2018年10月16日放送の「この差って何ですか」のテーマは『超健康食「そば」で免疫アップ&血管修復効果に衝撃の差で上地仰天SP』です。
今回は「そばの健康効果」として、「そば」に含まれる「ルチン」という成分は血管修復に役立つ、「LPS」という成分は免疫力アップに役立つ、「そば」の付け合せで健康効果が2倍~3倍になる、血管を修復して高血圧を予防する付け合わせ、黒いそばと白いそばの健康効果の差、について取り上げます。
【出演者】
#加藤浩次 #川田裕美 #長谷川純 #渡辺満里奈 #石野真子 #上地雄輔 #土田晃之
【解説】
池田清和 神戸学院大学 栄養学部 名誉教授
【目次】
- 「そば」に含まれる「ルチン」という成分は血管修復に
- 「LPS」という成分は免疫力アップに
- 血管を修復して高血圧を予防するには、「そば」と一緒に何を食べればいい?「のり・大根おろし・油揚げ・なめこ・卵・ネギ・わかめ・とろろ」のどれ?
- 「不溶性食物繊維」で便秘解消
■「そば」に含まれる「ルチン」という成分は血管修復に
【復習編】
長野県といえば、蕎麦の生産量が多いことで有名で、都道府県別平均寿命を見ても長野県は上位にあり、蕎麦が健康長寿の理由の一つではないかと考えられているそうです。
蕎麦に含まれるルチンは血管を修復し、悪玉コレステロールを取り除いてくれるため、血流がスムーズになり、血圧を下げる効果が期待されることから、高血圧や心筋梗塞、脳梗塞を予防することが期待されます。
【予習編】
高血圧予防!そば入りごはんレシピ・作り方|寿命をのばすワザ百科によれば、そばに多く含まれるルチンが血流を良くしてくれる効果があり、動脈硬化を予防してくれるそうです。
しかし、そのルチンは、茹でる際にお湯に逃げてしまうので、そば湯を一緒にとる方が良いそうです。
■「LPS」という成分は免疫力アップに
【復習編】
通常はウイルスや細菌が体の中に入ってきても、免疫細胞がやっつけてくれます。
しかし、不規則な生活や偏った食事が続くと、免疫細胞の働きが弱くなり、病気になりやすくなります。
LPSは免疫細胞の働きを活性化してくれるのです。
免疫力アップには「そば+なめこ」の組み合わせ!
なめこにはβグルカンが含まれており、LPS+βグルカンによって免疫細胞がパワーアップします。
免疫力は蕎麦だけを食べた時と比べると2倍以上になるそうです。
βグルカンが含まれている食材はなめこだけでなく、しめじやまいたけといったきのこもよく、「きのこそば」もおすすめしていました。
【予習編】
【免疫力UP】リポポリサッカライド(LPS)が多く含まれる食べ物|#世界一受けたい授業(杣 源一郎)によれば、リポポリサッカライド(LPS、リポ多糖)は、土壌や自然に含まれる微生物にあるものです。
マクロファージ(貪食細胞)が悪い菌や死んだ細胞を食べてくれているのですが、免疫力が低い人はマクロファージがあまり活動していません。
リポポリサッカライド(LPS)はこのマクロファージを活性化させてくれるのです。
リポポリサッカライドを取り入れると、マクロファージを活性化させることで、免疫力がアップし、風邪やインフルエンザの予防、肌荒れ改善、花粉症・がん・糖尿病・認知症・骨粗しょう症の予防ができると期待されるそうです。
番組(世界一受けたい授業)で、免疫力が低いと診断された俳優の竹内涼真さんが免疫力を高めるためにLPSを多く含む食材を3週間食べるという実験を行なったところ、免疫力の高さを判断する基準であるマクロファージの貪食能が5倍以上になったそうです。
■血管を修復して高血圧を予防するには、「そば」と一緒に何を食べればいい?「のり・大根おろし・油揚げ・なめこ・卵・ネギ・わかめ・とろろ」のどれ?
【復習編】
高血圧予防に効果的な食材は「そば+大根おろし」の組み合わせ!
大根おろしにはビタミンCが含まれており、ビタミンCがルチンを活性化してくれるため、蕎麦だけの時より血流がスムーズになるそうです。
ただ、大根おろしは時間が経つとビタミンCが徐々に減っていき、一時間経つと半分くらいになるので、食べる直前に大根をすり下ろすようにした方がよいそうです。
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また、蕎麦の種類も高血圧予防の効果に差があります。
蕎麦には大きく分けると、白い蕎麦と黒い蕎麦があります。
白い蕎麦は蕎麦の実の白い部分だけを使い、黒い蕎麦は蕎麦の実の外側も使われています。
ルチンはソバの実の外側に多く含まれているため、高血圧予防を考えると黒い色のそばを選んだ方がよいようです。
→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動)|高血圧改善・対策・予防 についてくわしくはこちら
【予習編】
血管を修復するということであれば「アディポネクチン」でしょうか?
『アディポネクチン』とは、脂肪細胞から血液中に分泌されるホルモンで、糖尿病や動脈硬化症などを予防する効果があるといわれており、近年注目されています。
今回付け合わせとして「のり・大根おろし・油揚げ・なめこ・卵・ネギ・わかめ・とろろ」が挙げられていますが、アディポネクチンを増やす食材としては、マグネシウムや食物繊維の多いわかめなどの海藻類や「βコングリシニン(ベータコングリシニン)」を含む大豆食品(大豆たんぱく)である油揚げが含まれています。
今回は、高血圧の予防に関してですが、付け合わせや薬味というのは彩りだけでなく、栄養を補給することにも役立っています。
いろんな食事にトッピングしたり、薬味をつけるのには、食事を豊かにするだけではなくて、栄養を補助する意味もあるんですよね。
おそばを食べる時にもわかめや海苔をつけたり、桜えびのかき揚げつけたりすると、見た目も良くて、なおかつ栄養もよくなるのでぜひ!https://t.co/gxXoEPCCyL pic.twitter.com/ieBcg5LPDN— ハクライドウ@長崎島原手延えごまそば (@hakuraidou) 2018年7月6日
痩せる脂肪!褐色脂肪組織BAT(褐色脂肪細胞・ベージュ脂肪細胞)を活性化させる方法・食べ物【美と若さの新常識~カラダのヒミツ~】【たけしの家庭の医学】によれば、食べ物によって、余分なカロリーを燃焼させる「褐色脂肪」を活性化させることができるそうです。
- 唐辛子(カプサイシン)
- 黒コショウ
- 生姜
- 青魚(DHA・EPA)
河田照雄 農学研究科教授、後藤剛 准教授らの研究グループが行なった動物実験によれば、魚油(主成分はEPA、DHA)の摂取が「褐色脂肪細胞」の増加を促進し、体脂肪の減少や体温上昇をもたらすことが分かったそうです。 - 緑茶(カテキン)
- ミント(メントール)
- ペパーミント(メンチル乳酸)
- 玉ねぎ
- にんにく
- 和からし
- わさび
- シナモン
- 緑茶
■便秘解消にそば
そばには食物繊維(不溶性食物繊維)がたっぷり含まれていて、日本食品標準成分表2015年版(七訂)によれば、食物繊維の量(100g中)はごはん0.5g、うどん0.8gに対して、そば2.0gと2倍以上含まれています。
不溶性食物繊維は水分を吸収して膨張し、腸を刺激し、便を押し出し、便秘解消することが期待されます。
便秘解消に効果的な食材は「そば+わかめ」の組み合わせ!
そば(不溶性食物繊維)+わかめ(水溶性食物繊維)で便秘解消の効果UP!
水溶性食物繊維は便を柔らかくする効果があり、スムーズに便を排泄する効果が期待されます。
→ 食物繊維の多い食品 についてくわしくはこちら
→ 頑固な便秘を治す方法|食べ物・ツボ・生活習慣 についてくわしくはこちら
長崎島原手延べえごまそば1kg|「麺(蕎麦)で食べるエゴマ」でオメガ3の栄養を手軽にとりいれよう!【ご自宅用・ギフトにも】
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えごまそばには、話題の健康成分「αリノレン酸(オメガ3)」を含むえごまを練り込み、360年余りの伝統を誇る長崎県島原の手延製麺技術で仕上げました。
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