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スモッグを回収してジュエリーを作る!?世界最大の空気清浄機「Smog Free Tower(スモッグフリー・タワー)」

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【目次】




■スモッグを回収してジュエリーを作る!?世界最大の空気清浄機「Smog Free Tower(スモッグフリー・タワー)」

参考画像:Smog Free Project by Daan Roosegaarde [OFFICIAL MOVIE]|YouTubeスクリーンショット

スモッグを回収する「世界最大の空気洗浄機」、北京に到着

(2016/10/4、WIRED)

スモッグフリー・タワーは、スモッグとともに、空気中を浮遊するPM2.5およびPM10の粒子の75パーセント以上を捕捉して回収し、タワーの周囲360度にきれいな空気を放出するため、タワーを取り巻くほぼ円状の範囲で空気がきれいになるという。

デザインとテクノロジーの力で都市環境の改善を目指している、オランダのデザイナーDaan Roosegaarde(ダーン・ローズガールデ)のチームは、世界最大のスモッグ掃除機を開発したそうです。

スモッグを回収する世界最大の空気清浄機だけでもすごいのですが、このプロジェクトにはもう一つ続きがあります。

ジュエリーには、リングとカフリンクスがあり、タワーから回収したスモッグの粒子を圧縮してつくったものだ。スモッグフリー・リングを購入することにより、1,000立方メートルのきれいな空気を寄付したことになる。

スモッグ・タワーで回収したスモッグの粒子を圧縮してジュエリーを作っているそうで、このジュエリーを購入することはきれいな空気を寄付したことにもつながるそうです。

Smog Free Project by Daan Roosegaarde [OFFICIAL MOVIE]

Clean air design: Roosegaarde about Smog Free Tower (Chinese subtitles)




■大気汚染と健康の関係

汚れた空気(大気汚染)にさらされていると高血圧になりやすい!?によれば、世界では大気汚染のために年間550万人以上がなくなっているそうで、大気汚染は高血圧、食生活、喫煙に続き4番目に高い死亡のリスク要因となっているそうですが、大気汚染と高血圧には何らかの関係があるのではないかという研究がおこなわれています。

また、最大の健康リスクは高血圧=先進国では喫煙-WHO報告(2009/10/28)によれば、高血圧が最大の健康リスクだったそうです。

高血圧予防のためには、減塩などの食生活の改善などが重要になりますが、今後は大気汚染に注意することも重要になるかもしれません。

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら

また、微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことは脳の発達を損なう恐れがある|1歳未満児1,700万人、基準値6倍の汚染地域に|#ユニセフ『大気汚染:子どもの脳の発達に及ぼす影響』によれば、微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことで、脳の細胞を損ない(子どもの乳幼児期の発達を損なう超微小粒子状物質は極めて小さく、血管を通って脳に到達し、脳血管壁を破壊し、脳細胞の炎症を起こし得る)、認知的な発達を妨げ、生涯にわたる影響または低下を及ぼす可能性があることを指摘しています。

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■まとめ

実際に大気汚染と高血圧の関係が一般的な常識になったとしたら、空気清浄機を使うことが世界的にも一般的になっていくかもしれません。

そうなると、今回紹介したスモッグフリー・タワーのようなアイデアにますます注目が集まるのではないでしょうか。







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Apple WatchとCareKitを活用した患者ケア(活動データの記録・飲み忘れ防止のための内服手帳)の臨床研究を開始|慶應義塾大学病院

20161107keio

参考画像:Apple WatchとCareKitを活用した患者ケアの臨床研究を開始(2016/11/7、慶應義塾大学)|スクリーンショット




■Apple WatchとCareKitを活用した患者ケア(活動データの記録・飲み忘れ防止のための内服手帳)の臨床研究を開始|慶應義塾大学病院

Apple WatchとCareKitを活用した患者ケアの臨床研究を開始

(2016/11/7、慶應義塾大学)

通院患者様にApple Watch、血圧計を貸し出し、ご自宅で測定された脈拍数、血圧、日々の活動データを診療のサポートに活用する試みです。気分や症状なども音声入力できるため、血圧手帳の記入や症状を記録する作業の軽減にも役立ちます。

また、Apple社のCareKitというフレームワークを使用し、患者様がお持ちのiPhoneやApple Watchで内服状況などを確認しています。CareKitの臨床現場への導入は国内で初めての事例であり、飲み忘れ防止のための内服手帳としての活用法を検証します。

慶応義塾大学医学部では、Apple Watchが測定する心拍数や脈拍数、活動量、iPhoneが収集する血圧などのヘルスケアデータの活用、CareKitを使用した飲み忘れ防止のための内服手帳としての活用法の臨床研究を行うそうです。

以前IPHONE・APPLE WATCHで不整脈・脳梗塞を早期発見する臨床研究開始|慶大(2015/11/26)では、慶應義塾大学医学部の研究チームは、iPhoneやApple Watchのセンサーを活用して心拍数や歩数などのデータを収集することで、不整脈・脳梗塞の早期発見を目的とした臨床研究を開始したというニュースをお伝えしました。




※【追記(2017/6/6)】

慶應義塾大学医学部が開発し、2015年11月23日公開されたスマホアプリ「Heart & Brain」は、院内での事前検討に先立って利用されていたことにより、アプリの提供が中止されたそうです。

【!追記終わり】

慶応義塾大学医学部は、様々なデバイスを活用した診療サポートに力を入れているようです。

20161107omron

参考画像:慶應義塾大学病院の「Apple WatchとCareKitを活用した患者ケアの臨床試験」に、通信機能搭載の血圧計と健康管理アプリ「OMRON connect」が採用(2016/11/7、オムロン)|スクリーンショット

慶應義塾大学病院の「Apple WatchとCareKitを活用した患者ケアの臨床試験」に、通信機能搭載の血圧計と健康管理アプリ「OMRON connect」が採用

(2016/11/7、オムロン)

血圧計で測定したデータは、OMRON connectに転送すると自動的にApple社の健康管理アプリ「ヘルスケア」に反映されるので、血圧手帳などに記録する必要がなく、簡単に毎日の測定データの管理が可能です。医師はApple社の「CareKit」というフレームワークを使用し、タイムリーに患者の測定データなどのチェックを行うことができます。

また、今回の臨床試験では他社アプリとオープンにデータ連携を行うことができる健康管理アプリ「OMRON connect」が採用されています。







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Deutsche Telekom(ドイツテレコム)、Intel(インテル)、Huawei(ファーウェイ)が世界初の商用ベースの基地局を用いた5G相互運用性および開発テスト(IODT)を実施|5G NRとは?3GPPとは?

参考画像:5G Tele-Operated Driving with Huawei|YouTubeスクリーンショット




■Deutsche Telekom(ドイツテレコム)、Intel(インテル)、Huawei(ファーウェイ)が世界初の商用ベースの基地局を用いた5G相互運用性および開発テスト(IODT)を実施

Huawei(ファーウェイ;華為技術)のニュースリリースによれば、独Deutsche Telekom(ドイツテレコム)、米Intel(インテル)、中Huawei(ファーウェイ)は世界初の商用ベースの基地局を用いた5G相互運用性および開発テスト(IODT)を実施したことを発表しました。

といわれても、聞きなれないので、よくわかりませんよね。

ただ、5Gを知るうえで、重要なワードになりそうですので、一つ一つ新しい単語を調べてみました。

●3GPP(Third Generation Partnership Project)

5G NR本格開発を開始へ-3GPPにて、5G NR標準仕様の初版策定が完了-(2017/12/21、NTTドコモ)によれば、「3GPP」とは、移動通信システムの規格策定を行う標準化団体のことです。

●5G NR

5G NR本格開発を開始へ-3GPPにて、5G NR標準仕様の初版策定が完了-(2017/12/21、NTTドコモ)によれば、「5G NR」は、「5G New Radio」の略称で、5Gの要求条件を満たすために、3GPPで新たに規定される無線方式です。

【初心者向け!5G入門編】5Gで世界はどう変わる?|5Gとは?特徴は超高速・多数同時接続・超低遅延|#5G についてコレだけおさえよう!によれば、NR(New Radio)とは、超高速実現に必要となる数百MHz以上の広周波数帯域への対応や、ミリ波などの高い周波数帯への対応、超低遅延を実現する無線フレーム構成等の新たな無線技術です。

●IODT

IODT(Interoperability Development Test)とは、相互運用性の開発テストのことをいいます。

2017年12月下旬に3GPPで標準仕様の初版策定が完了した5G NRに基づいて、ファーウェイの5G向け商用基地局、Intelの第三世代5Gテスト用プラットフォーム 5G NR MTP(Mobile Trial Platform:モバイル・トライアル・プラットフォーム)に基づくテストに成功したことは、2019年に数百万台のデバイスをサポートするHuaweiおよびIntelにとって重要なステップだと考えられます。

Deutsche TelekomとHuaweiは、2015年から5Gネットワークに関する共同研究を進めており、Intelの開発プラットフォームを活用しながら、2019年半ばの5G運用開始と2020年の大規模展開を目標に製品開発を進めていくとしています。

5G Tele-Operated Driving with Huawei

Network Transformation 5G Video | Intel Business

5Gはこれからの未来の重要なテクノロジーですので、インテルやファーウェイの動きには要注目です!

→ 【初心者向け!5G入門編】5Gで世界はどう変わる?|5Gとは?特徴は超高速・多数同時接続・超低遅延|#5G についてコレだけおさえよう! について詳しくはこちら

→ #5G によって産業はどう変わる?|#スマートシティ #自動車 #建設 #VR #スポーツ中継 #ショッピング #金融 #決済 #医療 #農業|5Gになるとスマホからデバイスが変わる? について詳しくはこちら







【参考リンク】

Deutsche Telekom, Intel and Huawei Achieve World’s First 5G NR Interoperability

(2018/1/25、ファーウェイ)

Deutsche Telekom (DT), Intel and Huawei announced they have collaborated to achieve the world’s first 5G interoperability and development testing (IODT) based on the 3GPP R15 Standard with a commercial base station. This successful test, based on Huawei’s 5G commercial base station and Intel’s third generation 5G NR Mobile Trial Platform (MTP), is a critical step towards the full commercial launch of Huawei and Intel solutions supporting millions of devices in 2019.

Deutsche Telekom and Huawei began cooperation on 5G-network research in 2015 and committed to accelerating the development of the ecosystem. With the benefit of Intel’s 5G NR platforms, the group realized successful IODT tests taking crucial joint steps towards 5G industry maturity.

【参考リンク】

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#DeNA、製薬企業(#旭化成ファーマ #塩野義製薬)の化合物データを活用したAI創薬に関する共同研究を2018年1月よりスタート|なぜAI技術を活用した創薬事業に注目が集まっているの?

2010 Life Sciences Research Weekend

by NWABR(画像:Creative Commons)




■DeNA、製薬企業(旭化成ファーマ・塩野義製薬)の化合物データを活用したAI創薬に関する共同研究を2018年1月よりスタート

製薬企業の化合物データを活用したAI創薬に関する共同研究等を実施

(2018/1/10、DeNA)

製薬企業では、創薬プロセスの生産性向上が強く望まれており、AI技術に大きな期待が寄せられています。現在、低分子化合物の創薬プロセスの初期段階では、IT技術を利用しつつ経験と勘を活かしながら医薬品候補となる化合物を設計・合成し、効果・安全性等を測定してバランスの良い化合物を選択しています。一方、このプロセスを通過するための化合物は、1プロジェクト当たり平均4263個※となり、一つずつ検証するため、3年以上の歳月と10億円単位の研究開発費がかかっています。

DeNAおよびDeNAライフサイエンスは、旭化成ファーマと塩野義製薬という製薬企業の持つ化合物データを活用したAI創薬の実現の可能性を技術的に検証する共同研究を2018年1月よりスタートするそうです。




■なぜAI技術を活用した創薬事業に注目が集まっているの?

AI技術を活用した創薬事業に注目が集まっているのは、現在はIT技術を用いながらも経験と勘に頼って化合物の選択を行なっており、創薬プロセスの検証には時間とお金がかかっているため、創薬プロセスの生産性向上が求められているためです。

製薬業界の丸ごとAI化を目指す取り組みが日本でスタート – VINAS Users Conference 2017

(2017/10/13、マイナビニュース)

実際に、どういったAIの開発を進めていくのかというと、医薬品の開発は、病気の原因となるターゲットたんぱくなどを探索した後、それに対して効果のある化合物を探索。それが実際に効果を発揮することを細胞や動物実験などを経て、人間への臨床試験、副作用の評価などを行い、そこでも問題ないとなって、価格なども含めた形で承認がおり、その後、ようやく一般の患者のもとに届けられるという流れで、実際の開発には1000億円以上の開発費と10年ほどの研究期間が必要となり、この開発コストと期間を削減したいという考えのもと、「業界丸ごとAI化」をキーワードに、開発プロセスの全域をカバーするAIの開発を進めているという。

ゲノム解析が一般的なものになった時、AIが過去の文献や医学論文、データベースを探索するようになる!?によれば、現在では、抗がん剤を使用する前に、ゲノム情報を活用してどのような薬が効くのかを事前に調べて投与する「Precision Medicine」に注目が集まっていますが、製薬業界の丸ごとAI化を目指す取り組みが日本でスタート – VINAS Users Conference 2017(2017/10/13、マイナビニュース)で紹介されているスライドを参考にすると、あらゆる場面でAIが使われる可能性がありそうです。

病気Aに対して「ターゲット探索AI(どんな疾患の薬を開発すればよい?)」

→「リード探索AI(病気Aの原因タンパク質は?)」→標的タンパク質X

→「リード最適化AI(標的たんぱくXに効く薬物候補化合物は?)」→候補化合物Y

→「バイオアッセイAI(化合物Yの薬効は?副作用はないか?安定な物性か?)」→有望な医薬品候補Z

→「前臨床試験AI(医薬品候補Zは患者に安全に効くのか?)」→医薬品候補Zを製品化してよい

→「臨床試験AI(治験に合格するには?治験方法は?)」→患者群P 治療方針T

→「承認」

→「市販後の副作用の危険性は?費用対効果は?」安全に効く患者群S→薬価はWが妥当

薬物治療

今回のニュースはAI創薬について取り上げましたが、もしかすると、製薬業界丸ごとAI化という未来もありうるのかもしれません。

製薬業界の花形職種に冬到来、大手で希望退職に400人殺到(2018/1/17、ダイヤモンド・オンライン)にあるように、銀行に続いて製薬業界にもリストラの嵐が吹き荒れるという噂もあることから、製薬業界の未来は大きく変わっていきそうですね。







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#CES2018 で起きた大停電が電力・エネルギーの重要性を伝えてくれた!|暗くなったことで反対に見えてきたものとは?

hurricane sandy blackout

by brklyn is over(画像:Creative Commons)




■#CES2018 で起きた大停電が電力・エネルギーの重要性を伝えてくれた!|暗くなったことで反対に見えてきたものとは?

ラスベガスで開催されている家電見本市「CES 2018」では様々な企業が世界を変えるためにいろんなプロダクトやサービスを提案していることがニュースで伝えられています。

【CES2018 関連記事】

その中のニュースのひとつで、CESの会場で停電したことが話題になりました。

【参考リンク】

停電になり真っ暗になってしまったことで、どんなに新しいテクノロジーを活用したプロダクトやサービスであっても、停電になると役に立たなくなってしまうという現実が見えてきました。

一種のアート作品ともいえますよね。

だからこそ、私たちはいかにして電力を確保しなければならないのかについて考える必要があるのです。

【2018年予測】エネルギー業界は #ブロックチェーン と #5G と #IOT によって劇的に変わる!?|「スマートホーム」「スマートエネルギー」「スマートグリッド」によれば、スマートエネルギーとは、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの活用、ICTによるエネルギー利用の効率化、ガスコージェネレーション、燃料電池、蓄電池など技術を活用することにより、地域において自律的なエネルギーの需給調整を図る分散型エネルギーシステムのことを言います。

これからますます、エネルギーを作る技術、エネルギーを貯め込む技術、省エネ技術などを駆使して、いかにして、電力・エネルギーを確保していくかが重要になるでしょうね。







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