●カロリーの新理論
皆さんカロリーについては興味がありますよね。この食品のカロリーはいくらだろうかと調べている方も多いと思います。
しかし、みなさんが知らず知らずのうちに思い込んでしまっていたのは、カロリー計算だけが重要で、どのようなカロリーの摂り方をすればよいか知らなかったということなんです。(例えば、同じカロリーでも肉と野菜では違うと感じますよね)
つまり、カロリーは量だけでなく質も頭に入れて、カロリーコントロールをする必要があるんです。
体内でエネルギー源となるものには糖質と脂質の2種類があり、性別や行動パターン、体質などの違いで、糖質タイプ(糖質を燃やすのが得意)と脂質タイプ(脂質を燃やすのが得意)に分かれます。
カロリーコントロールでダイエットをするには、燃やすのが苦手な方のエネルギー源の摂取を抑えることが重要です。
|
■あなたは糖質タイプ?脂質タイプ?カロリーチャートで調べてみよう!
図がないのでわかりにくいですが、AかBそれぞれの数の多いほうがあなたのタイプとなります。
Aの数の多いほうが、糖質タイプ。Bの数の多いほうが、脂質タイプ。
また、偏りが多いほど、そのタイプが強いことになります。
Q1.性別は? A:女性 B:男性
女性は糖質を燃やしやすい性質がある。
Q2.運動ならばどちらが得意? A:短距離走 B:長距離走
赤筋は別名、持久筋とも呼ばれ、長距離走に向いています。長距離走が得意な方は、脂質タイプ。
白筋は別名、瞬発筋とも呼ばれ、短距離走に向いています。短距離走が得意な方は、糖質タイプ。
Q3.自転車の乗り方は? A:自転車に毎日のように乗る B:ほとんど乗らない
自転車に乗る運動は筋肉負荷が両足に集中し、糖質の消費が多いため、糖質タイプ。ほとんど乗らない方は、脂質タイプ。
Q4.朝食は? A:食べる B:食べない
食後6〜8時間で体内の糖質は減少します。食事の間隔が長いと糖質を使い切ってしまうため、脂質を使うようになっていくのです。つまり、朝食を食べる方は糖質タイプ。食べない方は脂質タイプ。
Q5.体質は? A:寒がり B:暑がり
寒がりな人は体温を上げようと無意識に筋肉が動きます。つまり、すぐにエネルギーになる糖質を燃やしやすいのです。暑がりな人は体温が高く、脂肪分解酵素リパーゼが活発に働くので、脂質を燃やしやすいのです。
【糖質を多く含む食材】
簡単にいうと、炭水化物。例えば、ごはん、めん類(うどん・スパゲッティなど)、パン、お餅、イモ類などがコレに当てはまります。他にも果物、和菓子なども糖質を多く含む食材です。
【脂質を多く含む食材】
肉類、乳製品、卵、マヨネーズ、洋菓子などが脂質を多く含む食材です。
|
■カロリー:糖質タイプはこれでヤセる!
1.お肉を食べる際はできるだけ脂質を摂らないためにも脂の少ないものを。例えば、カルビよりはハラミにするなどです。
2.ラーメンを食べるならとんこつラーメンより脂の少ないしょうゆラーメンにする
3.なるべく間食は避け、苦手な脂質を燃やすよう仕向ける
4.どうしても間食する場合でも脂質の多い洋菓子は控えて和菓子にする
|
■カロリー:脂質タイプはこれでヤセる!
1.お肉はビタミンB1が多い豚肉がおすすめ。ビタミンB1は糖質をエネルギーにするのに必要なため。
2.ラーメンを食べる際には、糖質を燃やすアリシンが豊富なネギやにんにくをたっぷり入れましょう。
3.主食はパンより消化吸収の悪いごはんにする。
4.糖が脂肪に変わらないよう一度に食べず、何回か回数を分けて食事する。
これで、カロリーに対する知識はバッチリ!
|