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歯周病の人はアルコールを飲まなくても肝炎を発症する!|みんなの家庭の医学

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by Irina Patrascu(画像:Creative Commons)




2014年9月16日放送のみんなの家庭の医学のテーマは「長引く身体の不調を解消する!3つの新事実SP」でした。

その中でも気になったのは、肝臓の新事実【歯周病の人はアルコールを飲まなくても肝炎を発症する!】というものです。

■肝臓がんが増え続けている!?

肝臓がんによる死亡者数は年々増加し、現在では、4番目に死亡者数が多いがんとなっているそうです。

“沈黙の臓器”とも言われる肝臓は、お酒を飲み過ぎると肝炎を引き起こし、肝硬変、肝臓がんへと進行することはご存じの方も多いことだと思いますが、現在わかってきたことによれば、、アルコールを全く飲まず、肝炎ウィルスにも感染していないのに、肝炎を発症する人が数多く存在することが明らかになってきました。

■歯周病の人はアルコールを飲まなくても肝炎を発症する!

お酒をあまり飲まなくても(全く飲まなくても)、また肝炎ウイルスを持っていなくても、肝炎を発症させてしまう原因があり、それが日本人の8割が抱えている歯周病ギンギバリス菌は歯周病菌の一種)。

→ 肝炎 について詳しくはこちら

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■アルコールを飲まない人でも脂肪肝になる!

NASH(非アルコール性脂肪肝炎)(=nonalcoholic steatohepatitisの略)は、非アルコール性とあるように、アルコールなしで発症する肝炎のことをいいます。

NASHは、実は肝硬変肝臓がんにもなる恐れのある怖い病気です。

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■脂肪肝を改善する方法

肝臓の溜まった脂肪はたまりやすい性質がある一方、落としやすいとも言われています。

肝臓にたまった脂肪を落とすには、一言で言えば、生活習慣の改善です。

生活習慣の改善の2つの柱は、食生活の改善と運動を心がけること。

テレビでは、「階段を見たら肝臓の薬と思え」とも言っていましたよ。

⇒ 脂肪肝の改善方法 については詳しくはコチラ

肝臓とは?

肝臓は沈黙の臓器といわれています。

それは、肝臓は再生能力・代償能力に優れ、ダメージを受けても残った正常細胞が余分に働き、機能を維持するからです。

肝臓は痛みなどの症状を出すことがあまりないので、そのため肝臓に異常があっても気付かず、異常に気付いたときには病気がかなり進んでいることがあります。

⇒ 肝臓とは|肝臓の機能・働き・位置(場所) については詳しくはコチラ。

⇒ 肝臓の病気 については詳しくはコチラ。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 についてはこちら

⇒ 脂肪肝の改善方法 については詳しくはコチラ。

⇒ 肝臓の数値(γ-GTP・GOT(AST)・GPT(ALT)) については詳しくはコチラ。







肝臓関連ワード

肝臓とは|肝臓の機能・働き・位置(場所)

肝臓の病気|肝臓病の初期症状・種類・原因

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歯周病、がん(肺や腎臓、すい臓、血液)のリスクが高まる可能性=研究

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歯周病、がんのリスクが高まる可能性=研究

(2008/5/28、ロイター)

歯周病によりがんのリスクが高まる可能性があるとの研究結果が27日明らかになった。

インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士らが専門誌に発表した。

歯周病歴のある男性医療専門家を対象にした長期研究で、がんを患う可能性が全体的に14%高いことが判明した。

論文では「喫煙その他のリスク要因を考慮した上でも、歯周病は肺や腎臓、すい臓、血液のがんのリスク増大と大きな関連性があった」としている。

インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士らによれば、歯周病によってがんや腎臓、すい臓、血液)のリスクが高まる可能性があるという研究結果が発表されました。

口の中の細菌が膵臓がんを増やす?

(2016/6/21、medley)

口の中にポルフィロモナス・ジンジバリス、またはアグレガチバクター・アクチノミセテムコミタンスがいた人は、その後膵臓がんが発生することが多くなっていました。

反対に、フゾバクテリウムに分類される細菌が多かった人は、その後膵臓がんの発生が少なくなっていました。

歯周病や細菌によってがんのリスクが高まる可能性があるようですが、どのような関係性があるのかはこれからわかっていくのではないでしょうか。

今後も歯周病(細菌)とがんに関しては注目していく必要があるようです。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら







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若返り|ホンマでっかTV 5月25日




2011年5月25日放送のホンマでっかTVでは「若返りの裏常識」を紹介していました。

 

●産んで3日以内の母乳を飲むと10歳若返る効果がある!? (産経新聞)

母乳に含まれるアラキドン酸には、神経の伝達をスムーズにさせるというデータがあり、結果、母乳を飲むと脳が活性化すると考えられるそうです。

アラキドン酸は年をとるにつれて減っていくので、摂取すれば、年をとっても脳が若返る可能性があるそうです。

 

●母乳を飲むと内臓脂肪が燃焼する!?

ラクトフェリンに内臓脂肪を減らす効果があることを確認によれば、ライオンは、京都府立医科大学の西野輔翼教授、京都市立病院の吉田俊秀教授、名古屋市立大学大学院医学研究科の飯郷正明客員教授らと共同で行った臨床試験により、牛乳や母乳に含まれる「ラクトフェリン」が内臓脂肪を低減させる効果があることがわかったそうです。

●ラクトフェリンは、大腸のポリープを縮小させ、がん予防になる!?

母乳に含まれるラクトフェリンは、大腸のポリープを縮小させ、がん予防になるとも考えられるそうです。

大腸ポリープの成長抑制 牛乳に含有ラクトフェリン|47ニュース

牛乳などにわずかに含まれるタンパク質「ラクトフェリン」に、大腸ポリープの成長を抑える作用があるとする研究結果を、国立がんセンターがん予防・検診研究センターの神津隆弘室長と森永乳業がまとめた。

国立がんセンターと森永乳業の研究によれば、ラクトフェリンに大腸ポリープの成長を抑える作用があることがわかったそうです。

どのような仕組みでポリープが縮小しているかはこの研究ではわかっていないものの、ラクトフェリンを毎日3グラム摂取することにより、血中のラクトフェリン濃度が上昇し、免疫が増強していることを示すNK細胞の活性が上がっていたことから、ラクトフェリンとNK細胞の活性化に何らかの関連性があるのではないかという仮説が立てられます。

ラクトフェリン 免疫力維持、整腸作用も

(2016/3/27、毎日新聞)

大きく分けると(1)抗菌・抗ウイルス作用(2)免疫調節作用(3)脂質代謝改善作用(4)鉄分の吸収調節作用(貧血の改善)(5)腸内細菌の調節作用(6)歯周病の症状の改善作用(7)痛みの軽減など鎮痛作用(8)抗がん作用−−などとしている。

「日本ラクトフェリン学会」によれば、ラクトフェリンには、次のような機能性があるそうです。

※ただし、この結果には、動物実験の結果も含まれるため、科学的な証拠(エビデンス)のレベルが低いものも含まれているそうです。

●抗菌・抗ウイルス作用

抗菌・抗ウイルス作用では、細菌の細胞膜に作用することでたとえば、胃がんの危険因子といわれるピロリ菌を減らしたという研究結果もある。

ラクトフェリンが胃癌のリスク要因であるピロリ菌を減らしたという研究結果があるそうです。

ラクトフェリン|森永乳業

大腸菌やブドウ球菌、ピロリ菌などの病原菌や腐敗菌、いわゆる悪玉菌は、増殖する際に鉄を必要とします。ラクトフェリンは悪玉菌から鉄を奪いとり、生育を抑制します。

ラクトフェリンは、悪玉菌が増殖する際に必要とする鉄を奪い取ることで、生育を抑制するそうです。

●免疫調節作用

●脂質代謝改善作用

海外の研究では、血液中のラクトフェリン濃度が高い人ほど中性脂肪や血糖値が低いという報告もある。

ラクトフェリンに内臓脂肪を減らす効果があることを確認によれば、ライオンは、京都府立医科大学の西野輔翼教授、京都市立病院の吉田俊秀教授、名古屋市立大学大学院医学研究科の飯郷正明客員教授らと共同で行った臨床試験により、牛乳や母乳に含まれる「ラクトフェリン」が内臓脂肪を低減させる効果があることがわかったそうです。

●鉄分の吸収調節作用(貧血の改善)

●腸内細菌の調節作用

ラクトフェリンの摂取は乳児の腸内に多くいる善玉のビフィズス菌を増やす作用がある。

ラクトフェリンを摂取すると腸内のビフィズス菌を増やす作用があるそうです

つまり、腸内環境をよくする整腸作用があると考えられるそうです。

●歯周病の症状の改善作用

歯科医師らで組織した臨床ラクトフェリン研究会によると、歯茎のはれなど歯肉の炎症を改善する作用が報告されている。

確実なエビデンスにはなっていないものの、ラクトフェリンには歯茎の腫れなど歯肉の炎症を改善する作用があるそうです。

●痛みの軽減など鎮痛作用

ロタウイルスが引き起こす小児の胃腸炎で下痢や嘔吐(おうと)の症状が緩和された報告もある。

ラクトフェリンがロタウイルスによる胃腸炎で下痢や嘔吐の症状が緩和されたとする報告があるそうです。

●抗がん作用

●母乳は歯周病も治してくれる!?

※注意※母乳の成分を含むサプリメントも販売されているが、摂取しすぎるのは危険。

 

●母乳には未知の成分が含まれている!?

母乳は初乳から1年間くらいかけて成分変化する。

母乳で育てると栄養が良いため、IQが7%UPするというデータがある。

 

●頭が良くなると長生きする!?

長生きに関係する遺伝子の多くは知能に関係している。

長生きと頭の良さは遺伝子的に関連している(共進化してきた)。

一般知能が高い人が長生き。

 

●子どもの知能で祖父母の寿命が分かる!?

IQの遺伝性は80%。

IQの高い子どもを持つ祖父母は長寿の遺伝子を持つ可能性が高い。

知能とは、「勉強ができる」ではなく、反応が良い・勘が利くを指す。

 

●腐らないリンゴの美容液で若返る!?

海外セレブの間では、スイス産の4か月間腐らないリンゴから作られた美容液が流行中。

4ヶ月間腐らない理由とは、特殊な幹細胞で細胞を急速に再生するため、新鮮さを保つことができる。=若返り効果が期待される。

シワ・たるみを改善してくれる。

ミシェル・オバマ、ジェニファー・ロペスも愛用しているそうです。

 

●肌に穴を開けて若返り!?

剣山をすごく細かくしたようなCo2フラクショナルレーザーを当てると毛穴がきれいになったり、ニキビ跡がすごくキレイに治るそうです。

1センチ平方メートルあたり1000~1500くらいの細かい穴を皮膚に開ける

⇒治るときにコラーゲンが多く出る

個人差もあるが1回で15%の皮膚が入れ替わる。4,5回でワンクール。

シワ・シミにも良い。

 

●見た目が若いと実際に長生き!?

見た目が若いとポジティブになり、ホルモンにも良い影響を与えるかもしれない。

 

●直射日光は肌にとって百害あって一利無し!?

紫外線除去が肌の若々しさを保つ良い方法。

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●一生シミが嫌なら直射日光1日3分!?

スッピンなら直射日光浴びていい時間は3分。

 

●一生シミが嫌なら日傘で直射日光1日6分!?

SPF20の日焼け止め⇒1時間

SPF50の日焼け止め⇒2時間

日本では、母子手帳からも10年前から日光浴推奨の記載がなくなった。

 

●窓ガラスを通過する年中危険な紫外線!?

UVA波は1年中降り注ぐ上に、窓ガラスを通過する。

※UVB波は夏に多い。

シミの原因UVA波はヨーロッパより日本のほうが2倍多いと言われている。

UVA波は真皮まで届く。

UVA波を防ぐにはPA指標が高い日焼け止め(ツープラス、スリープラス)を使用する。

シミなどは、美白剤なども進化してきており、レーザーなどで除去することも可能。

【関連記事】

 

●オーストラリア一部の都市 皮膚ガン発症率は大阪の約100倍!?

 

●脳科学的に危険な若返りとは

光を浴びないで生活するとうつ的傾向になりやすい。

アンチエイジングからヘルスエイジングへ。

光がいけないというわけではなく、直射日光がいけない。

 

●ビタミン補充には15分木陰で魚を食べる!?

魚にはビタミンDがすごく多い。

ビタミンD合成のためなら木陰で15分くらいで良い。

 

●電気を点けて寝ると病気になり易い!?

光の刺激(視交叉上核にうけた光の刺激)によって体内時計が動く

⇒細胞が働き、新陳代謝が営まれる

体内時計を司るクロック遺伝子(時計遺伝子)

⇒代謝・ガン抑制にも関連

日中、光を浴び、徐々に暗くしていくと、クロックが切り替わり、睡眠の質が良くなる。

【関連記事】

 

●若返る為の秘薬がある!?

食べ物だったら、亜鉛系が良い。

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●カルニチン&αリポ酸が若返りの秘薬!?

最も良い組み合わせは、カルニチン&アルファリポ酸。

カルニチン&αリポ酸を与えた高齢ラットが若返った。

2002年以降否定される論文は発表されていない。

 

●若返るレタスが開発された!?

抗酸化作用・若返り効果があるチオレキシディンを大量に含むレタスがされた。

京都大学の研究によって開発され、今後市場に出る可能性もあるそうです。

マウスの実験で平均30%寿命が延びた。

 

●一日2食が一番太る!?

一食抜くというダイエットしている人は多いが、一日2食が一番太る。

 

●1日5食~6食が痩せ易い!?

一日2食だと吸収が高くなり、インシュリンが大量に出て、短命につながり、肥満になりやすい。

一日6食の場合は、食欲が抑えられ、食べる量も減り、吸収も減少する。

 

●毎日同じ時間の食事は太る!?

同じ時間に食事をすると直前にインシュリンが出て血糖値が下がる。

⇒お腹がすき、食べてしまう。

 

●午後3時24分が一番おやつを食べたくなる!?

毎日規則正しい時間帯に食事をすることが過食につながる。

毎日少しずつ時間をずらして食事をすると過食が抑えられる。

 

●空想で食べるだけで痩せられる!?

脳で満腹に食べることをイメージすると、食事の摂取量が減る。

●日本の20代女性は先進国で最も痩せている。

若いうちに過度なダイエットをすると、生理周期が無くなる恐れも。

 

●肥満と痩せは死亡率が同じ!?

BMI値と死亡率との関係を見ると、同じようなグラフになる。

肥満⇒心筋梗塞やがんリスクが上昇

ヤセ⇒呼吸器系の病気リスクが上昇

 

●ナッツを食べると長生きに効果的!?

ナッツを摂取すると、悪玉コレステロール中性脂肪値が下がる傾向がある。

ひと握り程度のナッツを食べる⇒過食が抑えられる

【関連記事】

 

●特にクルミが長生きに効果的!?

いろんなナッツの中で、クルミは、抗酸化作用が強い。

高齢者は噛むことによって脳が活性化する。

【関連記事】

 

●寝るだけで若返る枕カバー!!?

アメリカで若返る枕カバーが大人気。

海外では睡眠は美容にとって重要視されている。

若返る枕カバーの素材は、高級シルクで、アミノ酸とプロテインが入っている。

発売してまもなく100万枚売れたそうです。

寝ているときにできるシワがそのまま定着してしまう。

肌に良い枕を使うことがシワを防ぎ、若返りやすくなる。

 

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アンチエイジング@ホンマでっか!? TV いかがでした??Dr川田浩志のアンチエイジングワールド・リポート(2011/5/25)

見た目が若いほど実際に長生きする
→ 研究者:Christensen Kほか. 発表医学誌:BMJ 2009;339:b5262.

1日2食が一番ふとる/むしろ、もっと食事回数を増やした方がふとりにくい
→ 研究者:Metzner HLほか. 発表医学誌:Am J Clin Nutr. 1977;30(5):712-5

ナッツを食べるほうが むしろ悪玉コレステロールや中性脂肪が下がる
→ 研究者:Sabate Jほか. 発表医学誌:Arch Intern Med. 2010;170(9):821-827

やせている人とふとっている人の死亡リスクは同じ
→ 研究者:Prospective Studies Collaboration. 医学誌:Lancet 2009; 373: 1083–96

 







虫歯や歯周病などの原因菌を99・99%死滅させられる新たな殺菌法開発|東北大

Dental Health

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虫歯と歯周病菌99・99%死滅…東北大新手法

(2010/12/9、読売新聞)

虫歯や歯周病などの原因菌をほぼ死滅させられる新たな殺菌法を、東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らのチームが開発した。

治療機器の開発も進められ、画期的な治療法が数年以内に実用化できるとの期待が高まっている。論文は米国の代表的な薬学雑誌12月号に掲載された。

菅野助教らは、虫歯菌や歯周病菌など4種類の口腔こうくう内細菌と過酸化水素の水溶液に、目に見える波長のレーザー光を照射。強い殺菌作用のある物質「活性酸素」の一種を発生させ、3分以内に99・99%以上の菌を死滅させたという。人体への影響はないとみられ、治療が難しい歯周病の奥深い病巣を殺菌することなどへの応用が期待される。

東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らのチームによれば、虫歯や歯周病などの原因菌を99.99%死滅させられる新たな殺菌法を開発し、また治療機器の開発をすすめているそうです。

低侵襲・高効率な歯周病治療実現のための局所制御型ラジカル殺菌治療器の開発|東北大学病院臨床研究推進センター

具体的には、スケーラーチップの先端部より405 nmの可視光レーザーと3%過酸化水素水を放出することで歯周ポケット底部においてヒドロキシルラジカルを生成し局所的な歯周病菌の殺菌を行うことで非外科的歯周病治療の成功率を向上させる(図1)。

従来の超音波スケーラー(歯石や歯垢の除去を行う)では対応が難しかった歯周ポケットの深部にいる菌を上記の方法で殺菌を行うそうです。

いよいよ虫歯のない時代がくるのでしょうか。

期待しています。

→ 歯周病とは|歯周病の症状・予防 について詳しくはこちら







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マウス胎児細胞から完全な歯を再生 肝臓や腎臓などの再生医療につながる成果|東京理科大グループ




Army invests in 3-D bioprinting to treat injured Soldiers

by Army Medicine(画像:Creative Commons)

マウス胎児細胞から完全な歯を再生 東京理科大グループ

(2009/8/4、朝日新聞)

マウスの胎児から歯のもとになる細胞を取り出して培養し、痛みの感覚がある、ほぼ完全な歯に再生させることに東京理科大の辻孝教授(再生医工学)らのグループが成功した。

人の歯の再生だけでなく、肝臓や腎臓などの臓器の再生医療につながる成果として期待される。

米科学アカデミー紀要電子版に発表する。

東京理科大の辻孝教授(再生医工学)らのグループがマウスの胎児からほぼ完全な歯に再生させることに成功したそうです。

この研究が進めば、歯周病や虫歯で歯を失った人も入れ歯が必要でなくなりそうですし、また、肝臓腎臓などの再生医療にもつながりそうです。