「大腸がん」カテゴリーアーカイブ

大腸ポリープの手術内容・大腸内視鏡検査・大腸ポリープ切除後の食事の注意点|大腸ポリープ手術を受けた患者さんにインタビュー

健康・美容チェック > 胃腸の病気 > 大腸ポリープ手術までの経緯・手術内容・大腸内視鏡検査・大腸ポリープ切除後の食事|大腸ポリープ手術を受けた患者さんにインタビュー 

大腸ポリープ手術を受けた患者さんをインタビューすることができましたので、ご紹介したいと思います。




【目次】

■手術に至ったきっかけ

私が検査を受けるきっかけとなったのは、おなかの膨満感でした。

【関連記事】

常におなかが張っていて、苦しく、あまりご飯も食べることができませんでした。

これまでは数日すると収まっていたのですが、あまりにも長い間膨満感が続いていたので、検査を受けることにしたのです。

検査を受けてわかったのが、胆石と軽度の脂肪肝でした。

しかし、膨満感の原因はわからないまま。

そこで、胃と大腸を調べることになりました。

胃カメラと内視鏡(大腸内視鏡検査)で調べてみたところ、胃はきれいなものでしたが、大腸にポリープが3つ見つかりました。

医師との相談の中で、一つは巨大なポリープであり、手術後の出血が予想されるため、後日大きな病院で手術することになり、残りの2つは小さいので、その病院で手術することとなりました。

■手術内容

手術方法は、内視鏡で見ながら、ワイヤーでポリープ部分をつかみ、電気で焼き切り、クリップで手術箇所をつまむという方法でした。

手術時間は30分。

手術時間は短かったのですが、一番大変だったことは、手術を受けるには、下剤を飲んで大腸にある便をすべて出し切ることでした。

■手術後

手術を含めての入院期間は2泊3日。

入院期間中はもちろん食事は一切なく、点滴を受けていました。(塩あめをなめることはOKでした)

出血しやすいのは、手術当日と翌日だということで、部屋で安静にしていました。

■大腸ポリープ切除後の生活の注意事項

・禁酒すること

・重たいものを持たないこと(出血するおそれがあるため)

・入浴は禁止(シャワーは可)

・長距離運転、遠出はできない

・一週間をかけて普通食に戻す

■大腸ポリープ切除後の食事

今回大腸ポリープ切除手術を受けた方の病院では以下のような食事をするようにアドバイスをされたそうです。

【手術後2-3日】

  • 流動食(おもゆ、スープ等)

【手術後4-5日】

  • やわらかいおかゆ
  • 食パン(耳を取りやわらかいところだけ)
  • 味噌汁(豆腐のみ)
  • ヨーグルト
  • バナナ
  • 茶わん蒸し(具なし)

【手術後6-7日】

  • おかゆ
  • 煮物
  • 煮魚
  • やわらかいもの

【手術後8日】

  • 普通食

■最後に

今回感じたのは医師と患者との信頼関係です。

患者を安心させる医師だと患者も安心できますが、患者を心配させる医師だと患者も不安になります。

今回私が巡り合ったのは幸いにも前者の患者を安心させる医師でした。

ですから、同じ医師という立場でも、自分との相性があると思いますので、そういう医師に手術してもらうというのは重要なことだと感じました。

そして、一つ後悔があるのは4-5年前に同じような膨満感で病院に行った際に、一度大腸の検査を受けたほうがいいといわれていたのですが、その時は受けなかったこと。

早めに受けていればよかったと感じています。

早期発見・早期治療が健康のために重要だなと改めて感じました。

【関連記事】




■手術から3年後の大腸検査|検査前の食事・検査当日・検査結果

【追記(2017/11/14)】

2014年の手術以来久々に大腸検査を受けた方にインタビューができました。

■数日前から寝る前に薬(センノシド:便秘症の治療に主に用いられているそうです)を飲み始めます。

■検査の前日には検査前の食事に切り替えました。

スポーツ飲料を気掛けて飲む。

【主食】

  • おかゆ
  • 素うどん
  • パン(菓子パン以外)
    OK バター・マーガリン・マヨネーズ・ハチミツ
    NG ジャム

【副食】

  • 豆腐
  • 半熟卵
  • ポテトサラダ(生野菜抜き)
  • 具のない味噌汁
  • コンソメスープ
  • 白身魚の煮つけ
  • 刺身

【飲み物】

  • お茶
  • 紅茶
  • ウーロン茶
  • 粒なしジュース
  • スポーツドリンク
  • 牛乳

【おやつ】

  • プリン
  • ヨーグルト
  • ゼリー(果肉抜き)
  • バナナ🍌OK
  • ビスケット

【飲食してはだめなもの】

  • ごはん
  • 野菜
  • 肉類
  • トウモロコシ
  • 豆類
  • 果物
  • きのこ
  • こんにゃく
  • 海藻類
  • コーヒー(回数を減らす)

■検査当日

当日の朝からは大腸の中のものをすべて出すために、経口腸管洗浄剤モビプレップを服用。

■検査結果

今回の大腸検査では、小さなポリープが見つかったものの、小さすぎて(2mm)切除できないのでそのままにしておくということになりました。

新しい発見は、ポリープは小さすぎると取り除くことがかえって難しく、間違えると正常な組織を傷つけてしまうため、手術できないことがある、ということですね。

大腸がんのリスクファクター|国立がん研究センター

大腸がんの大部分は腺腫性ポリープから発生するが,一方,ほとんどの腺腫性ポリープは良性であり,がん化するのは一部である.ポリープの大きさが大きければ大きいほど大腸がんになるリスクが高くなる.また,ポリープのできやすい人は,大腸がんになるリスクが高い.

ポリープの大きさが大きいほど大腸がんになるリスクが高くなり、また、ポリープの出来やすい人は大腸がんになるリスクが高いことから、大腸ポリープをいかに小さく、またできにくくするかは大腸がん予防の一つのアプローチといえます。







■大腸ポリープを予防する方法

続きを読む 大腸ポリープの手術内容・大腸内視鏡検査・大腸ポリープ切除後の食事の注意点|大腸ポリープ手術を受けた患者さんにインタビュー

糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、膵臓がんは1.85倍も高い

健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、膵臓がんは1.85倍も高い




【目次】

■糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、膵臓がんは1.85倍も高い

Diabetes

by Fotos GOVBA(画像:Creative Commons)

なぜ糖尿病の人は「がん」になりやすいのか?

(2015/2/18、プレジデント社)

「日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べて1.2倍がんになりやすく、特に、大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高い」。船橋市立医療センター代謝内科部長の岩岡秀明さんは、そう指摘する。

まとめます。

  • 糖尿病の人はそうでない人に比べて、1.2倍がんになりやすい
  • 糖尿病の人はそうでない人に比べて、大腸がんになるリスクは1.4倍
  • 糖尿病の人はそうでない人に比べて、肝臓ガンになるリスクは1.97倍
  • 糖尿病の人はそうでない人に比べて、膵臓がんになるリスクは1.85倍

記事によれば、糖尿病の人がなぜがんになりやすいのかについてのメカニズムははっきりとわかっていないそうですが、インスリンは細胞を成長させ増殖させるホルモンなので、インスリンが増えると細胞のがん化につながるのではないか、また高血糖による炎症ががんを招いているのではないか、などが考えられるようです。

ただ、膵臓がんに関しては、膵臓はインスリンを分泌する臓器であり、糖尿病の人が膵臓がんになりやすいとは考えやすいですよね。

すい臓がんやその治療によってインスリンが不足したり出なくなったりして糖尿病になる場合もあり、糖尿病の陰にすい臓がんが隠れていることもあります。

膵臓がんはほとんど自覚症状がなく、また発見するのが難しい病気ですので、糖尿病または糖尿病予備軍と診断された場合には、その点をチェックしていただくとよいかもしれません。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら







■糖尿病の予防

亜鉛

糖尿病の人はインスリンの作用が十分でないため、細胞が十分な量のブドウ糖を血液中から取り込むことができません。

その結果、体のエネルギーが不足し、疲れやすくなります。

すい臓でインスリンを作る際には、亜鉛が欠かせません。

亜鉛にはインスリンの働きを持続させる働きもあります。

→ 亜鉛を含む食品 についてはこちら

【関連記事】

亜鉛サプリ通販

タウリン

タウリンには、すい臓機能を高め、インスリンの分泌を良くする働きがあると言われ、糖尿病の予防に良いとされています。

マグネシウムとタウリンを多く摂取している人は、高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満が少ないそうです。

タウリンを含む食品 についてはこちら

【関連記事】

タウリンサプリ通販

イヌリン

菊いも茶(3g×10パック)【長崎県産有機菊芋使用】【機能性表示食品】【送料無料】【産直便】

菊いも茶(3g×10パック)【長崎県産有機菊芋使用】【機能性表示食品(血糖値の上昇を抑える)】【送料無料】【産直便】 2,435円(税込)

【糖尿病の症状】
続きを読む 糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、膵臓がんは1.85倍も高い

厚労省が初の「飲酒ガイドライン」/ビール一杯で大腸がんリスクが高くなる/生活習慣病のリスクを高める飲酒量はどれくらい?/純アルコール量を計算する方法




Beer sampler

by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)

厚生労働省が初めてとりまとめた「飲酒に関するガイドライン」が話題になっていますので、チェックしてみました。

■生活習慣病のリスクを高める飲酒量はどれくらい?

「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」=「1日当たりの純アルコール摂取量が男性 40g以上、女性 20g以上」

純アルコール摂取量を目安に自分に合った飲酒量を決めることが大切になるのですが、この純アルコール量はどのように見ればよいのでしょうか?

■飲酒量(純アルコール量)を知る方法

お酒に含まれる純アルコール量は「グラム(g)=お酒の量(ml)×アルコール度数(%)÷100×0.8(アルコールの比重)」で表すことができます。

例)ビール 500ml(5%)の場合の純アルコール量は、500ml×0.05×0.8=20gとなります。

■飲酒の年齢・性別・体質の違いによる影響

1)年齢の違いによる影響
高齢者は若い時と比べて、体内の水分量の減少などによって同じ量のアルコールでも酔いやすくなり、飲酒量が一定量を超えると認知症の発症の可能性が高まります。

2)性別の違いによる影響
女性は、男性と比較して体内の水分量が少なく、また分解できるアルコール量も男性に比べて少ないこと、エストロゲン(女性ホルモンの一種)の働きにより、アルコールの影響を受けやすいこと、女性は、男性に比べて少ない量かつ短い期間での飲酒でアルコール性肝硬変になる場合があるなどの違いがあります。

3)体質の違いによる影響
アルコールを分解する体内の分解酵素の働きの強さがあるため、個人差があります。

■毎日ビール1杯以上飲み続けると、大腸がんの発症リスクが高まる!

大腸がんの場合は、1 日当たり約 20g程度(週 150gグラム)以上の量の飲酒を続けると発症の可能性が上がる等の結果を示した研究があります。

大腸がん予防方法・大腸がんの危険度チェックによれば、大腸がんのリスク要因として最もリスクが高いのは飲酒。

飲酒による大腸がんのリスクは一日に日本酒を1合⇒1.4倍、2合⇒2.0倍、3合⇒2.2倍、4合⇒約3倍となっているそうです。

飲酒と大腸がんリスク|科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究|国立がん研究センター

男性では、23-45.9g/日、46-68.9g/日、69-91.9g/日、92g以上/日のグループでまったく飲まないグループよりもそれぞれ1.4倍、2.0倍、2.2倍、3.0倍と、量が増えるほどリスクが高くなりました。1日のアルコール摂取量が15g増えるごとに、大腸がんリスクが約10%増えると推定されます。部位別には、結腸がんでも直腸がんでも同様の傾向が見られました。

女性では、23g以上/日のグループでまったく飲まないグループよりも大腸がんリスクは1.6倍、結腸がんリスクは1.7倍、直腸がんリスクは2.4倍高いという結果でした。男性と同様に、1日のアルコール摂取量が15g増えるごとに、大腸がんリスクが約10%増えると推定されます。

国立がん研究センターによれば、アルコールの摂取量が増えれば増えるほど大腸がんのリスクが増えるという結果が出ています。

また、高血圧や男性の食道がん、女性の出血性脳卒中などの場合は、たとえ少量であっても飲酒自体が発症リスクを上げてしまいます。

飲酒はがんの原因なのか?|肝臓がん・大腸がん・食道がん・乳癌(閉経後)・口腔がんのリスクが高くなるによれば、最近の国際的な評価では、アルコールが直接触れる消化管(口腔・咽頭・喉頭・食道)、アルコールを代謝する肝臓、そして女性ホルモンの影響が大きい乳房のがん、大腸がんのリスクが確実に高くなるとされています。

また、日本におけるアルコールによるがんのリスクは、2008年7月現在、肝臓、食道、大腸については「確実」と判定されています。

【関連記事】

→ 大腸がんの症状(初期症状)チェック・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 大腸がんリスクチェック について詳しくはこちら







大腸がんの患者が、オメガ3脂肪酸を大量に摂取すると、生存率が高まる可能性がある|研究【論文・エビデンス】

> 健康・美容チェック > 大腸がんオメガ3 > 大腸がんの患者が、オメガ3脂肪酸を大量に摂取すると、生存率が高まる可能性がある|研究




■大腸がんの患者が、オメガ3脂肪酸を大量に摂取すると、生存率が高まる可能性がある|研究

Omega-3 krill oil capsules in blister pack

by Health Gauge(画像:Creative Commons)

オメガ3脂肪酸、大腸がん患者の生存率改善に寄与か 研究

(2016/7/20、AFP)

英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)の消化器病学専門誌「ガット(Gut)」に発表された研究結果によると、診断後のオメガ3脂肪酸の摂取量が1日当たり0.1グラム未満の患者に比べて、同0.3グラム摂取した人では、死亡リスクが41%低かった。

米国の17万人以上のデータを基に行われた研究によれば、大腸がんの患者が、オメガ3脂肪酸を大量に摂取すると、生存率が高まる可能性があるとの研究論文が発表されたそうです。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効果・効能・食べ物(オイル)・ダイエット について詳しくはこちら







【参考リンク(論文・エビデンス)】
続きを読む 大腸がんの患者が、オメガ3脂肪酸を大量に摂取すると、生存率が高まる可能性がある|研究【論文・エビデンス】

立ちくらみの原因にはどんな病気があるの?|症状チェック

> 健康・美容チェック > 立ちくらみの原因にはどんな病気があるの?|症状チェック

急にふらーっと立ちくらみを起こす人を見たことがあったり、あなた自身も経験したことがあるという人がいると思います。

立ちくらみの中には、病気のサインとしてその症状が現れることがあります。

そこで、立ちくらみの症状が現れる病気について紹介したいと思います。




【目次】

低血圧

Walk down the street

by Alex Troshenkov(画像:Creative Commons)

起立性低血圧は、急に立ち上がった時に、下半身にたまった血液を心臓に押し上げる力が弱く、脳に十分な血液が回らなくなることで起こります。

また、起立性低血圧の原因には、血圧を調節している脳の視床下部にある血圧調節中枢の遅れも原因の一つとして考えられているようです。

血圧調節中枢の指令が遅れると、脳の血液が不足して立ちくらみやめまいなどの低血圧の症状を起こしていると考えられます。

→ 低血圧の症状・改善・原因・数値・食事 について詳しくはこちら

→ めまい・立ちくらみ・ふらつき|低血圧の症状 について詳しくはこちら

【関連記事】

貧血

貧血とは、酸素を運ぶ赤血球か、赤血球の中で酸素と結合するヘモグロビンが少なく、体内が酸素不足になった状態のことです。

酸素不足は体全体に症状が現れますが、それが脳に及ぶと、脳が酸欠になることで、立ちくらみがして立っていられなくなったり、めまいが起きたり、頭痛がしたり、場合によっては、失神を起こしてしまいます。

→ 貧血の症状・原因・数値・改善・食事(食べ物) について詳しくはこちら

低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK) 4月28日によれば、高齢者の食生活は、年齢とともに肉類や油脂類を摂る量が減ってしまい、血清アルブミンや血色素(ヘモグロビンは、血液中の赤血球に含まれる色素で、酸素を全身に運ぶ働きがあり、減少すると貧血をまねき、生活機能が低下しやすくなる)の値が低くなっているようです。

→ なぜ貧血が立ちくらみ・めまい・頭痛・失神の原因になるの?|貧血の症状 について詳しくはこちら

→ 貧血によい食べ物・食事 について詳しくはこちら

→ 鉄分の多い食品 について詳しくはこちら

更年期障害

更年期障害の場合は、エストロゲン(女性ホルモン)が減少によって、脳の視床下部が混乱し、自律神経が乱れてしまい、立ちくらみの症状を起こすと考えられます。

→ めまい・ふらつき・耳鳴りの原因|更年期の症状 について詳しくはこちら

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら

大腸がん

大腸がんの症状には、血便(便に鮮血または黒色の血液が混じる)がありますが、大腸がんや大腸ポリープなどによって体内で出血が起きると、貧血を起こすことがあるそうです。

出血に伴い、立ちくらみを起こすことがあります。

→ 大腸がんの症状・初期症状・原因 について詳しくはこちら

急性胃腸炎

急性胃腸炎になると、発熱、下痢、嘔吐などの症状によって体の水分がなくなってしまい、脱水の症状として、めまいや立ちくらみ、ふらっとするといった症状が現れることがあります。

→ 急性胃腸炎(感染性胃腸炎)の症状・原因・対策 について詳しくはこちら




糖尿病

糖尿病の合併症には糖尿病神経障害があり、立ちくらみ、筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、発汗異常、インポテンツ、EDなど、さまざまな自律神経障害の症状も現れます。

糖尿病神経障害が進むことで自律神経障害を起こし、自律神経が乱れてしまい、血圧調節中枢の指令が遅れると、この調整がうまくいかなくなり、脳の血液が不足して立ちくらみを起こしていると考えられます。

【糖尿病の初期症状・症状】

高血圧

通常は、人間の脳の血液循環は、自動調節能により一定に保たれていますが、高血圧が長く続いたり、血圧が急激に上昇すると、この自動調節能の働きに異常が起こり、脳内の圧力が上昇した結果、血液循環が乱れてしまいます。

そして、血液量が乱れることによって、高血圧脳症、浮動性めまい(ふわふわする)、吐き気、嘔吐といった症状を起こすと考えられるそうです。

また、高血圧の治療中で降圧剤を服用している患者さんの中には、「めまいがある」「ふらふらする」といた症状を訴える人がいます。

人間の脳の血液循環は、自動調節能により一定に保たれていますが、降圧剤(血圧の薬)によって血圧が下がり過ぎてしまうと、脳循環障害を起こして、血液が不足し、平衡中枢が働かなくなって、めまいやふらつきを起こすことがあります。

→ めまい・ふらつき|高血圧でめまいがなぜ起こるのか?|高血圧の症状 について詳しくはこちら

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因 について詳しくはこちら

不整脈

脈が遅くなる(脈が途切れる)場合の症状として、立ちくらみ、めまい、息切れといった症状が現れることがあります。

→ 不整脈とは|不整脈の症状・原因・判断する基準の脈拍 について詳しくはこちら

脳梗塞

脳梗塞の症状としては、片側手足の運動障害、言葉の障害、眼の障害、意識障害(意識の混濁)といった症状のほかに次のような症状が現れることがあります。

  • めまい
  • 体がふらつき歩くことができない
  • 一人で立っていられない
  • 歩くと片方に傾く

→ 脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

熱中症

熱中症になると、皮膚血管が拡張することによって、血圧が低下し、脳の血流が少なくなることによって、「めまいがする」「立ちくらみを起こす」「失神する」という症状を起こします。

→ なぜ熱中症になると、「熱失神(めまい・立ちくらみ・失神)」という症状を起こしてしまうのか?|熱中症の症状 について詳しくはこちら

→ 熱中症の症状・対策・予防 について詳しくはこちら

■まとめ

このように立ちくらみの症状が現れる病気を挙げると不安な印象を持つ方もいらっしゃると思います。

立ちくらみには心配のないものも多いですが、上記に挙げたような病気のサインとして表れることがあるので、気になる症状がある場合には、一度病院で診てもらいましょう。