「認知症」カテゴリーアーカイブ

おすぎさん(おすぎとピーコ)に認知症の症状が現れていた!認知症のリスク要因とは?

健康・美容チェック > 認知症 > おすぎさんに認知症の症状が現れていた!認知症のリスク要因とは?




おすぎさんに認知症の症状が現れていた!認知症のリスク要因とは?
おすぎさんに認知症の症状が現れていた!認知症のリスク要因とは?

HerbertGoetsch|unsplash

難聴になると認知症になりやすい!難聴は認知症の最大の原因!!!
難聴になると認知症になりやすい!難聴は認知症の最大の原因!!!

FrancoAntonio Giovanella|unsplash

おすぎとピーコ「50年ぶり同居で老老介護」の顛末 互いの消息を知らぬ現状(2022/5/10、NEWSポストセブン)によれば、おすぎさんは認知症の症状が現れていたそうです。

収録中、集中力が散漫になることが増えたんです。物覚えも悪くなっていたようで、“番組に迷惑をかけるかもしれない”と本人も不安を抱えていました。どうも認知症の初期段階のような兆候があったそうです。

■認知症のリスク要因

●英医学誌The Lancet(ランセット)に掲載された論文によれば、認知症の予防につながる9つのリスク要因は、中年期の聴力低下・中等教育の未修了・喫煙・うつ・運動不足・社会的孤立・高血圧・肥満・2型糖尿病で、例えば、聴力が低下すると、周囲から通常受け取るたくさんの情報が得られなくなり、社会的に孤立することにより、認知症になるリスクが高まるそうです。

→ 認知症の予防につながる9つのリスク要因|中年期の聴力低下・中等教育の未修了・喫煙・うつ・運動不足・社会的孤立・高血圧・肥満・2型糖尿病

難聴は認知症の最大の原因になる!?(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)によれば、難聴によって、音の刺激や脳への情報量が少ない状態になると、脳の萎縮や、神経細胞の弱まりが進み、それが認知症の発症に大きく影響することが明らかになってきているそうです。

認知症の発症リスクが高いのは、脳卒中の経験がある人、糖尿病や心臓病の持病がある人、握力が弱い人、うつ傾向がある人で紹介した国立長寿医療研究センターなどのチームによれば、難聴の人はそうでない人に比べて1・4倍認知症を発症するリスクが高いそうです。

【関連記事】

■まとめ

60代の先輩が早いうちからやっておけばよかったと後悔していることとは?によれば、60代になると「認知機能の低下」や「歩行困難などの運動機能の低下」、「耳が聞こえづらくなるなど聴覚機能の低下」に対する不安が増加しています。

厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」によれば、介護が必要となった主な原因の、第1位は認知症(要介護者)。

英医学誌The Lancet(ランセット)に掲載された論文によれば、認知症のうち3件に1件は脳の健康によい生活習慣・行動をすることにより予防できる可能性があるそうです。

認知機能の低下を予防するためにも、運動する機会を作る、食生活を見直す、社会的交流をもつ、聴力チェックなどの対策を早いうちからしていきたいですね。

→ 認知症対策|認知症に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら







ドラえもんの声で親しまれた大山のぶ代さん死去、晩年は認知症を患い、夫が介護生活を著書に

大山のぶ代さん死去 90歳 晩年は認知症を患うも…高いプロ意識 17年死去の夫が介護生活を著書に(2024年10月11日、スポニチアネックス)によれば、「ドラえもん」や「サザエさん」のカツオ役の声で親しまれた大山のぶ代さんが9月29日に老衰のため亡くなったことが分かりました。90歳でした。

晩年は認知症を患っており、2017年に亡くなった夫の砂川啓介さんは壮絶な介護生活を著書に残しています。

「ドラえもん」の声優・大山のぶ代さんの病気は認知症|老人ホームに入所 夫の砂川啓介さん「まずは僕自身のがんを治さないと」

■認知症のリスク要因

●英医学誌The Lancet(ランセット)に掲載された論文によれば、認知症の予防につながる9つのリスク要因は、中年期の聴力低下・中等教育の未修了・喫煙・うつ・運動不足・社会的孤立・高血圧・肥満・2型糖尿病で、例えば、聴力が低下すると、周囲から通常受け取るたくさんの情報が得られなくなり、社会的に孤立することにより、認知症になるリスクが高まるそうです。

→ 認知症の予防につながる9つのリスク要因|中年期の聴力低下・中等教育の未修了・喫煙・うつ・運動不足・社会的孤立・高血圧・肥満・2型糖尿病

難聴は認知症の最大の原因になる!?(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)によれば、難聴によって、音の刺激や脳への情報量が少ない状態になると、脳の萎縮や、神経細胞の弱まりが進み、それが認知症の発症に大きく影響することが明らかになってきているそうです。

認知症の発症リスクが高いのは、脳卒中の経験がある人、糖尿病や心臓病の持病がある人、握力が弱い人、うつ傾向がある人で紹介した国立長寿医療研究センターなどのチームによれば、難聴の人はそうでない人に比べて1・4倍認知症を発症するリスクが高いそうです。

【関連記事】

■まとめ

60代の先輩が早いうちからやっておけばよかったと後悔していることとは?によれば、60代になると「認知機能の低下」や「歩行困難などの運動機能の低下」、「耳が聞こえづらくなるなど聴覚機能の低下」に対する不安が増加しています。

厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」によれば、介護が必要となった主な原因の、第1位は認知症(要介護者)。

英医学誌The Lancet(ランセット)に掲載された論文によれば、認知症のうち3件に1件は脳の健康によい生活習慣・行動をすることにより予防できる可能性があるそうです。

認知機能の低下を予防するためにも、運動する機会を作る、食生活を見直す、社会的交流をもつ、聴力チェックなどの対策を早いうちからしていきたいですね。

→ 認知症対策|認知症に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら

オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法|#ガッテン(#NHK)

2016年6月1日放送の「ガッテン」(NHK)のテーマは『痛み&認知症に効く!「癒やしホルモン」の驚きパワー』でした。




【目次】

■オキシトシンの不思議なパワーとは

オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法
オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法

unsplash-logoOmar Lopez

カラダに触れられると脳から出てくる「オキシトシン」というホルモンは、痛みやストレスを緩和し、血圧を下げたり、認知症にも効果的だったり、ストレスや不安も軽減してくれるそうです。

フランスで行われた男性が街を歩く女性から電話番号を聞く実験によれば、声をかけるときに1秒腕に触れただけで成功率が2倍になったそうです。

ハグをする実験によれば、ハグをすることによって、「オキシトシン」というホルモンが増えたそうです。

■なぜタッチケアで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がるのか?

スウェーデンでは「タッチケア」を取り入れており、体に痛みを持つ患者にタッチケアを一週間続けたところ、痛みが軽くなったそうです。

リウマチ治療にもタッチケアが使われているそうで、手の痛みが消えたり、歩くのも楽になったという人がいるそうです。

【関連記事】

高血圧の人に週3回10分間タッチケアを行なうと血圧が下がったそうです。

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら

乱暴な言動や徘徊をしていた認知症の人にタッチケアをすると、乱暴な言動が減り、徘徊もしなくなったそうです。

痛みやストレス、強い不安に襲われると脳の中では、扁桃体が興奮します。

前頭前野が扁桃体の興奮を抑えているのですが、慢性的にストレスや痛みがかかり続けると、前頭前野では扁桃体の興奮を抑えることができずに、血圧が上がったり、不眠になってしまうそうです。

そこで、身体に触れられることによりオキシトシンが出ると、扁桃体の興奮を鎮めることにより、血圧が下がったり、痛みが治まるそうです。

【関連記事】




■安心できる人と電話をするだけでもオキシトシンは出る

オキシトシンは触れられることによってだけ出るわけではなく、安心できる人と電話をするだけでもオキシトシンが出てストレスが軽減するそうです。

米ウィスコンシン大学マディソン校(University of Wisconsin at Madison)の研究によれば、母親からの電話は、強力なストレス解消ホルモンの放出を促すことによって、疲れた神経を落ち着かせることが分かったそうです。

【参考リンク】

この研究で気になったのは、声によるコミュニケーション(ボーカルコミュニケーション)からテキストメッセージによるコミュニケーションが多くなった現代において、オキシトシンに違いがあるのかどうかという点です。

もしテキストメッセージによるコミュニケーションではオキシトシンが放出されなかったとしたら、人は神経が疲れた状態になっているのではないかと考えられます。

ある研究によれば、母親と直接コミュニケーションをとっている子供とは異なり、インスタントメッセージを送った女の子はオキシトシンを放出しなかったことが分かったそうです。

直接触れ合うことや身近で慰めの声を電話で聞くことではオキシトシンが放出されたのに対して、インスタントメッセージでは得られなかったことは、テキストメッセージ全盛の現代において重要な問いかけをしているのではないでしょうか?

また、番組ではオキシトシンを効果的に出す方法として紹介されたのは、抱き枕を抱きながら安心できる人と電話をすることで、声+触り心地によって、オキシトシンが出るそうです。

声を聞くだけよりも、抱き枕など抱えて抱き心地が加わると、より相手の存在を強く感じるため、安心の効果が大きくなるという研究結果があるそうです。

■自宅でできる簡単タッチケアの方法

  1. 椅子の背やテーブルにもたれて、楽な姿勢をとります。
  2. 背中に手のひらをピッタリつけて、背中全体をなでます。

なで方1.背中の真ん中から弧を描くようになでていく。

なで方2.肩・背中の一番外側のラインに沿ってなでていく。

なで方3.腰の位置から首に向かって、なでていく。

※ポイントは、1秒間に5センチほどのゆっくりした動き。

アイロンをかけるようなイメージで背中全体を触れるようにします。

※1回10分が目安で、タッチケアは触れられる方にも触れる方にもオキシトシンは出ます。

■まとめ

grooming 旭山動物園のサル

by Kazue Asano(画像:Creative Commons)

ニホンザルはなぜ毛づくろいをするのか?によれば、毛づくろいには3つの意味があるそうです。

1.シラミをとる(直接的)

2.不安を和らげる(心理的)

3.社会的な絆を深める(社会的)

毛づくろいを触れることに置き換えて考えるとすれば、触れること(触れ合うこと)によって、オキシトシンが分泌されることにより、ストレスが軽減することにより、不安を和らげることができるのではないでしょうか。

サルもヒトも触れる/触れられることによって、癒すということを自然と行なっているのかもしれません。







【ストレス 関連記事】
続きを読む オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法|#ガッテン(#NHK)

4週間の中強度の有酸素運動は2型糖尿病の認知機能改善に有効|筑波大

健康・美容チェック > 糖尿病 > 認知症 > 4週間の中強度の有酸素運動は2型糖尿病の認知機能改善に有効|筑波大

糖尿病の予防・改善には運動(特に有酸素運動)が効果的ですが、筑波大の研究によれば、有酸素運動は2型糖尿病の認知機能改善に有効なのだそうです。




■4週間の中強度の有酸素運動は2型糖尿病の認知機能改善に有効|筑波大

Untitled

by Olgierd Rudak(画像:Creative Commons)

中強度運動はⅡ型糖尿病の認知機能改善に有効―海馬におけるグリコゲン由来の乳酸輸送の関与を解明―

(2016/12/9、筑波大学ニュースリリース)

1.Ⅱ型糖尿病の合併症として海馬機能の認知機能の低下が知られていますが、その原因は不明です。今回、そのメカニズムとして神経細胞への乳酸輸送(取り込み)を担う MCT2 注1蛋白質の低下とそれを補うかたちでのグリコゲン注2貯蔵量の増加が起ることを新たに見い出しました。

2. この症状改善には習慣的(4 週間)な中強度の有酸素運動が有効であり、MCT2 蛋白質を回復させ、脳グリコゲンの補償的増加をさらに高めることがわかりました。

3. 中強度のエアロビクス運動は、Ⅱ型糖尿病に合併する認知症に対して、海馬の乳酸代謝を改善することで治療効果を発揮することが初めて示唆されました。

筑波大学征矢英昭教授らの研究グループが行なった2型糖尿病ラットの実験によれば、4週間の中強度の有酸素運動で2型糖尿病の合併症としての海馬機能の認知機能の低下が改善できることがわかったそうです。

海馬の MCT2 発現量の低下による神経細胞への乳酸輸送の低下がⅡ型糖尿病に伴った認知機能低下の重要な因子としてあり、その結果としてグリコゲン貯蔵量が高まっていることが示唆されました。

近年、海馬の神経におけるグリコゲン由来の乳酸利用が認知機能の維持に不可欠と報告されており、乳酸利用の低下がⅡ型糖尿病に合併する認知機能低下の原因の一つであり、今回の研究で中強度の有酸素運動が2型糖尿病に合併する認知症に対して、海馬の乳酸代謝を改善することで治療できることが示唆されました。

軽い運動でも脳の認知機能は向上する!?で紹介した筑波大学体育系の征矢英昭教授らの研究で、ジョギングに相当する運動を短時間行うと脳の中の判断力や注意力を支配する部分の活動が活発になることがわかっていましたが、今回の研究により、中強度の有酸素運動をすることによって、2型糖尿病の合併症としての認知機能の改善に役立つことが期待されます。







【関連記事】
続きを読む 4週間の中強度の有酸素運動は2型糖尿病の認知機能改善に有効|筑波大

糖尿病になると、認知症の発症リスクが2倍高くなる!?

健康・美容チェック > 糖尿病 > 認知症 > 糖尿病になると、認知症の発症リスクが2倍高くなる!?




■糖尿病になると、認知症の発症リスクが2倍高くなる!?

World Diabetes Day

by Oskar Annermarken(画像:Creative Commons)

糖尿病患者、認知症リスクが2倍に

(2015/11/13、読売新聞)

糖尿病を患うと、認知症の発症リスクが2倍高くなるという最新の研究報告を紹介。予防には血糖値を上げないことが大切で、そのための工夫として、「間食はなるべく避け、食事は野菜、魚・肉、ご飯の順で食べる。筋肉が衰えないように運動も行う」などと説明した。

東京大の植木浩二郎特任教授によれば、糖尿病になると認知症の発症リスクが2倍高くなるそうです。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら

駆け込みドクター 5月17日|認知症|認知症チェック・認知症予防にアマニ油・デジタル認知症によれば、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病のリスクの高さと認知症(アルツハイマー病)には関係があり、アルツハイマー病の発症リスクは、糖尿病だと2倍、高血圧だと2倍、脂質異常症だと3倍になると紹介していました。

糖尿病がアルツハイマーのリスク高める?

(2015/5/26、WSJ)

ミズーリ州セントルイスのワシントン大学の研究者らは、マウスの実験で血糖値を異常に高い値に引き上げたところ、脳内のアミロイドベータの生産も増加し、双方に何らかの相関性があることを突き止めた。

ピッツバーグ大学で実施された約180人の中年の成人を対象とした試験では インスリン依存型(1型)糖尿病の患者は、この疾患を持たない被験者と比べ、はるかに多くの脳内病変が認められ、認知機能は低下していた。

血糖値の高さが脳に影響を及ぼす可能性があることが、2つの研究で示されています。

なぜ血糖値が高いとアミロイドβが生産されアルツハイマーのリスクが高まるのでしょうか。

インスリンはアミロイドから脳を守り、ニューロン(神経単位)と記憶の形成のつながりを改善するとされる。

<中略>

セントルイスのワシントン大学のマウスの実験で医師のデビッド・ホルツマン氏は、糖が脳内のニューロンに刺激を与え、さらにアミロイドが作られると示唆している。

インスリンには血液中のブドウ糖(血糖)の濃度を調節する働きがありますが、今回の記事によれば、インスリンはアミロイドから脳を守る働きもあるそうです。

アルツハイマー病は、アミロイドβタンパクが脳にたまることで、神経細胞が死滅し、萎縮し、認知機能が低下することから起きると考えられています。

つまり、インスリンの分泌が低下したり、生成されなくなるということは、アミロイドから脳を守ることができなくなり、認知機能が低下してしまうと考えられます。

今回紹介した記事にもある通り、この2つの研究は決定的なものではないので、一つの説として受け止めるべきですが、血糖値をコントロールすることが認知症予防につながる可能性があるというのは覚えておいた方がよさそうです。

→ 認知症対策|認知症に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 糖尿病になると、認知症の発症リスクが2倍高くなる!?