肝障害から慢性肝炎(NASH)を誘導し、さらには肝硬変・肝がんへの促進にも関与すると考えられるとコメントしている。

専門的すぎて理解ができませんでしたので、探してみたところ、こちらの記事がわかりやすく説明されていました。

肝障害の進行防ぐ=たんぱく質、マウスで発見—北大

(2014/6/25、WSJ)

北海道大学の尾崎倫孝教授らの研究グループは25日、悪化すれば肝硬変や肝臓がんに至る肝機能障害の進行を食い止めるたんぱく質を、マウスの実験で特定したと発表した。今後、人間の肝臓にも効果があるかどうか検証する。

研究グループは脂肪肝の細胞内で、たんぱく質「p62/SQSTM1」が減少すると、肝障害が進行することを発見。遺伝子操作でマウスの肝細胞内に、このたんぱく質を発現させたところ、肝障害の発生率が2割ほど下がった。

今回のニュースを簡単にまとめてみます。

脂肪肝の中には肝炎、特にNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)へと進行するものがありますが、そのメカニズムはわかっていなかったそうです。

今回の研究でわかったことは、「p62/SQSTM1」というたんぱく質が脂肪肝の細胞内で減少すると、悪化すれば肝硬変肝臓がんに至る肝機能障害へと進行するということがわかったそうです。

つまり、血液検査をすることで「p62/SQSTM1」を測定すれば、早期発見・早期治療につながるということですね。

ただ、現在はマウスによる実験段階で、今後は人間の肝臓にも効果があるか検証が必要です。

この研究が進めば、今後肝臓の病気になる人が減っていくことが期待されますので、頑張って欲しいですね。

→ 肝機能障害の症状・原因・食事・肝機能の数値 について詳しくはこちら







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春の味覚ホタルイカを食べて肝臓を健康に保ちましょう!

ホタルイカうまい

by yamauchi(画像:Creative Commons)




富山産ホタルイカが食べ頃=漁獲増で安く「おいしいよ」

(2014/4/19、時事通信)

春の味覚、富山県産のホタルイカの水揚げが上向き、手頃な値段で出回っている。

ホタルイカの水揚げは増加傾向にあるそうで、手頃な価格で手に入るそうです。

ところで、以前紹介した富山短大の実験結果によれば、ホタルイカの内蔵には脂肪肝を改善させる効果があることがわかったそうです。

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脂肪肝はアルコールを飲まない人でもなる可能性がある生活習慣病

そして、脂肪肝糖尿病動脈硬化肝炎肝硬変を引き起こす要因となる病気です。

ホタルイカで肝臓の病気が予防できるということで、なおかつ、せっかくの春の味覚ですから、この時期こそホタルイカを食べてみてはいかがでしょうか?







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「砂糖は1日25gまで。炭酸飲料1缶でアウト」|WHOが砂糖摂取量で新指針案




070:365 - 07/09/2012 - How Much Sugar?

by Shardayyy(画像:Creative Commons)

砂糖は1日25gまで…炭酸飲料1缶でアウト

(2014/3/7、読売新聞)

世界保健機関(WHO)は5日、砂糖の摂取量について、これまでの上限目標をさらに半分にする新指針案を発表した。

<中略>

これにより成人では、1日に摂取できる砂糖の適量がこれまでの「50グラムまで」から「25グラムまで」に減る。砂糖25グラムは紅茶用スプーン6~7杯。炭酸飲料1缶には砂糖が約40グラム含まれ、軽く超してしまう。

農林水産省の資料によると日本人1人当たりの砂糖消費は1日45グラム程度で、ほぼ半減しないと新指針案を満たせない。

2011年に、炭酸飲料は肥満のもと? NYソーダ戦争、市長VS業界という記事でニューヨークのブルームバーグ市長が「肥満の原因とされる砂糖入り炭酸飲料などの消費量を抑えて、医療費を抑制しよう」という試みを打ち出しましたが、今回は、WHOが砂糖摂取量の上限目標の指針案を発表しました。

これまでは「塩」の過剰摂取に関して、特に取り上げられてきた印象があります。

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今回こうした指針案が発表されることとなったのは、体重の増加による肥満の数が増加傾向にあることや虫歯など健康上のリスクを防ぐためなのだそうです。

「1日の糖類摂取はティースプーン6杯まで」、WHOが指針案

(2014/3/7、ロイター)

WHOのディレクター、フランチェスコ・ブランカ氏は「現在、肥満の数は世界で5億人となっており、あらゆる年齢層で増加傾向にある。特に中低所得層で顕著だ」と指摘した。

世界全体で肥満の数は増加しており、また肥満は、糖尿病脂肪肝高血圧などの生活習慣病だけでなく、脳卒中、心疾患、そして腰痛などのケガの原因になっています。

そして、医療費もそれに合わせて増加しています。

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こうした流れの中で、砂糖の摂取量の上限目標を提案したのだと思います。

 

■砂糖の摂取を気をつけるべきもう一つの理由

糖化・AGEsを知ってアンチエイジング・病気予防でも紹介しましたが、糖化は、私たちの体内にある大切なたんぱく質と、食事によって摂取した「糖」とが結びつくことで、糖化したたんぱく質が生成され、体内に蓄積してしまうことにより、老化を促進するだけでなく、肌のシミシワたるみだけでなく、骨、血管、脳にも影響を与えるそうです。







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アメリカの2〜5歳の子供の肥満率が低下している

What's so funny?

by Juhan Sonin(画像:Creative Commons)

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子供の肥満率低下=米大統領夫人も「感激」

(2014/2/26、時事ドットコム)

米疾病対策センター(CDC)は25日、米国の2~5歳の子供の肥満率が2004年の14%から、12年には8%まで下がったと発表した。

アメリカの2歳から5歳の子供の肥満率が下がっているそうです。

子供の肥満対策に力を入れているオバマ大統領のミシェル夫人は「感激した。健康的な食習慣が普通になりつつある」と評価した。

ミシェル・オバマ大統領夫人が推奨する「ダイエット・プロジェクト」とはによれば、肥満問題の解決に当たるために、ミシェル・オバマ夫人が推進役となって始まったのが「レッツ・ムーブ」プロジェクト。

「レッツ・ムーブ」プロジェクトとは、2010年から今後10年間にわたり、毎年10億ドルの予算を拠出して、肥満問題の解決にあたるというもの。

今回のニュースはその成果の現れの一端といえることから、ミシェル・オバマ夫人も感動しているというコメントを出したようです。

ところで、子供の肥満率が減少した理由として考えられるのは、何なのでしょうか。

CDCは、理由は明確ではないとしながらも、食生活の改善や運動、糖分の多い飲料を控える傾向などが寄与しているとの見方を示した。

2歳から5歳は両親が食事をコントロールできる年齢ですので、この時期にしっかりとした食習慣を作るというのは大事なことだと思います。

ただ、今回の記事で気になっているのは、以下の点です。

ただ、2歳から19歳まで含めた肥満率や、成人の肥満率には大きな変化は見られないという。

食事のコントロールをしやすい年代以外では肥満率に大きな変化は見られないということから、まだまだアメリカ全体のライフスタイルには変化はないといえそうです。

米国の医療費を圧迫する肥満問題、ライフスタイルを変える必要あり(2009年)で紹介した米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)によれば、現在「太りすぎ」または「肥満」の国民は大人の3分の2、子どもでは約5人に1人にのぼっているそうで、肥満率の上昇は米国国民の医療費も圧迫しているそうです。

肥満によって、糖尿病脂肪肝高血圧などの生活習慣病だけでなく、脳卒中、心疾患、そして腰痛などのケガの原因になっているようです。

どうやれば肥満を解消することが出来るのか、良い習慣を作る方法を考える機会を作る必要があるのではないでしょうか。







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ホタルイカが脂肪肝に効く-富山短大教授ら 実験結果発表

boild firefly squids

by yoppy(画像:Creative Commons)

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ホタルイカ脂肪肝に効く 富山短大教授ら 実験結果発表

(2013/12/1、中日新聞)

富山湾特産のホタルイカで人の肝臓脂質を低下させる効果が高い可能性が、富山短大(富山市)食物栄養学科の竹内弘幸教授(食品栄養学)らの実験で分かった。三十日にあった同短大創立五十周年記念の公開講座で、竹内教授が発表した。人での実験は今回が初めて。これまでの動物実験で、ホタルイカの内臓に脂肪肝を改善させる効果があることを実証している。

以前紹介した記事(ホタルイカで脂肪肝改善)はラットによる実験でしたが、今回は人での実験で、ホタルイカが脂肪肝を改善させる効果があることがわかったそうです。

ホタルイカによる肝臓脂質低下作用は、ホタルイカの内臓に含まれる成分によるものという可能性が高いそうです。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

ホタルイカの健康機能について(2015/1/9、富山短期大学食物栄養学科竹内弘幸)によれば、ホタルイカを摂取することで、肝臓脂質の合成が減少し、肝臓の中性脂肪が減少し、脂肪肝の改善につながるという仮説が立てられています。

脂肪肝の男性6名(軽度3名、中度2名、重度1名)に普段の食生活の中で一日40gのホタルイカを4週間摂取してもらった実験によれば、6名中3名(軽度1名、中度1名、重度1名)に脂肪肝の改善が認められたそうです。

今回の実験結果は小規模なため「ホタルイカに脂肪肝を改善する効果がある」とは言い切れるものではありませんが、旬の時期にホタルイカを食べようというのは、おいしいものを食べるうえでも、健康のためにもよいといえるのではないでしょうか。

肝臓に脂質が過剰にたまる脂肪肝の予備軍は、国内で一千万人超。脂肪肝は糖尿病や動脈硬化を引き起こす要因となり、肝炎や肝硬変にもつながることが懸念されている。

脂肪肝はアルコールを飲まない人でもなる可能性がある生活習慣病

そして、脂肪肝は糖尿病動脈硬化肝炎肝硬変を引き起こす要因となる病気。

脂肪肝で悩む人を減らすためにも、こうした研究が進むといいですね。







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