アメリカで合成着色料「赤色3号」が使用禁止に 動物にがんを引き起こすとの研究結果(2025年1月16日、Yahooニュース)によれば、米食品医薬品局(FDA)は合成着色料「赤色3号」の食品と経口薬への使用禁止を発表しました。
【参考リンク】
赤色3号は、食品や飲料に鮮やかなチェリーレッド色を与える合成食品着色料で、キャンディー、ケーキ、カップケーキ、クッキー、アイシングなどの特定の食品に使われています。
アメリカで合成着色料「赤色3号」が使用禁止に 動物にがんを引き起こすとの研究結果(2025年1月16日、Yahooニュース)によれば、米食品医薬品局(FDA)は合成着色料「赤色3号」の食品と経口薬への使用禁止を発表しました。
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赤色3号は、食品や飲料に鮮やかなチェリーレッド色を与える合成食品着色料で、キャンディー、ケーキ、カップケーキ、クッキー、アイシングなどの特定の食品に使われています。
度重なる体調不良でご迷惑、ご心配をおかけしてしまい大変申し訳ありません。
しばらくの間活動を休止させていただくことになりました。
沢山の有難く優しいお言葉本当にありがとうございます。
一刻も早く元気になります。
皆様も幸せで元気でいてください!!https://t.co/h8NvHdmEI9— 福留 光帆 (@FukutomeMitsuho) January 15, 2025
元AKB48・福留光帆、体調不良で芸能活動休止を発表「一定期間の療養と安静が必要であるとの判断を受けました」(2025年1月15日、オリコン)によれば、佐久間宣行のNOBROCK TVで人気になった福留光帆さんが体調不良で芸能活動休止を発表しました。
活動休止と聞くと思い言葉ですが、コロナ禍を経て少しだけ抵抗が少なくなった気がします。
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以前から比べると体調不良になったら、いったんストップして、休養してから再スタートを切ることを決断しやすくなったのではないでしょうか?
英国の研究によれば、菜食主義者(ベジタリアン)と魚を食べる人は肉を食べる人よりも虚血性心疾患の発生率が低かったが、ベジタリアンは脳卒中の発生率が高かったそうです。
【参考リンク】
なぜベジタリアンの人は脳卒中のリスクが高いのでしょうか?
日本で行われた複数の研究の結果では、動物性食品の摂取が非常に少ない人は出血性脳卒中や脳卒中の発症率や死亡率が高く、虚血性脳卒中の死亡リスクも高い可能性があることが示されており、動物性食品の摂取に関連するいくつかの要因が脳卒中の予防に効果がある可能性が示唆されている。
【参考リンク】
動物性食品をお肉と考えると、お肉と脳卒中については何度か取り上げています。
アルブミンを増やすには?方法・食事・食品|肉を食べてアルブミンを上げたグループは死亡リスクが低い!?によれば、アルブミンとヘモグロビンとは「たんぱく質」から作られる成分のことで、血中で様々な栄養素やホルモン、酸素を運び、身体中の細胞を活性化させるという、重要な働きがあります。
年を重ねてからアルブミンとヘモグロビンが不足すると、身体中に栄養と酸素が行き届かず、細胞が脆くなり、その結果、脳卒中や心筋梗塞といった血管の病を引き起こしやすくなるのです。
→ アルブミン・ヘモグロビン不足でPEM(たんぱく質・エネルギー欠乏症)|たけしの家庭の医学 について詳しくはこちら
低栄養の原因はアルブミン不足|ためしてガッテン(NHK)も紹介しましたが、昭和40年以降、日本食+欧米食になったことで、今までの植物性食品や魚に加えて、牛乳・乳製品、肉類、卵類の動物性食品・油脂を摂取するようになったことが寿命が延びている理由と考えられるようです。
こうした食生活の変化によって、血管をしなやかで丈夫に保つために必要な栄養素(質の良い動物性のたんぱく質やコレステロールなど)が摂取でき、血管が弱っておこる脳卒中(脳出血・脳梗塞)が減少し、平均寿命が延びたと考えられます。
つまり、適度に欧米化された食生活により、質の良い動物性たんぱく質やコレステロールを摂取することになったことで、日本人の平均寿命は大きく延びたということです。
動物性食品に対して悪いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、動物性食品に含まれる栄養素は血管をしなやかで丈夫に保つための必要な栄養素を含んでいますので、ぜひバランスよく摂取してほしいですね。
プロテインパウダーから鉛やカドミウム検出、植物性やオーガニック製品は数倍の含有量(2025年1月10日、CNN)で紹介されているNPO「クリーンラベルプロジェクト」の発表によれば、プロテインパウダーには許容量を超える鉛やカドミウムが含まれていることが分かったそうです。
ただ、サプリメント製造業者でつくる業界団体は、今回の報告では汚染判定にどのような基準が使用されたのか、製品がどのように選定されたのをめぐる透明性が不十分だと反論しています。
【参考リンク】
【補足】
●米環境保護庁(EPA)によれば、鉛は人体に有害とされています。
●労働省労働安全衛生局によれば、カドミウムには発がん性があり、心臓、腎臓、腸、脳、呼吸器、生殖器に対して毒性をもっています。
■まとめ
日本国内の河川や水道水からも「PFAS」が検出!では、発がん性リスクの高い「PFAS」が国内各地の河川や水道水から検出されていることを紹介しましたが、自分たちが今飲んでいる水や食べ物から発がん性の高いものが含まれていると聞くと怖いですね。
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ATSDRを見ると、PFAS の健康への影響として、コレステロール値の上昇、肝臓酵素の変化、出生体重の減少、子どものワクチン接種の効果減、妊娠高血圧症候群リスクの上昇、腎臓がん・睾丸がんのリスク上昇につながる可能性が挙げられています。
専門家によれば、すぐに健康被害が出る可能性は低いそうですが、長期的に見ると、病気になりやすくなるリスクが高くなると考えられます。
安全な飲み水・食べ物の価値がますます高まりそうですね。
コペンハーゲン大学病院のMette Christoffersenさんの研究によれば、眼瞼黄色腫は、虚血性心疾患や心筋梗塞あるいは死亡の予測因子となりうることが報告されています。
【参考リンク】
眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)とは、上まぶたの目頭側にできる黄色味がかった平らな盛り上がりの病気で、徐々に大きくなり見た目が気になるものの、痛みなどはないため、これ自体にはそこまで気にする必要がないものですが、ただ今回の研究によれば、この眼瞼黄色腫が動脈硬化のサインと考えられるそうです。
それはなぜ?
眼瞼黄色腫は虚血性心疾患、心筋梗塞、死亡の予測因子(2020年11月15日、日経メディカル)
眼瞼黄色腫はまぶたのコレステロール沈着で、アテロームのようにコレステロールを吸収し泡沫細胞となっているマクロファージからできている。眼瞼黄色腫がある人の50%は血中脂質濃度が正常であることから、血しょう中のコレステロール濃度とは独立してアテローム性動脈硬化症の重要な皮膚マーカーとなることが示唆されている。
目頭に黄色いしこりのようなものがあること=動脈硬化が進んでいるサインの一つであるとすれば、動脈硬化が進むと心筋梗塞や脳卒中になるリスクが高まるわけですから、体に負担をかけることなく体の外側から見て見た目で病気を判断できる可能性があるということですね。
■虚血性心疾患のリスクを下げるには?
●食事からのマグネシウム摂取量が多いグループは虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の発症リスクが低い|#国立がん研究センター
参考画像:食事からのマグネシウム摂取量と虚血性心疾患発症との関連-多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果-(2017/9/8、国立がん研究センター)|スクリーンショット
国立がん研究センターと国立循環器病研究センターの共同研究によれば、食事からのマグネシウム摂取量と循環器疾患(脳卒中及び虚血性心疾患)との関連を検討したところ、マグネシウム摂取量が多いグループは虚血性心疾患の発症リスクが低いことがわかったそうです。
→ マグネシウムの多い食品 はこちら
●魚、果物、大豆による循環器疾患の発症リスク
多目的コホート研究の先行研究では、魚、果物、大豆による循環器疾患の発症リスクの低下が報告されています。
魚・n-3脂肪酸摂取と虚血性心疾患発症との関連について|多目的コホート研究
魚を多く食べるグループで虚血性心疾患のリスクが低下
n-3系多価不脂肪酸摂取量が多いグループで虚血性心疾患のリスクが低下
多目的コホート研究によれば、魚やオメガ3脂肪酸の摂取量が多いと、虚血性心疾患に予防的な効果があるということが示されています。
【関連記事】
野菜・果物と全がん・循環器疾患罹患との関連について|多目的コホート研究
果物で循環器疾患のリスク減
果物の摂取量が最も多いグループでは、最も少ないグループより循環器疾患リスクが19%低いという結果が出ましたが、野菜と循環器疾患リスクとの関連はみられなかったようです。
大豆をよく食べる女性グループで脳梗塞・心筋梗塞のリスクが低下
大豆を週に5日以上摂取するグループで、週に0-2日摂取するグループに比べて、脳梗塞のリスクが0.64倍、心筋梗塞のリスクが0.55倍、循環器疾患による死亡リスクが0.31倍と低いことがわかっています。
●なぜ喫煙によって虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)リスクが上がってしまうのか?
喫煙は、糖尿病・高血圧・脂質異常症と並び、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の4大危険因子の1つなのだそうです。
なぜ喫煙によって虚血性心疾患リスクが上がってしまうのでしょうか。
喫煙によって、直接血管の壁が傷害され動脈硬化が促進されます。
それだけでなく、喫煙は、血清脂質に悪影響を及ぼし、善玉のHDLコレステロールを減少させ、悪玉のLDLコレステロールを増加させたり、ニコチンを介して血圧上昇させたりすることによって動脈硬化促進を助長させます。
また、フィブリノーゲンなどの凝固因子を増加させ、血小板の粘着及び凝集を高め血栓が形成されやすい(血が固まりやすい)状態となり、血管も収縮しやすくなるので、心筋梗塞の引き金となります。
血管がぼろぼろになる、血液がどろどろになるというのは、決して食事や運動などだけの問題ではないのです。
喫煙が健康への影響について記事の中から簡単にまとめてみました。
喫煙により虚血性心疾患のリスクは約3倍になるそうです。
また、1日の喫煙本数が多いほど心筋梗塞のリスクが増加することがわかったそうです。
逆に、禁煙すると、2年以内で虚血性心疾患の発症リスクが低下したそうです。
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■まとめ
他にもいろいろな病気のサインがあります。
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もちろん本格的に調べるためには血液検査などによる検査ではないとわかりませんが、どうしても血液検査には針を刺して採血することによる苦痛や何度も血糖値を測定しなければならないわずらわしさ、精神的ストレスなどが伴い、病気の治療に消極的になりがちです。
こうした研究が進むことで、非侵襲(生体を傷つけず、身体に負担を与えないこと)的なアイデアで、いろんなサインを総合的に見ることができれば、予防医学としてより積極的に取り組む人も増えていくのではないでしょうか?