夏の時期に大人ニキビができる原因は、「汗による肌のpHの変化」「肌のバリア機能の低下」「過剰な洗顔」の3つです。
汗による肌のpHの変化
汗そのものがアトピー性皮膚炎の症状悪化の原因ではない!汗をかいて洗い流すことで症状改善によれば、汗自体には体温調節機能、防御機能、保湿といった良い面があるのですが、汗をかくと、弱酸性からアルカリ性に肌のpH値が変化し、ニキビの原因となるアクネ菌などが発生しやすい肌環境になってしまうそうです。
また、過剰な皮脂もニキビの原因菌のエサとなるため、夏はニキビができやすい環境といえそうです。
肌のバリア機能の低下
紫外線を浴びたり、クーラーで乾燥してしまうことで、肌のバリア機能が低下してしまうそうです。
皮膚のバリアーを高めてアトピー予防|アレルギーマーチを防ぐには?によれば、都市部の湿度が減少していることで、皮膚が乾燥しやすくなっており、また清潔にしようとして洗いすぎていることも皮膚のバリアーを失わせる原因になっているようです。
乾燥がひどくなることで皮膚にとっては厳しい環境になってきているということですから、しっかりと保湿をして皮膚のバリアーを高めていきたいですね。
また、夏になると、クーラーが効いた部屋で体調を崩す方がいます。
冷房の強い環境により、自律神経の機能が乱れる病気を通称冷房病と呼びますが、自律神経の乱れに伴って、肌の免疫力が低下し、肌荒れを起こす人もいるようです。
過剰な洗顔
ニキビは雑菌が繁殖して炎症を引き起こすからといって、一日に何度も洗顔をしては肌に負担がかかってしまいます。
大人ニキビ対策
大事なことは、思春期にできるニキビと大人ニキビの原因は違うため、それぞれ対策が違ってくるということです。
大人ニキビ対策のポイントは3つ。
1.汗の拭きとり方
汗を拭きとるときはこするのではなく、汗を抑えるようにして拭き取ること。
2.洗顔
過剰な洗顔は大人ニキビの原因となるので、洗顔回数は少なめにすること。
そして、しっかりと保湿すること。
3.夏の温度差に気を付ける
自律神経の乱れによって、免疫力が低下するので、クーラーの温度設定に気を付けたり、体が冷えるときには、体を温めるように気を付けたり、お風呂で体を休めるなど自分の体を守るようにしましょう。
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