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世界の平均寿命は大幅な伸びを見せているものの、がん・心臓病・脳卒中といった病気による死者数は増加

"Life is the word"

by Nicolas Alejandro(画像:Creative Commons)

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世界の平均寿命に大幅な伸び、生活習慣病は増加 報告書

(2016/10/7、AFP)

この10年間で、195のうち188の国と地域で、平均寿命が上昇した。

 一方で、がん、心臓病、脳卒中といった非伝染性疾病については、2005年の3500万人から2015年には3900万人となり、その死者数が増加している。

<中略>

 がん、冠動脈疾患、肝硬変、アルツハイマー病など、増加傾向にある非伝染性疾病の多くは、加齢に関連するものだ。

英医学専門誌ランセット(Lancet)に発表された報告書「世界の疾病負担研究(Global Burden of Disease Study)2015」によれば、感染症による死者数の急激な減少によって、世界の平均寿命は大幅な伸びを見せているものの、がん、心臓病、脳卒中といった病気による死者数は増加しているそうです。

感染症予防ができるようになっている現代では、今後は、健康格差が問題になると思います。

健康格差とは、所得や学歴など社会経済的な地位が低いと不健康が多くなるといわれている格差のことです。

#健康格差 とは|所得や学歴など社会経済的な地位が低いと不健康が多くなる!?によれば、健康格差の研究は1980年代から始まり、WHO(世界保健機関)によって健康格差の要因についてまとめたレポートもあるほど、すでに欧米では深刻な格差の一つとして受け止められているそうです。







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脳卒中患者の神経回路の修復を促すBMI(ブレインマシンインターフェース)リハビリ機器の製品化に向けた医師主導治験を始め、3年後の発売を目指す|#慶応大学 #パナソニック

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by U.S. Department of Agriculture(画像:Creative Commons)

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■脳卒中患者の神経回路の修復を促すリハビリ機器の製品化に向けた医師主導治験を始め、3年後の発売を目指す|慶応大学・パナソニック

脳卒中まひ新治療…神経回路修復するリハビリ機器、3年後発売目指す

(2017/1/23、読売新聞)

慶応大学の里宇明元(りうめいげん)教授(リハビリテーション医学)と牛場潤一准教授(理工学)らのチームは、手の指を伸ばそうと考えた時の脳波の変化を解析。頭に着けたセンサーがこの変化を検出すると、機械が指を伸ばし、同時に腕に電気刺激を加える機器を開発した。脳波と連動した動作や電気刺激を繰り返すことで、神経回路の修復が促される。

慶應義塾大学の里宇明元教授らのチームは、脳波の変化をセンサーで読み取って、まひした指を機械で伸ばし、同時に腕に電気刺激を加えることを繰り返すことで、脳卒中患者の神経回路の修復を促すBMI(Brain-Machine Interface)リハビリテーションシステムを開発しています。

今後は、装置の製品化に向け、慶応大学とパナソニックが医師主導治験を3月にも始め、3年後の発売を目指すそうです。




■BMIリハビリテーションシステムが開発された背景

参考画像:質の高い新たな治療を実現する医療機器の医師主導治験を支援―「医療機器開発推進事業」で3件の新規課題を採択―(2016/3/14、国立研究開発法人日本医療研究開発機構)|スクリーンショット

質の高い新たな治療を実現する医療機器の医師主導治験を支援―「医療機器開発推進事業」で3件の新規課題を採択―

(2016/3/14、国立研究開発法人日本医療研究開発機構)

患者数が約350万人に上る脳卒中は、上肢が実用レベルまで回復する割合は15~20%に留まっています。現状、手指伸筋活動もみられない重度麻痺患者に対しては、有効な治療法は存在せず、従来のリハビリテーションでは、 麻痺手の回復そのものを指向した治療よりも、利手交換、片手動作の習得等の代償的治療が中心になっていました。

現在のところ、重度のまひ患者においては、有効な治療法がなく、麻痺した手そのものの治療よりも利き手を変える、片手の動作を覚えるといった治療が中心となっていたそうです。

■まとめ

脳卒中患者のリハビリに関するテクノロジーが進んでいますので、今後は麻痺した手の治療もできるように変わっていくのではないでしょうか。

→ 脳卒中の前兆・原因・予防 について詳しくはこちら







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筋肉の動きをモニタリングできる電子タトゥー|脳卒中の患者のリハビリや車の運転の居眠り防止、義肢の操作|テルアビブ大学

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参考画像:Yael Hanein Lab, TEL AVIV UNIVERSITY – Tattoo sEMG|スクリーンショット




■筋肉の動きをモニタリングできる電子タトゥー|脳卒中の患者のリハビリや車の運転の居眠り防止、義肢の操作|テルアビブ大学

筋肉の動きをモニタリングする電子タトゥー開発TEL AVIV UNIVERSITY

(2016/7/27、Fashionsnap.com)

タトゥーは、皮膚への接着面及び電極性能を向上させる導電性ポリマーから構成。

皮膚を刺激することなく、何時間もの間安定した信号を記録することができるという。

同技術は、脳卒中または脳損傷の患者のリハビリテーションや、運転中のドライバーの覚醒度を監視などに活用される。なんらかの疾患によって四肢を切断した患者が、残った筋肉で義肢を操作する用途にも応用可能になるという。

イスラエルのテルアビブ大学で開発された筋肉や神経細胞の活動をモニタリングできる電子タトゥーは、脳卒中などの患者のリハビリや車の運転の居眠り防止のための監視機能、義肢を操作する用途などに応用可能なのだそうです。

【参考リンク】

Emotion-Detecting Temporary Tattoos Are Here

■貼り付け型やインプラント型の医療デバイスの開発が進んでいる

最近では、肌に貼るタイプやインプラントタイプの医療デバイスの開発が進んでいる印象を受けます。

■まとめ

筋肉や神経細胞の活動をモニタリングできる電子タトゥーは、脳卒中などの患者のリハビリや車の運転の居眠り防止のための監視機能、義肢を操作する用途などいろいろな場面で使われるようになるかもしれません。







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「糖尿病」治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも

Numbers And Finance

by Ken Teegardin(画像:Creative Commons)

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■「糖尿病」治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも

「糖尿病」 治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも

(2008/12/11、産経新聞)

国民病の糖尿病は、早期から治療に努めなかった患者の生涯医療費が5000万円超と、治療に励んだ患者の6倍にも上ることが10日までに、専門医が初めてまとめた症例別推計で分かった。患者は毎年50万人増え、2年後には1000万人を突破する見込みだが、半数は未治療や治療放棄者だ。

糖尿病の早期の段階での治療を怠った患者の生涯治療費が5000万円超と、糖尿病治療に励んでいる患者の6倍になるそうです。

糖尿病と診断されているにもかかわらず、治療をうけない人や継続できずにやめてしまう人が多いようです。

現在、糖尿病または糖尿病予備軍の人は急増しています。

厚生労働省の調査では、血糖の指標となるヘモグロビンA1c(赤血球タンパクとブドウ糖が結合したもの)値が6・1%以上の「糖尿病が強く疑われる人(治療中を含む)」は平成9年に690万人、同5・6%以上6・1%未満で未治療の「糖尿病を否定できない人(糖尿病予備軍)」が680万人だったのが、14年に880万人と740万人、18年は820万人と1050万人に急増した。

糖尿病が増加している原因は、食事の変化と運動不足、遺伝などだといわれています。

糖尿病820万人のうち治療を受けているのは410万人で、このうち141万人(34・4%)は血糖制御が順調で、深刻な合併症を防いでいる。

未治療・治療放棄の410万人と、治療しても血糖制御が不調な269万人の計679万人は、合併症の危険が高い。

「合併症は軽症段階から心筋梗塞や脳卒中、10年以上続くと透析が必要な障害、5~6年で末梢(まっしょう)神経障害が出て、重症化すれば足が壊疽(えそ)して切断することも。

糖尿病網膜症や緑内障は7年以上で出ることが多く、重症なら失明する」

糖尿病と診断されても半数の人が治療を受けておらず、最初のうちはよいのでしょうが、その後、糖尿病の合併症を引き起こします。

合併症予防には適切な治療が肝心だ。早期なら、食事・運動療法だけで改善する人も少なくない。症状が進めば血糖降下薬なども服用。重症になれば、服薬に加えインスリン注射を毎日2回打たなければならず、合併症の危険は一層増す。

糖尿病の合併症を防ぐためにも、医師との相談の上、食事療法運動療法などの治療が重要です。

■糖尿病にかかる医療費

2017年6月6日放送の「みんなの家庭の医学」では糖尿病にかかる医療費について取り上げました。

■まとめ

現在、糖尿病と診断されている人が、きちんとした治療を受けるようになれば、糖尿病の合併症になる人は減少し、医療費も減少することが考えられます。

糖尿病または糖尿病予備軍と診断された人は、ぜひきちんとした治療を受け、生活習慣を改善しましょう。

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不眠による突然死(狭心症・心筋梗塞・脳卒中)を昼寝で予防

Gently Sleeps

by geir tønnessen(画像:Creative Commons)

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【目次】

[不眠]突然死を遠ざける昼間の“チョイ寝”

(2010/6/30、ダイヤモンド・オンライン)

「睡眠は食事同様、生命現象の基本中の基本。睡眠不足は栄養不足と同じようなもの」と、国立精神・神経センター精神保健研究所の白川修一郎客員研究員。

眠りの質の低下はさまざまな病気の発症につながると警告する。

睡眠の質の低下は様々な病気の発症につながるそうです。

■睡眠不足と高血圧

特に注意が必要なのは、高血圧だ。

睡眠不足は心臓に負担がかかり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞)などによる突然死のリスクを高めることが研究でわかっている。

睡眠不足によって、心臓に負担がかかり、高血圧に影響を与え、狭心症や心筋梗塞脳卒中(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞)などによる突然死のリスクが高まるそうです。

→ 高血圧 について詳しくはこちら

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■睡眠不足と肥満

肥満が気になる人も要注意だ。

米コロンビア大学が約8000人に実施した研究の結果によると、睡眠が5時間以下の人は、7~9時間の人に比べて 73%も太りやすかった。

これは「睡眠不足になると、食欲を抑えるレプチンという物質が減り、逆に食欲を高めるグレリンという物質が増えるため」(白川氏)である。

睡眠不足になると食欲を抑えるレプチンが減り、食欲が増すグレリンが増えるため、太りやすくなるそうです。

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睡眠不足が太る原因?|睡眠と肥満のカギを握る2つのホルモンとは?

グレリン:脳の食欲中枢を刺激して食欲を感じさせる作用をもつホルモン。

レプチン:脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きをもつホルモン。

つまり、グレリンとレプチンが、空腹と満腹のバランスをとっているということですね。

この食欲のバランスをとるグレリンとレプチンのバランスが、睡眠不足によって、影響を受けているようなのです。

30~60歳の男女1024人で、血液中の食欲調整ホルモンの値と平均睡眠時間、体格指数(BMI)との関係を分析。

その結果、睡眠時間が短いほど食欲ホルモンのグレリンが高い一方、満腹ホルモンのレプチンが低く、BMIが高かった。

(データ:PLoSMed;1(3):e62,2004より改変)

睡眠不足になると、グレリンが増えて食欲が増し、レプチンが減って満腹を感じにくくなってしまうそうです。

グレリンの過剰とレプチンの低下は一晩寝不足しただけでも起こる。

一晩寝不足しただけでも、グレリンの過剰とレプチンの低下は起こる、つまり、太りやすい体になるようです。

■理想の睡眠時間とは

「理想の睡眠は7時間。6時間半~8時間眠る人は健康リスクが低い」と白川氏。

人間は寝ているあいだにたまったストレスを解消させたり、脳の機能を回復させている。

睡眠が5時間以下になると、脳の前頭葉の働きが障害を受け、注意・集中力、判断力、記憶・学習能力、感情のコントロール力、意欲など、認知機能全般が低下する。

理想の睡眠時間は7時間前後のようです。

睡眠時間が5時間以下になると、脳の働きが落ちてしまうようです。

睡眠時間が何時間だと脳卒中による死亡リスクが高くなるか?

(2015/11/11、MEDLEY)

睡眠時間が6時間以下であると出血性脳卒中による死亡のリスクは減少し、9時間以上であるとすべての脳卒中および脳梗塞による死亡のリスクが増加するという結果でした。

睡眠時間が長すぎるとかえって脳卒中リスクが高くなるそうなので、このあたりに脳卒中の原因が隠れているのかもしれません。

■睡眠不足を解消する方法

白川氏がビジネスマンに勧めるのは、昼寝の習慣だ。

食後に15~20分のあいだ仮眠するだけで、午後の仕事はかなり楽になるという。

午後早めの短い睡眠であれば、夜に眠れなくなることもない。

また、睡眠不足の人は、就寝時間を30分ずつ早めていくと解消できるという。

食後に15分から20分ほど昼寝することで、すっきりするようです。

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もし不眠が続くようでしたら、一度睡眠に関する専門医に診てもらうようにしましょう。

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