ウェアラブルIoTブランドhamon®を展開するミツフジが朝日ラバー・埼玉大学と着るだけで呼吸波形が計測でき睡眠時無呼吸症候群(SAS)のスクリーニングができる着衣型ウェアラブルデバイス開発をスタート

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■睡眠時無呼吸症候群(SAS)の早期発見に期待!着衣型ウェアラブルデバイスの開発がスタート

Sleeping Beauty

by Diego F. Garcia P.(画像:Creative Commons)

ミツフジ、朝日ラバー、埼玉大学で呼吸波形を計測できるウェアラブルシャツを共同開発~簡易睡眠ポリグラフ検査システムへの応用および慢性閉そく肺疾患の常時モニタリングを目指す~

(2017/6/19、ミツフジ株式会社プレスリリース PR TIMES)

着るだけで呼吸波形を計測できる着衣型ウェアラブルデバイスを共同開発いたします。正確に、そして簡易に呼吸波形を計測するため、導電繊維を用いた着心地の良いウェアに、胸やお腹のふくらみに密着させて身体の動きによる伸縮などの変位に対応できるゆがみセンサーを取り付けます。簡易的にPSG検査が可能なウェアを目指し、SASをスクリーニングできる製品への応用を目指します。

ミツフジ株式会社は、株式会社朝日ラバーと国立大学法人埼玉大学と共同で、SAS(睡眠時無呼吸症候群)をスクリーニングできる製品への応用を目指して、呼吸波形を計測できる着衣型ウェアラブルデバイスの開発を始めるそうです。

【追記(2017/8/1)】

心拍や呼吸数を計るタンクトップ「hamon」を制作、ミツフジが総額30億円を調達

(2017/7/31、TechCrunch)

本日ミツフジは第三者割当増資と融資により、総額30億円の資金調達を実施した。引受先はカジナイロン、電通、前田建設工業、南都銀行、京銀輝く未来応援ファンド投資事業有限責任組合、三菱UFJキャピタルと他数社が含まれている。

ミツフジが開発する「hamon」は、着用者の心電、心拍、筋電 、呼吸数、加速度、ジャイロ、温度、湿度などの情報を収集できるIoTウェアだ。収集した情報はトランスミッターからBluetoothを経由してスマートフォンで確認することができる。

着衣型ウェアラブルデバイスの開発を始めたというニュースを取り上げたミツフジは30億円を調達し、導電性繊維とウェアの量産体制の整備を行なっていくそうです。

【参考リンク】

■睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群は、簡単に言うと、眠っている間に呼吸が何度も止まってしまう病気のことを言います。

睡眠時無呼吸症候群の診断基準は、「10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上ある」場合です。

睡眠時無呼吸症候群は、「SAS(Sleep Apnea Syndrome)」とも呼ばれます。

睡眠時無呼吸症候群の自覚症状としては、日中の眠気ですが、周囲からはいびきがうるさいといわれることがあります。

  • 大きないびき(いびきがうるさいと言われる)
  • 眠っている間に呼吸が止まる
  • 日中の眠気
  • 熟睡感がない(よく眠れた感じがしない)
  • 起床時に頭痛やだるさを感じる
  • 睡眠中に何度も目が覚める

睡眠時無呼吸症候群になると、心筋梗塞糖尿病メタボリックシンドロームになるリスクが高くなるといわれています。

→ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・原因・検査・治療法 について詳しくはこちら




■背景

寝ている間の無呼吸になかなか気付くことができないために、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいると推計されていることから、睡眠ポリグラフ(PSG)検査の早期受診が奨励されていますが、医療機関での検査は泊りがけであることや高額な検査費用がかかるなどの課題があります。この解決方法として現在の技術においては、簡易的に検査できるパルスオキシメトリ法(※1)やフローセンサ法(※2)によるスクリーニング検査がありますが、データ収集の精度などに課題があります。

睡眠時無呼吸症候群として行うPSG検査は、医療機関で泊りがけで検査をすることや高額な検査費用がかかるなどの課題があります。

睡眠時無呼吸症候群の検査として紹介されているのは、簡易検査とPSG検査です。

●簡易検査

簡易検査とは、自宅でできる方法で、体内の酸素飽和度を測定する機器を指先に装着し、腕に小型の機器をはめて一晩休み、検査メーカーに郵送して、検査をしてもらう方法です。

●ポリソムノグラフィー(PSG)

簡易検査で陽性となった場合は、さらに詳しく診断を行なうために、「ポリソムノグラフィー(PSG)」という本検査を行ないます。

ポリソムノグラフィー(PSG)とは、指先につける機器だけではなく、心電図や脳波、鼻や口の気流測定、いびき音の測定、腹部の動きなどを見るセンサーなどを装着して、一晩休むという検査方法です。

そこで、今回開発するのが、銀メッキ導電性繊維の技術「AGposs®」を活用し、呼吸運動を計測するためのゆがみセンサーを組み込んだ着衣型ウェアラブルシャツです。

着るだけで呼吸波形を計測できる着衣型ウェアラブルデバイスを共同開発いたします。正確に、そして簡易に呼吸波形を計測するため、導電繊維を用いた着心地の良いウェアに、胸やお腹のふくらみに密着させて身体の動きによる伸縮などの変位に対応できるゆがみセンサーを取り付けます。簡易的にPSG検査が可能なウェアを目指し、SASをスクリーニングできる製品への応用を目指します。

■伝導性繊維に注目!

●ソックスの生地に温度センサーを織り込む

siren care
siren care

参考画像:[500 STARTUPS DEMO DAY 2016] BATCH 18, Siren Care|スクリーンショット

SIREN CARE|糖尿病患者の足の炎症や傷害を温度センサーでリアルタイムに見つけるスマートソックスでは、温度センサーをソックスに織り込み、糖尿病患者が炎症や傷害をリアルタイムで検出するスマートソックス(靴下)を紹介しました。

●Project Jacquard|伝導性繊維をあらゆるファッションアイテムに織り込むプロジェクト

Project Jacquard: Making the Jacket

グーグル・Project Jacquardの「衣服ハック」

(2016/1/13、wired)

プーピレフのアイデアの正式名称は「Project Jacquard」(プロジェクト・ジャカード。その名称は伝統的な機械織りの技法にちなんでいる)。その目標は、伝導性繊維を地球上のすべての衣類と布に織り込んで、タッチセンサーや触覚フィードバックなどの機能を、ジーンズからクルマのシート、カーテンに至るまで、あらゆるものに搭載することだ。

「センサーを素材として生地に織り込むことができれば」とプーピレフは言う。「それはエレクトロニクスからの解放を意味する。身の回りにあるベーシックな素材をインタラクティヴにできるのだ」

グーグルの先進技術プロジェクト部門、ATAP(Advanced Technology and Projects)が取り組んでいるのが「Project Jacquard」という伝導性繊維をあらゆるファッションアイテムに搭載できるような技術の開発です。

伝導性繊維をあらゆるファッションアイテムに搭載できるようになるとどうなるでしょうか?

プーピレフはそれが意味することを想像し始める。着替えていることを電話が認識し、蝶ネクタイを結ぶと同時にUberでクルマを呼んでくれたらどうだろう? ランニングシューズを履くと同時に、自動的に運動記録が開始するとしたら? あるいは服の袖を一度軽くスワイプしただけで通話ができ、相手の声も聞こえるとしたら?

いま私たちが使っているスマホやウェアラブルデバイスの操作を服に触れるだけでできるようになるのです。

しかし、伝導性繊維を開発しても問題になるのは、現実の製造工程に組み込めるのかどうかです。

製造の現場に飛び込んだイヴァン・プーピレフはその製造工程の過酷さ(伝導性繊維にとっての)を目の当たりにします。

「飛び出た余分な糸の繊維を除去するために、直火にかけるなどというプロセスすらあった」と彼は言い、その荒々しさに首を振る。「そんなことが行われているとは知らなかったが、それはほんの一例に過ぎない。伸ばして水に漬け、ホットプレスにかけ圧縮する。布の種類によっては金属の爪で引き裂くことすらある。電子部品(を組み込む)とすれば、致命的だ」

製造工程では火にかけたり、水につけたり、圧縮したりするなど電子部品を組み込んだ電導性素材にとっては様々な課題が見つかりましたが、編み込みの技術や製造工程に取り入れる方法について解決していったそうです。

プーピレフは、服の袖を全面液晶ディスプレー化するという自分の夢を笑いつつ、それを本当に実現するのに関心をもつ誰かと協力することの重要性を熱っぽく語った。

脈拍数や血液中の酸素濃度などを表示し、肌に貼れる有機ELディスプレイを開発|東大で紹介した東京大学の染谷隆夫教授らの研究グループは、センサーで検知した脈拍数や血液中の酸素濃度を表示できる、肌にフィットして貼っていることに気付かないほど違和感なく装着できる有機ELディスプレイを開発したそうですので、服の袖を全面液晶ディスプレイ化するのもそう遠くない未来かもしれません。

ファッション×テクノロジーは面白い研究が多く、着用するだけで心拍・心電位などの生体情報を取得できる機能素材があったり、バイオロジーを活用したトレーニングスーツ・ランニングシューズなどの研究が進んでいます。

●着用するだけで心拍・心電位などの生体情報を取得できる機能素材がある

着るだけで心拍数を測れる新素材 NTT・東レが開発によれば、NTTと東レは、心電計や脈拍計の電極の代わりに使える衣料用の新素材を共同開発していますし、心拍・心電位などの生体情報を取得できる機能素材「HITOE」を使ったウェア「C3FIT IN-PULSE」を活用して不整脈の臨床研究|東大病院・ドコモによれば、潜在的な不整脈検知が有効であるかを検証することを目的として、着用するだけで心拍・心電位などの生体情報を取得できる機能素材「hitoe」を活用したウェア「C3fit IN-pulse(シースリーフィットインパルス)」を活用し、長時間にわたる心拍と心電位計測を行う研究も行なうそうです。

■まとめ

「#睡眠負債(SLEEP DEBT)」|わずかな睡眠不足の影響が脳のパフォーマンスの低下・病気のリスクを高める|#NHKスペシャルによれば、わずかな睡眠不足の影響が、まるで借金のように積み重なることで、知らず知らずのうちに脳のパフォーマンスを低下させたり、病気のリスクを高める恐れがあるそうです。

FITBITの睡眠データ分析により7時間以上の睡眠は健康に良い影響を与えることが判明によれば、睡眠データの分析によって、睡眠が7時間以下になると深い睡眠とレム睡眠を十分に得られない可能性があり、睡眠時間7~8時間の際に深い睡眠とレム睡眠の割合が最も高くなることがわかったことから、7時間睡眠が健康に良いという一つの裏付けができたといえそうです。

このように睡眠の重要性に注目が集まる中、睡眠時無呼吸症候群になると、日中の眠気があったり、よく眠れた感じがしないだけでなく、心筋梗塞糖尿病メタボリックシンドロームになるリスクが高くなるといわれています。

ただ、寝ている間の無呼吸になかなか気付くことができないことから、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいるのではないかと考えられています。

そこで、今回、睡眠時無呼吸症候群がより簡単に検査ができるようにと、着衣型ウェアラブルシャツの開発がすすめられています。

こうした製品によって睡眠時無呼吸症候群の早期発見ができ、病気の人が少なくなるといいですね。

→ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・原因・検査・治療法 について詳しくはこちら







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腕と胸に装着して喘息症状を予測するウェアラブルデバイスを開発|米ノースカロライナ州立大学

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■腕と胸に装着して喘息症状を予測するウェアラブルデバイスを開発|米ノースカロライナ州立大学

腕と胸に装着して喘息症状を予測するウェアラブルデバイスを開発|米ノースカロライナ州立大学
腕と胸に装着して喘息症状を予測するウェアラブルデバイスを開発|米ノースカロライナ州立大学

参考画像:New Devices, Wearable System Aim to Predict, Prevent Asthma Attacks|スクリーンショット

喘息症状を予測!腕や胸に装着するウェアラブル機器を米大学が発明

(2016/6/12、Techable)

米国のノースカロライナ州立大学・ASSISTセンターの研究員が発明した「健康・環境追跡装置(以下、「HET装置」)」だ。HET装置は、腕や胸部に装着して使用する2体のウェアラブル機器と、肺機能を測定する肺活量計という、計3体の器具によって構成されている。

「ResApp」|咳の音から診断して、肺炎や喘息、気管支炎などを診断するアプリ|豪クイーンズランド大学で紹介したResAppは、咳の音から診断して、肺炎や喘息、気管支炎などを診断できるアプリでしたが、米国のノースカロライナ州立大学・ASSISTセンターの研究員が発明した「健康・環境追跡装置」は、腕と胸に装着して喘息症状を予測するウェアラブルデバイスなのだそうです。

Wearable sensors to monitor triggers for asthma, and more – Science Nation

ノースカロライナ州立大学のASSIST(Advanced Systems of Integrated Sensors and Technologies)のディレクターVeena Misraらのチームは、ナノテクノロジーを活用した、自分の周りの環境やバイタルサインをモニタリングできる、小型の着用できるセンサーの開発を行なっているそうです。

どのような仕組みになっているのでしょうか?

胸部用パッチには患者の動きや心拍数、呼吸数、血中酸素量、皮膚インピーダンス、呼吸時の喘鳴といった生体の変化を追跡するセンサーが搭載されている。

一方、スマートウォッチタイプのウェアラブル機器だが、主に喘息症状を促す大気中の環境因子(例. 揮発性有機化合物、オゾン)を特定したり、湿度・温度変化をモニタリングしたりするために開発されたものだ。その他にも、患者の動きや心拍数、血中酸素量をキャッチするセンサーが搭載されている。

これが使われるようになれば、どんなときに喘息症状が出やすいのかをチェックすることができ、できるだけ喘息症状が出ないようにすることができるようになりそうです。

■まとめ

Appleの医学・医療研究用のiPhoneアプリを開発するためのオープンソースのソフトウェアフレームワーク「ResearchKit」を活用し、このウェアラブルデバイスと組み合わせることができれば、喘息に対する新しい発見もできるかもしれませんね。




→ せきとたんが止まらない時の原因とは?病気を見分ける方法・ポイント について詳しくはこちら

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【参考リンク】
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iPS細胞移植でサルの心筋梗塞の治療に初めて成功|新しい心臓病治療法を開発|信州大チーム

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■iPS細胞移植でサルの心筋梗塞の治療に初めて成功

iPS細胞移植でサルの心筋梗塞の治療に初めて成功
iPS細胞移植でサルの心筋梗塞の治療に初めて成功

参考画像:iPS 細胞を用いた新しい心臓病治療法を開発|イナリサーチスクリーンショット

iPS細胞使いサルの心筋梗塞改善 初めて成功と発表

(2016/10/11、NHK)

グループでは、拒絶反応を起こしにくい特殊な免疫のタイプを持つサルからiPS細胞を作りだし、心臓の筋肉の細胞に変化させました。そして、心筋梗塞を起こしたサル5匹に移植したところ、いずれのサルも拒絶反応を起こさず、移植前に比べて心臓の収縮力が改善し、血液を送り出す量も平均でおよそ8%増えたということです。

信州大学の柴祐司准教授のグループが行なった研究で、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を心筋梗塞を起こしたカニクイザルに移植し、症状を改善させることに世界で初めて成功したそうです。

iPS細胞に関する研究が進んでいますが、ヒトに近いサルで心筋梗塞の症状の改善の効果が確認できたのは大きな一歩ですよね。

ただ気になるポイントが一つ。

その一方で、移植後、一時的に不整脈が増える現象が見られたということで、グループでは今後、こうした副作用と見られる症状を減らす研究も進めていくことにしています。

移植後に不整脈が増える現象が見られたため、それを減らす研究も併せて行ない、数年以内にヒトでの臨床試験を始める計画なのだそうです。

→ 心筋梗塞・急性心筋梗塞とは|心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら







【参考リンク】
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ノーベル賞の期待も!ゲノム編集技術「CRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)」とは?




■ノーベル賞の期待も!ゲノム編集技術「CRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)」とは?

CRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)
CRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)

参考画像:Genome Editing with CRISPR-Cas9|YouTubeスクリーンショット

遺伝子編集ツール「CRISPR」ついに人間での使用へ? 審議がライブストリーム

(2016/6/21、ギズモード)

米国国立衛生研究所(NIH)のブログによると、同研究所の組み換えDNA諮問委員会(RAC)では、CRISPR/Cas9を使ったがん治療実験の提案について精査する予定です。この実験では、がん患者のT細胞を体から取り出して、遺伝子編集し、また体に戻すことが提案されています。

ゲノム編集技術「CRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)」を使うことで、多くの病気に関わる変異を、従来の遺伝子編集ツールよりも短時間かつ低コストで修復または削除できる可能性があるそうです。

CRISPR/Cas9に関するニュースを検索すると、現在様々な研究が進んでいるようです。

ゲノム編集で初のがん治療臨床試験へ、米ペンシルベニア大が申請

(2016/6/17、ニュースイッチ)

最先端のゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9(クリスパーキャスナイン)を使い、米ペンシルベニア大学ががん治療の臨床試験に向けた適用申請をおこなっていることがわかった。

米ペンシルベニア大学がCRISPR/Cas9を使った初のがん治療臨床試験に向けた申請を行なっているそうです。

【関連記事】

これまでにもHIVや白血病に対して、遺伝子を組み換えた免疫細胞による治療が試みられたことがあったそうですが、CRISPRはそうした治療よりも、容易かつ正確に、さらに低コストで行なうことができると考えられているそうです。

HIV患者の細胞からウイルス除去に成功、遺伝子編集ツールで

(2016/3/25、ギズモード)

テンプル大学の研究チームが、遺伝子編集ツール「CRISPR/Cas9」を使ってHIVに感染した人の免疫細胞からHIV-1ゲノムを取り除くことに成功しました。

テンプル大学では、「CRISPR/Cas9」を使ってHIVに感染した人の免疫細胞からHIV-1ゲノムを取り除くことに成功したそうです。

新しい遺伝子治療法となるか、ゲノム編集でマウスの筋ジストロフィー改善

(2016/1/4、ニュースイッチ)

米国の3つの独立した研究グループによるもので、CRISPRを使ってDMDのマウスの原因遺伝子を修復し、筋肉を作り出すのに不可欠なたんぱく質を生成することに成功したという。

筋ジストロフィーは、骨格筋や心筋などの筋肉が次第に萎縮する遺伝性の難病ですが、その筋ジストロフィーの大半を占めるデュシュエンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の治療につながる研究成果が報告されたそうです。




■CRISPR/Cas9とはどんな技術なのか?

生きた細胞の遺伝子を7色にマーキング

(2016/4/25、newsweek)

CRISPR-Cas9は、細菌がウイルスから身を守るための仕組みを応用している。

細菌は、侵入してきたウイルスのDNAを細菌自身のゲノムに取り込み、コレクションしていく。再度同じウイルスが細菌に侵入すると、コレクションからコピーされた「ガイドRNA」がウイルスのDNAを照合し、ガイドRNAにくっついている酵素「Cas」がウイルスのDNAを切断して撃退する。

Doudna博士とCharpentier博士は、この仕組みを元に任意のガイドRNAを使える技術を開発。これがCRISPR-Cas9だ。ゲノムを編集したい研究者は、該当箇所のDNA配列と同じ配列のRNAを作りさえすれば、あとはこのRNAがガイドとなって該当箇所を勝手に見つけ、くっついている酵素Cas9がその箇所を切断してくれる。この時、任意の配列のDNAをCas9といっしょに注入しておけば、切断された箇所にそのDNAが挿入される。つまり狙った箇所に対して確実に望みの遺伝子配列を挿入できるわけだ。

CRISPR/Cas9は、遺伝子を改変して病気を取り除いたり、新たな遺伝子を埋め込んだりする遺伝子編集ツールで、細菌がウイルスから身を守るための仕組みであるCRISPR(Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeats)システムを応用しているそうです。

Genome Editing with CRISPR-Cas9|YouTube

We Can Now Edit Our DNA. But Let’s Do it Wisely | Jennifer Doudna | TED Talks

【参考リンク】

■ゲノム編集の例







がん光免疫療法、3月から日本(国立がん研究センター東病院)でも治験開始|アスピリアン・セラピューティクス

【目次】




■がん光免疫療法、3月から日本(国立がん研究センター東病院)でも治験開始|アスピリアン・セラピューティクス

アスピリアン・セラピューティクス
アスピリアン・セラピューティクス

参考画像:アスピリアン・セラピューティクス|スクリーンショット

がん光免疫療法、3月から日本でも治験開始 柏の病院で

(2018/1/18、朝日新聞)

同社によると、治験は手術や放射線、抗がん剤で治らずに再発した頭頸部(とうけいぶ)がんの患者を対象に安全性などを確認する。国立がん研究センター内の審査を経て3月にも始める。米国では2015年に治験が始まり、これまでに15人中14人はがんが縮小。14人のうち7人はがんが消えたという。

米「アスピリアン・セラピューティクス(Aspyrian Therapeutics)」は国立がん研究センター東病院でがん光免疫療法の臨床試験(治験)を3月から始めることを発表しました。




■「がん光免疫療法(近赤外線光免疫療法)とは?簡単に!

日本でも治験が始まる!#がん光免疫療法(#近赤外線光免疫療法)とは?簡単にわかりやすく!によれば、「がん光免疫療法(近赤外線光免疫療法:Near Infrared Photoimmunotherapy, NIR-PIT)」は、がん細胞に結合する抗体と近赤外光を吸収して化学反応する特殊な色素を組み合わせた抗体薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate, ADC)を使用し、近赤外光が照射されると、がん細胞が膨潤して破裂し、がん細胞が死滅するという治療法です。

【関連記事】

■まとめ

がん光治療(近赤外線でがんを壊す新治療法)の治験が始まる|米国立保健研究所などでは、近赤外光と新たに開発した薬剤を使ってがんを治療する「がん光免疫療法」についてのニュースを追ってきましたが、いよいよ日本でも治験が3月に始まるというニュースや#島津製作所、「がん光免疫療法」に関する計測技術について米国国立がん研究所と共同研究契約を締結が取り上げられましたので、今後ますます注目ですね。







【参考リンク】
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