慢性腎臓病によい生活習慣
●腎臓を守るためは、腎臓に負担となる原因を解消することです。
腎臓に負担をかける原因は、メタボ、肥満、糖尿病などです。
腎臓に負担をかける原因のメタボ・肥満を解消するには、食生活の改善と運動によるダイエットが必要となってきます。
●飲みすぎ・食べ過ぎなどを予防
●肉料理・塩分の高い食事を控える。
*塩分の取りすぎ→高血圧→糸球体が傷つく→腎機能低下
*1日の推奨塩分量は10g以下だといわれています。
●肥満の人は腎臓疾患を抱えていることが多いのですが、不適切な方法でダイエットを行うと、さらに悪化するようです。
腎臓病を抱えている人のダイエットは、低たんぱく・低カロリー食+適度な運動が最適。
●適度な運動
慢性腎臓病患者では以前は安静が必要だと考えられていましたが、適度な運動が必要なことが分かったそうです。
運動をすることにより、体力がついて疲れにくくなったり、脳卒中や心筋梗塞などが予防できることで生命予後が延びたり、腎臓の働きが改善し、透析療法を始める時期を先延ばしするにすることができるそうです。
慢性腎臓病の運動療法としては、有酸素運動と筋トレ(スクワットなど)がすすめられています。
ただ、心不全や狭心症などの心臓病で症状が安定しない人や血圧が高い人、血糖値が高い人、極端な肥満の人は運動は原則禁止であり、また、腎機能の低下が著しい人、足にむくみがある人は運動に注意が必要です。
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・【ガッテン】腎臓病の治療法が変わる!慢性腎臓病患者には有酸素運動と筋トレに効果あり!|1月30日
●健診でしっかりと自分の体の状態を知り、食生活の改善を行なう。
→腎臓の数値|尿たんぱく・クレアチニン・糸球体ろ過量(eGFR)について詳しくはこちら
腎臓の病気になる前にきちんとした食事・生活習慣を心がけましょう。
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