ニンジンは大腸がん予防や糖尿病予防に役立つ食べ物!?




■ニンジンは大腸がん予防によい!

ニンジンには大腸がん予防にもよいそうです。

ニンジンが大腸がんに及ぼす影響に関する同様の研究の予備的調査結果によると、生のニンジンまたは軽く調理したニンジンを毎日30~40グラム摂取するだけで有益な効果がある可能性があると示唆されている。

がんリスクを下げる抗ガン食材とはどんな食べ物なの?によれば、βカロテンを多く含むにんじんも抗ガン食材として紹介しました。

長期追跡調査を行ったデンマークの人口 57,053 人を対象に、ニンジン摂取量から予測される 結腸直腸がん(CRC)診断リスクを調べたところ、毎週 2~4 本以上 (>32 g/日) の生ニンジンを自己申告で摂取していた人は、徹底的なモデル調整を行った後でも、生ニンジンを摂取しなかった人と比較して、平均 18 年を超える追跡調査で結腸直腸がん(CRC)リスクが 17% 低下したことがわかったそうです。

ニンジンが癌予防の役割を果たすのは、生理活性ポリアセチレンオキシリピンであるファルカリノール (FaOH) とファルカリンジオール (FaDOH) の主な食物源であるためです。

→ 大腸がんの症状(初期症状)チェック・原因・予防 について詳しくはこちら

■ニンジンは糖尿病予防に役立つ!

南デンマーク大学が行った2型糖尿病のマウスの実験によれば、ニンジンを摂取すると血糖値を調節する体の能力を高め、腸内細菌のバランスがより健康的な方向に変化することが分かったそうです。

今回の研究によれば、ニンジンが糖尿病に役立つ理由として「ニンジンには、細胞の糖吸収能力を高め、血糖値の調節を助ける生理活性化合物が含まれている」とあります。

【参考リンク】

メタボリックドミノを予防するカギは「腸と腎臓」!腸の炎症と慢性腎臓病を避けるにはどんな食事をするといいの?によれば、腸の炎症を起こすことが糖尿病につながると紹介しました。

肥満になっても腸管で炎症が起こらないと糖尿病になりにくい!?|慶大で紹介した慶應義塾大学医学部内科学教室の川野義長助教、中江淳特任准教授、伊藤裕教授らが行なったマウスの実験によれば、高脂肪食の過剰摂取による大腸の慢性炎症がインスリン抵抗性を引き起こし、糖尿病の発症につながるという新たな糖尿病発症メカニズムを解明しました。

この研究のポイントは、「肥満になっても、腸管で炎症が起こらないと糖尿病になりにくい」ことを示すものです。

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肥満になったからと言って必ず糖尿病になるわけでではなく、腸管で炎症が起こらないと糖尿病にはなりにくい、つまり腸管での炎症がポイントになるんですね。

また、腸の炎症を抑制するとメタボの症状が引き起こされないこともわかったことにより、メタボリックドミノは腸の炎症から始まるということもわかりました。

そして、腸の炎症が起こりやすくなる食べ方も分かったそうです。

 脂肪と糖分を同時に摂取すると、腸の炎症が起こりやすくなることがわかりました。糖分の過剰摂取は腸内細菌の働きを抑制し、腸内の免疫細胞が持つ防御力を弱めます。その後、腸管の表面を覆う細胞によって作られる防御壁が壊れ、そこから脂肪が体内に入りやすくなるのです。体内に脂肪が入り込むと、炎症を引き起こす化学物質「炎症性サイトカイン」が大量に分泌され、腸炎を起点としたメタボリックドミノの最初の駒が倒れはじめます。脂肪と糖分は過剰に摂取すると体に悪いのはもちろん、一気にメタボリックドミノを進めてしまうのです。

糖分の過剰摂取
→腸内細菌の働きの抑制・腸内の免疫細胞の防御力が弱まる
→腸管の表面を覆う細胞によってつくられる防御壁が壊れる
→脂肪が体内に入りやすくなる
→炎症性サイトカインが大量に分泌
→腸の炎症
→メタボリックドミノの進行

つまり、一つの仮説として、ニンジンを食べることで、、腸内細菌のバランスがよくなり(腸内細菌叢がよくなり)、腸の炎症を起こさなくなって、糖尿病を予防することがd系るのではないでしょうか?

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ニンジンが糖尿病予防や大腸がん予防のためにも役立つようですので、食事の中に入っているか今一度見直してみてくださいね。

→ 糖尿病の症状(初期症状)チェック について詳しくはこちら







五木ひろしさんの病気は慢性閉塞性肺疾患(COPD)と気管支炎。五木さんのタバコの喫煙歴はどれくらいあるの?




五木ひろし、慢性閉塞性肺疾患と気管支炎で明治座公演19日まで休演 代役立てて上演へによれば、五木ひろしさんの病気は慢性閉塞性肺疾患(COPD)だったそうです。

【追記(2025年7月15日)】

《「たばこは精神安定剤」と語ったことも》五木ひろし 肺疾患で公演中止…50代で明かしていた「反禁煙論」で紹介されているかこのインタビューによれば、「この20年間、ずっと吸っているけれど、たばこは僕にとって一種の精神安定剤だ。」と語っています。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは?

COPDとは、気管支や肺に炎症が発生し、息を吸うことができても吐き出せなくなる病気のこと。

COPDは、炎症が長期にわたる慢性気管支炎や、酸素を取り込む肺胞が壊れる肺気腫などの総称です。

長期にわたって喫煙していて、3週間以上咳が続いている場合には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の可能性があります。

●COPDの症状

これはタバコの煙によって肺が傷みやすい体質のかたに生じる病気で、進行すると日頃からたんとせき、動作時の息切れがみられます。

・咳(せき)
・痰(たん)
・息切れ

重症化すると、呼吸困難で全身状態が悪化することがあります。

マッチ吹きテスト

COPDになる前に、ぜひチェックしてみましょう。

【準備するもの】

マッチ
ボールペン

【マッチ吹きテストのチェック方法】

1)マッチに火をつける。
火が消えないように、マッチの軸にまで火を燃え移すようにしてください。
2)マッチを口から15cm離れた位置に持っていく。
ボールペンの長さが約15センチなので、ボールペンを目安にするとわかりやすいそうです。
3)口を大きく開けた状態で息を吹きかけ、マッチの火を消してみましょう。
息を吐くときに、口をすぼめないように注意してください。
マッチの火を吹き消せない場合は、COPDの可能性があるそうです。

COPDの可能性がある方は、ぜひ病院で診てもらいましょう。

詳しい検査は、専門医に診ていただくことをおすすめします。

■まとめ

加齢によって、年々肺の機能は低下していき、喫煙されている方はより肺機能が低下していくそうです。

あまり聞きなれないCOPDという病気ですが、 WHOによれば、COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、世界の死亡原因の第3位となっています。







グルテンフリーを公言しているディーン・フジオカさん、実はセリアック病の持病を抱えていた!




2025年7月12日放送のMBS「痛快!明石家電視台」に出演したディーン・フジオカさんはこれまでグルテンフリーを公言していましたが、実は「セリアック病」であることを明かしました。

■セリアック病とは?

セリアック病とは、小麦や大麦などに含まれるたんぱく質グルテンを摂取することにより免疫系が小腸を攻撃し、栄養の吸収を阻害する病気です。

セリアック病はグルテン(小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質)に対する自己免疫反応によって小腸が損傷を受ける慢性の消化器疾患であり、グルテンに対する過敏性がある人がグルテンを摂取することによって症状があられる病気であるとかんがえられます。

■グルテンフリーとは?

「グルテンフリー」とは、グルテンアレルギーやセリアック病の予防・改善のため、小麦・大麦・ライ麦などに含まれる「グルテン」というたんぱく質を避ける食事法です。

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炎症を引き起こす食事をしている人は認知症のリスクが高い!




英国の40~69歳の約13万人(131,209人)のデータを用いて、食事の種類が認知症のリスクにどう影響するかを調べた研究によれば、地中海式ダイエット(野菜、果物、魚、オリーブオイルなどが中心)など健康的な食事をしている人は認知症のリスクが低く、反対に炎症を引き起こす食事をしている人は認知症のリスクが高いことがわかりました。

【参考リンク】

■結果

●13.5年の追跡で、1,453人が認知症を発症しました。

●良い食事の効果:地中海式ダイエット、MINDダイエット(脳の健康に良いとされる食品を重視)、RFS(推奨食品スコア;健康的な食品の摂取頻度を点数化)、AHEI(代替健康食指数;バランスの良い食事を評価)のスコアが高い人(=これらの健康的な食事をしっかり実践している人)は、認知症のリスクが低い(約20~30%低下)。

●悪い食事の影響:EDII(エネルギー調整食事炎症指数;炎症を引き起こす食事の指標)スコアが高い人(炎症を引き起こす食事、例えば加工食品や赤身肉を多く食べる人)は、認知症のリスクが30%高まる。

●特に効果が強いグループ:60歳以上、女性、非肥満の人、特定の遺伝子(ApoEε4)を持たない人で、良い食事の効果がより強く見られた。

■まとめ

野菜や果物、魚、ナッツを多めに食べる地中海式ダイエットやMINDダイエットなどの健康的な食事は認知症のリスクを下げ、反対に炎症を起こす食事は認知症のリスクを上げる可能性があります。

今回の研究では健康的な食事に含まれている「何」が効果的なのかは書かれていませんでしたが、ヒントとなるのは「炎症」にありそうです。

認知症予防のために毎日食べたい!抗炎症力や抗酸化力を持つ○○科の野菜とは何?によれば、認知症リスクを減らすために毎日食べたい食材としてアブラナ科の野菜を紹介しています。

その理由としては、アブラナ科の野菜には、認知症予防に欠かせない「抗炎症力」「解毒力」「抗酸化力」という3つの力が備わっているから。

ブルーベリーやイチゴなどフラボノイドを豊富に含むベリー類を摂取すると、高齢女性の記憶力低下を2.5年遅らせることができる!では、ブルーベリーやイチゴに含まれる**フラボノイド(特にアントシアニン)**が活性酸素(細胞を傷つける物質)を減らし、脳の神経細胞を老化やダメージから守る抗酸化作用があり、また、脳の炎症を抑え、認知症やアルツハイマー病のリスクを下げる抗炎症作用があると紹介されています。

つまり、認知症リスクを下げる方法の一つとして、抗炎症作用のある食品を選択するといいのではないでしょうか?

普段の食事を意識することが将来の認知症リスクを下げることにつながると思って、食事を見直してみませんか?







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地中海式ダイエット(特にエキストラバージンオリーブオイル)が乳がんのリスクを下げる可能性がある!




ある研究によれば、地中海式ダイエット(野菜、果物、全粒穀物、魚、オリーブオイル、ナッツを多く含む健康的な食事スタイルで、特にエクストラバージンオリーブオイルを多く含むもの)が乳がんのリスクを下げる可能性があるそうです。

→ 乳がんの症状・原因・検査・予防法 について詳しくはこちら

【参考リンク】

■研究の背景

乳がんは女性にとって最も多いがんの一つで、2008年以降、世界中でその発生率が20%以上増加しています。

観察研究では、地中海式ダイエット(野菜、果物、魚、オリーブオイル、ナッツなどを豊富に含む食事)が乳がんのリスクを下げる可能性が示唆されてきました。

この研究(PREDIMED試験)は、その効果を科学的に検証するために行われたものです。

■研究の方法

スペインのプライマリヘルスケアセンターで、2003年から2009年にかけて、心血管疾患のリスクが高い60~80歳の女性4,282人(乳がんの既往歴がある人は除外)を1)エクストラバージンオリーブオイルを補充した地中海式ダイエット、2)ミックスナッツを補充した地中海式ダイエット、3)対照群(低脂肪ダイエットを推奨)の3つのグループに分けて約4.8年間追跡調査したそうです。

■結果

追跡期間中に、35人の女性が乳がんと診断されました。

発生率(1000人年あたり):オリーブオイル群:1.1
ナッツ群:1.8
対照群(低脂肪ダイエット):2.9

オリーブオイルを補充した地中海式ダイエット群は、対照群に比べて乳がんのリスクが約68%低い(ハザード比0.32)。

ナッツを補充した地中海式ダイエット群は、対照群に比べてリスクが約41%低い(ハザード比0.59)ものの、統計的には明確な差とは言えない。

特に、オリーブオイルからのカロリー摂取量が5%増えるごとに、乳がんのリスクが28%低下(ハザード比0.72)。

■まとめ

この研究では、地中海式ダイエット(特にエクストラバージンオリーブオイルを多く含むもの)が乳がんのリスクを下げる可能性が示されました。

今回は乳がんの症例数が少なかったため、今後はさらに大規模で長期的な研究が必要になりますが、普段の食事によって病気のリスクがわかる可能性があるという点が興味深いです。

野菜、果物、全粒穀物、魚、オリーブオイル、ナッツを多く含む健康的な食事スタイルを取り入れてみませんか?

→ 乳がんの症状・原因・検査・予防法 について詳しくはこちら







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