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アスタキサンチンを摂取すると赤血球膜中の濃度が高まる|膜の酸化を抑えアルツハイマー病予防の可能性も|東北大

Japanese New Years Cuisine (Salmon Roe)

by Adam Chamness(画像:Creative Commons)

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アスタキサンチンが赤血球膜に移行 膜の酸化を抑えアルツハイマー病予防の可能性も

(2009/2/18、日経ヘルス)

アスタキサンチンを摂取すると、赤血球膜中の濃度が高まることが東北大学大学院農学研究科の宮澤陽夫教授らの研究でわかった。

宮澤教授の別の研究で、アルツハイマー病の人の赤血球膜では酸化されたリン脂質が多いことがわかっており、アスタキサンチンの摂取により赤血球膜の酸化を防ぎ赤血球の機能を正常に保つことで、アルツハイマー病の予防にも何らかの機能を持つことが期待される。

東北大学大学院農学研究科の宮澤陽夫教授らの研究によれば、アスタキサンチンを摂取すると、赤血球膜中の濃度が高まるそうです。

アスタキサンチンを摂取したことによって、赤血球膜の酸化を防ぎ、赤血球の機能を正常に保つことで、アルツハイマー病の予防にも期待ができるそうです。

今後の研究に注目したいですね。

アスタキサンチンには様々な効果があることが期待されており、研究がすすめられています。

アスタキサンチンはリコピンやβカロテン、ルテインなどと同じ色素成分で、カロテノイドの一種。

自然界では、サケやイクラ、エビ、カニ、オキアミなどに多く含まれる。

強力な抗酸化作用が特徴の一つで、一重項酸素の持つエネルギーを受け取り、安定した三重項酸素にする。

その作用はビタミンCの90倍、ビタミンEの25倍ともいわれる。

また、抗炎症作用やメタボリックシンドロームの改善作用、脳の認知行動能力の向上作用など、幅広い機能があることも知られている。

アスタキサンチンに今後も注目していきたいと思います。

→ アスタキサンチンの健康効果 について詳しくはこちら







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HIV感染、6年連続最多=50代以上で2割増|厚労省

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by Antti T. Nissinen(画像:Creative Commons)




HIV感染、6年連続最多=50代以上で2割増-厚労省

(2009/2/18、時事通信)

2008年の1年間に国内で新たに報告されたHIV感染者は1113人、発症患者は432人で、いずれも過去最多だったことが18日、厚生労働省のまとめで分かった。両者の合計は1545人(男性1442人、女性103人)となり、発症患者数以外は6年連続で最多を更新した。

国内のHIV感染者が6年連続で最多を更新したそうです。

HIVを予防するためのキャンペーンなども積極的に行われているイメージがあるのですが、なぜ増加しているのでしょうか。

その点を解明する必要がありそうです。







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リエゾン治療・認知行動療法による腰痛治療|たけしの本当は怖い家庭の医学

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■リエゾン治療・認知行動療法による腰痛治療|たけしの本当は怖い家庭の医学

Stress

by fotologic(画像:Creative Commons)

2009年2月17日放送の最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学では、『腰痛の隠れた本当の原因を徹底解明!完全対処法スペシャル』がテーマでした。

今回の番組で紹介された腰痛は、ストレスが原因の腰痛を取り上げていました。

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では、この「非特異的腰痛」をどのようにして治療しているのでしょうか。

番組では、福島県立医科大学付属病院の例で紹介していました。

年間、1万人もの腰痛患者が訪れる福島県立医科大学附属病院。

ここでは、ストレスが腰痛の大きな原因となっている患者に対し、日本初という画期的な治療を行っています。

それが、「リエゾン治療」。

「リエゾン」とは、フランス語で「連携」という意味。

文字通り、これは整形外科と心身医療科が連携し、体と心、二つの面から腰痛を治す治療法なのです。

福島県立医科大学付属病院では腰痛を心と体という2つの側面から診て治療する方法(リエゾン治療)に取り組んでいるそうです。

具体的には整形外科では痛みを和らげる治療や、リハビリ療法で筋力の回復を図っていき、その一方で、心身医療科では腰痛の原因であるストレスを軽減するために、ある心理療法が用いられています。

それが「認知行動療法」。

認知行動療法とは、物事の受け止め方・認知を変えることで、対処の仕方・行動を変え、心理的ストレスを軽減する治療法。

整形外科

→ 痛みを和らげる治療・筋力回復のためのリハビリ療法で腰痛治療

心身医療科

→ 物事の受け止め方を変えることで、対処の仕方・行動を変え、心理的ストレスを軽減する治療法である認知行動療法で腰痛治療

認知行動療法の例として、リハビリカレンダー作戦を紹介していました。

リハビリ・カレンダー作戦とは、リハビリの目標を1週間ごとに細かくたてていき、達成出来た日は、印をつけるというものです。

ポイントは目標を「歩く」ことに置かず、まずはその前提となる「しっかり立つこと」に下げさせたこと。

目標を高くするのではなく、目標を小刻みにできる内容に変えて、毎日チェックすることで達成感を積み重ねてもらおうと思ったのです。

高い目標をたてると、挫折してしまう人もいると思います。

そこで、一つづつ階段を上るように、ちょっとずつ目標を達成し、小さな達成感・満足感を積み重ねることで、物事の受け止め方・行動を変えていくという方法としてリハビリカレンダーを考えたようです。

この方法は、ストレス社会といわれる現代社会にとっては、うまく活用していきたい方法だと思いました。




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【花粉症薬の落とし穴】知らず知らずに集中力や判断力、作業能率が低下してしまう「インペアード・パフォーマンス」とは?

Sneeze

by Hermann Kaser(画像:Creative Commons)

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花粉症薬の落とし穴 眠気だけでなかった… 思わぬ“脳力”低下

(2009/2/10、東京新聞)

花粉症のシーズンがやってきた。

くしゃみ、鼻水、鼻づまり。

アレルギー症状に苦しむ人は多く、ドラッグストアの店頭には花粉症対策の薬が並ぶ。

だが、よく使われる抗ヒスタミン薬は効果が高い一方、眠気だけでなく気付かぬうちに集中力や判断力の低下をまねき、仕事や勉強に影響することがある。

花粉症治療の落とし穴とは-。

花粉症対策薬に使われる抗ヒスタミン薬は、眠気だけでなく気付かぬうちに集中力や判断力の低下をまねき、仕事や勉強に影響することがあるそうです。

ではまず、なぜ、抗ヒスタミン薬がよくつかわれるのでしょうか。

花粉症などのアレルギー性鼻炎は、鼻の粘膜にアレルギーの原因になる異物が接触、ヒスタミンが過剰に分泌されることで起きる。

ヒスタミンの働きを抑えるために抗ヒスタミン薬が使用されるというわけですね。

抗ヒスタミン薬の副作用とはいったんどういうものなのでしょうか。

東北大大学院教授(医学系研究科機能薬理学分野)の谷内一彦さんは「抗ヒスタミン薬は一九四〇年代につくられたが、いい薬で即効性が高い。

ただ、鼻の粘膜だけでなく脳の方にも効いてしまう。

脳を活発にする脳内ヒスタミンの働きを抑制し、脳の働きを低下させる」と話す。

抗ヒスタミン薬には効果が高い一方、鼻の粘膜だけでなく、脳にも効果があるため、脳の働きが低下してしまうというわけです。

そのために、眠くなったり、だるさを感じたりするというわけですね。

しかし、気をつけたいのはそれだけではないようなのです。

だが、気を付けたいのは、こうした自覚症状がなく知らず知らずに集中力や判断力、作業能率が低下する「インペアード・パフォーマンス」だと、谷内さんは指摘する。

インペアードは「正常な機能が損なわれた」の意味で、インペアード・パフォーマンスは「気付きにくい能力ダウン」。

本人だけでなく周囲も気付きにくい。

知らず知らずのうちに、集中力や判断力、作業能率が低下する「インペアード・パフォーマンス」という言葉があるそうですが、抗ヒスタミン薬による「インペアード・パフォーマンス」によって、車や飛行機の運転、仕事、スポーツ、勉強などに影響をもたらす恐れがあるようです。

また、花粉症による労働生産性への影響は大きいそうです。

プロジェクトメンバーで、花粉症治療と労働生産性への影響について研究した小林慎さんは「スギ花粉症に悩む人の割合はこの十年で一・六倍に増え、三・七人に一人が花粉症患者。

労働生産性低下による損失額は約二千四百億円になる」と説明。

「抗ヒスタミン薬服用による労働災害発生のリスクは、抗うつ薬や麻酔性の成分を含む薬より高い」と指摘する。

花粉症が国の経済に与える影響が大きくなっており、今後は国家プロジェクトとして花粉症対策を行う必要がありそうですね。

適切な花粉症対策を行うためにも、ぜひ専門医に診てもらうようにしましょう。

→ 花粉症の症状(目・鼻・のど)・対策 について詳しくはこちら

→ 秋の花粉症|9月・10月に目がかゆい・鼻水が出るなどの症状 について詳しくはこちら

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iPS細胞で心筋梗塞改善=マウス使った実験で確認|阪大

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by US Army Africa(画像:Creative Commons)

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■iPS細胞で心筋梗塞改善=マウス使った実験で確認

iPS細胞で心筋梗塞改善=マウス使った実験で確認-阪大

(2009/2/14、時事通信)

新たな万能細胞と期待される人工多能性幹(iPS)細胞を使い、マウスの心筋梗塞(こうそく)の病状を改善することに大阪大医学系研究科の澤芳樹教授と三木健嗣研究員らが世界で初めて成功した。

3月5日から東京で開催される日本再生医療学会総会で発表する。

大阪大医学系研究科の澤芳樹教授と三木健嗣研究員らのチームが行なったマウスの実験によれば、iPS細胞を使い、心筋梗塞の改善に成功したそうです。

今後の研究に注目が集まりそうです。

→ 心筋梗塞・急性心筋梗塞とは|心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら







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