by Steven Depolo(画像:Creative Commons)
■なぜ、ミネラル・ビタミンが不足すると、低体温になってしまうのか?
本来、私達人間の体温の平均は36.5℃くらいであり、体温が1℃下がると、免疫力が低下するなど健康に悪影響があるといわれています。
また、体温が低いと、基礎代謝が低下し、新陳代謝が悪いため、太りやすくなるとも考えられます。
【追記】2009年10月27日に放送されたビューティーコロシアムでも、「体が冷えていてやせにくい体質」の女性が紹介されていたことから、やはり体温が低いと、やせにくいようです。
→ 低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら
低体温の原因の一つにビタミン・ミネラル不足があるといわれています。
なぜ、ミネラル・ビタミンが不足すると、低体温になってしまうのでしょうか?
その前に、まず体温が保たれる仕組みについて簡単にご説明します。
私たちは、食べ物に含まれる糖質からエネルギーや熱を作り、体温を保っています。
食べ物に含まれる糖質は、体内で消化され、ブドウ糖として吸収されます。
ブドウ糖は、人間に備わる酵素の働きでATP(≒エネルギーや熱)に変化します。
(学生時代に習いましたよね)
こうした体の仕組みによって、私たちの体温は保たれているわけです。
本題に戻ります。
では、なぜ、ミネラル・ビタミンが不足すると、低体温になってしまうのでしょうか?
それは、ブドウ糖をATP(≒エネルギーや熱)に変化させるには、亜鉛・セレン・鉄・マグネシウムといったミネラルやビタミンB1・B2などのビタミンが必要だからです。
ミネラル・ビタミンが不足してしまうと、食べ物からエネルギーや熱を作ることができず、体温が上がらなくなり、低体温になってしまうのです。
最近の食事の傾向として、加工精製食品に頼った食事をしているため、タンパク質・脂肪・糖分を過剰に摂取している反面、ミネラル・ビタミンは不足傾向にあります。
また、食べない系ダイエットといった無理なダイエットをする方の場合、更にミネラル・ビタミンは不足してしまいます。
こうした食生活の乱れや無理なダイエットによるミネラル・ビタミンの不足が、低体温を引き起こす重要な原因になっているのです。
低体温を改善するためにも、ミネラル・ビタミンを豊富に含んだ食事にしましょう。
おすすめは牡蠣(カキ)。
カキには、亜鉛などのミネラルやビタミンB1、B2などのビタミンが含まれています。
どうしてもできない場合は、サプリメントなども活用してください。
低体温を改善する方法には、食生活の改善以外の方法もありますので、ぜひこちらも御覧ください。
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