> 健康・美容チェック > 冷え性 > 冷え症・ストレッチ入浴法|ストレスで冷えがひどくなる「心の冷え症」チェック(20問)|#たけしの家庭の医学
2010年12月7日放送のたけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学では、「冷え症」を取り上げました。
【目次】
■心の冷え症|#たけしの家庭の医学
by azkin(画像:Creative Commons)
【追記】
●伊藤剛先生によれば、鼓膜の温度は脳に入る動脈の温度で脳温と考えられるそうです。
冷え性患者の場合、脳の温度を測ることが非常に重要。
脳(鼓膜)の温度は、37度前後が正常(女性の高温期)
●心の冷え性
ストレスや性格など精神的要因で冷えをひどくさせる状態のこと。
これまで冷え症の原因としてストレスが語られることがなかったが、現代のストレス社会では冷え症の原因として精神的要因が増えてきた。
【4つの冷えのタイプ】
四肢末端型冷え症:手足の先が冷える
下半身型冷え症:足腰など下半身が冷える
内臓型冷え症:体の中心が冷える
全身型冷え症:体全体が冷える
4つのタイプの冷え症は、何らかの身体的要因が関係している。
また、身体的要因による冷え症のうち約3割がストレス等の精神的要因が関係している。(北里大学 東洋医学研究所 伊藤剛先生調べ)
心の冷え症=身体的要因+精神的要因
※2重の原因で冷えている。そのため、治りにくく重い冷えの症状が出てしまう。
●ストレスが冷えをひどくする理由は?
そもそも人間は温まった血液を全身にめぐらし体温を保持している。
その働きを司るのが自律神経の一つ、交感神経。
人間は寒さを感じると、交感神経が働き、末梢血管が収縮し、放熱を抑え、体を温かい状態に保っている。
しかし、長期にストレスが加わると、交感神経を調節する脳が疲弊し、末梢血管が収縮できず、体温調節が出来なくなる。その結果、血管が開いたままの状態になり、熱が逃げてしまう。
これが、心の冷え症のいち原因なのだそうです。
常に体から熱が逃げ、脳にまで冷えが及ぶことがある。
精神的要因があった方も冷えのベースには必ず身体的要因があるそうです。
■心の冷え症チェック(20問)
当てはまる項目ナンバーを控えてください
1.人の意見に左右されやすい
2.ユーモアは理解できる方だ
3.人には逆らえない
4.人を笑わせるのは上手な方だ
5.自分の評価は気になってしまう
6.楽しいことには関心がある
7.人の顔色をうかがってしまう
8.どんな場でも打ち解けられる
9.他人の目が気になる
10.新しもの好きだ
11.人の意見が気になる
12.賑やかなのが好き
13.決心はぐらつきやすい
14.物怖じしない
15.優柔不断である
16.明るい性格だ
17.他人に指図されやすい
18.人見知りしない
19.決断が苦手である
20.よく笑う
奇数項目【周囲優先度】
・服従的
・消極的
・評価を気にする 等
偶数項目【自分優先度】
・個性的
・活動的
・自由奔放 等
周囲優先度に5つ以上該当し、自分優先度が周囲優先度よりも少ない場合、精神的要因による心の冷え症になりやすいと考えられるそうです。
●脳の温度が低い理由
1.脳の血流低下
2.耳あかがたまって温度計の赤外線が届かず正確に測れていないことがある
身体的要因
1.身体で熱が作れない
ダイエットによるカロリー摂取不足、運動不足で起きる筋肉量の低下など
四肢末端型や全身型に多い。
2.身体から熱が逃げやすい
皮下脂肪が薄い、皮膚血流が多く汗をかきやすいなど
内臓型、全身型に多い。
3.身体の熱を全身に運べない
うっ血や動脈硬化などから起きる血行障害により、体の隅々に血液が巡らず冷える
下半身型に多い。
●身体的要因チェック 該当数がもっとも多いところがあなたの身体的要因となる
1.身体で熱が作れない
- 身体はどちらかというと細めだ
- 手と足の先がいつも冷たい
- 汗はほとんどかかない
- 寒いと気分が憂鬱になる
- 食事の量は少なめである
- 冷えると頭痛がすることがある
2.身体から熱が逃げやすい
- 太ももや二の腕が冷える
- 自分では冷えを感じているのに手足を触ると温かい
- アレルギー体質である
- おなかが冷えやすい
- 冷えるとお腹が張ったり痛くなる
- 冷えると頭痛がすることがある
3.身体の熱を全身に運べない
- 足や下半身は冷えるが手や上半身はそれほどでもない
- 頭がのぼせたり顔や上半身がほてる
- 特に顔や上半身に汗をかきやすい
- イライラしやすい
- おなかが冷えやすい
- 冷えるとお腹が張ったり痛くなる
●熱が逃げやすい人は首や胸元にマフラーを巻く等風に当たらない保温が大切
■全ての冷え症の方に効く!万能入浴法・ストレッチ入浴法
●全ての冷え症の方に効く!万能入浴法
40度~42度のちょっと熱いと感じる程度のお湯を用意し、入浴時間は10分間。
最初の5分は寝るようにして首までしっかり浸かり、残りの5分は起き上がり座った姿勢で胸元を出してリラックス。
※入浴前は足元からかけ湯を行うこと。
●ストレッチ入浴法
万能入浴法の温かさの持続力をアップさせる入浴法が、ストレッチ入浴法なのだそうです。
1.お湯は40~42℃で2分間首まで浸かる。
2.2分経ったら上半身のストレッチ
両肘を後ろに突っ張り胸をはる
左右の肩甲骨をくっつけるように背筋を伸ばし5つ数える(2回)
(思いっきり力を入れて背筋を伸ばすのがポイント)
3.下半身のストレッチ
入浴から5分後起き上がり胸元まで体を出す
坐禅のように脚を組む
足の指先を手で握り引き寄せるように足指を伸ばす
5つ数えたら手を離し足を伸ばす。(2~3回)
(足を伸ばすことで血液がしっかり流れる)
4.10分たつまでゆっくり浸かる