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■日本人は欧米人より内臓脂肪がたまりやすい?
(2010/8/30、日経ウーマンオンライン)
Q 体格指数BMI【体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)】30以上の肥満者が国民の35%近い米国人と、約4%の日本人。生活習慣病の原因となる内臓脂肪がたまりやすいのは、米国人のほうでしょうか。○? ×?
脂肪が付いているイメージは欧米人の方があるので、答えは欧米人かと思ったのですが・・・
> 健康・美容チェック > 内臓脂肪 > ラクトフェリンに内臓脂肪を減らす効果があることを確認
【目次】
■「ラクトフェリン」に内臓脂肪の低減作用があることを確認 日本肥満学会大会で発表へ
by Rajesh Kumar(画像:Creative Commons)
乳由来の多機能たんぱく「ラクトフェリン」に内臓脂肪の低減作用 ライオンらがヒト臨床試験で確認、日本肥満学会大会で発表へ
(2008/10/10、日経ヘルス)
ライオンが京都府立医科大学の西野輔翼教授、京都市立病院の吉田俊秀教授、名古屋市立大学大学院医学研究科の飯郷正明客員教授らと共同で行った臨床試験によれば、牛乳や母乳に含まれる「ラクトフェリン」が内臓脂肪を低減させる効果があるそうです。
■世界初!ラクトフェリンによる内臓脂肪の低減効果を確認
参考画像:ラクトフェリン研究室・効果検証1
2ヵ月後の被験者12名の平均として、腹部CT断面の内臓脂肪面積で22%減、腹囲で4%減の有意な内臓脂肪低減効果を確認しました。特に効果が顕著な例では、内臓脂肪面積で40%減の効果が認められました
「ラクトフェリン」を、1日あたり300mg相当分・2ヵ月間経口摂取する実験を行なったところ、腹部CT断面の内臓脂肪面積で22%減、腹囲で4%減の有意な内臓脂肪低減効果を確認し、特に顕著な内臓脂肪低減が見られたケースでは、内臓脂肪面積40%減の効果があったそうです。
■「ラクトフェリン」による内臓脂肪低減効果を二重盲検法でも確認
「ラクトフェリンタブレット」の2ヶ月間の摂取で、プラセボ群と比較して、CT撮影による腹部内臓脂肪面積が平均値で12.8cm²(図1-1)、腹囲3.4cm(図1-2)、体重2.5kg(図1-3)などの有意な減少が確認されました。
ラクトフェリンタブレット(ラクトフェリンとして1日あたり300mg相当)を摂取するグループに、もう一方はラクトフェリンの入っていないタブレットを摂取するグループ(プラセボ群)とし、2ヶ月間摂取してもらったところ、プラセボ群と比較して、CT撮影による腹部内臓脂肪面積が平均値で12.8cm²、腹囲3.4cm、体重2.5kgなどの有意な減少が確認されたそうです。
●二重盲検群間比較法とは
本物と外観や手触りなど全く本物と同じに構成された偽物の2種類を準備し、被験者及び試験者には試験に用いるものが本物あるいは偽者かわからないようにして行う試験方法です。思い込みによる効果を排除して信頼性の高いデータが必要な場合に用いられます。
■なぜ「ラクトフェリン」が内臓脂肪を減らすのか?
ラットの成熟脂肪細胞にラクトフェリンを5段階の濃度で添加し、生成されるグリセロール量を測定しました。その結果、「ラクトフェリン」添加量が多くなるに従ってグリセロール生成量も増加し、「ラクトフェリン」の脂肪分解促進作用が確認されました
脂肪細胞は、エネルギーが多くある時には体内にあるグルコースや脂肪酸から脂肪を合成し、エネルギーが足りない時には脂肪分解酵素リパーゼの働きによって脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解します。
ラクトフェリンの添加量が多くなるにしたがって、グリセロールの量も増加したことから、「ラクトフェリン」の脂肪分解促進作用があることが確認できたそうです。
通常、脂肪はペリリピンのコーティングによって、脂肪分解を促進するリパーゼから守られています。しかしラクトフェリンが脂肪細胞に作用すると、ペリリピンの量が減ってコーティングが弱まるため、脂肪が分解されやすくなるものと考えられます。
通常は、脂肪はリパーゼの働きを阻害する「ペリリピン(脂肪滴の分解阻害タンパク)」によって、脂肪の分解を促進するリパーゼから守られているのですが、ラクトフェリンを添加すると、ペリリピンが減少し、リパーゼが脂肪を分解しやすくなると考えられるそうです。
→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら
2011年7月9日放送の世界一受けたい授業では、「緊急解明!痩せていても危ない!日本人を蝕む 第3の脂肪」を取り上げました。
by seier+seier(画像:Creative Commons)
→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら
> 健康・美容チェック > 内臓脂肪 > 痩せ型の体型なのに、なぜ内臓脂肪が多いの?内臓脂肪を減らすには?
【目次】
■細身の体型なのに、なぜ内臓脂肪が多いの?
by Gareth Williams(画像:Creative Commons)
(2014/12/2、マイナビニュース)
細身の体型なのに、内臓脂肪が多いという方がいると思います。
日本人は欧米人に比べて内臓脂肪がつきやすい性質があるようです。
なぜ、欧米人より日本人の方が内臓脂肪がたまりやすいのでしょうか。
それは、日本人は、欧米人と比較すると、皮下脂肪に脂肪を蓄えておく力が低いため、内臓脂肪としてたまってしまうようです。
日本人はヤセ型でも糖尿病になりやすいといわれていますが、見た目がやせているからといっても、中身を見れば内臓脂肪がたまっているかもしれません。
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では、内臓脂肪はどのように減らすのが効果的なのでしょうか。
具体的な内容は元記事をご覧いただくとして、ポイントをまとめてみます。
食べ過ぎや高脂肪のものは消化されにくく、胃にも負担がかかります。牛や豚肉の脂身を避け、脂肪の少ない鶏肉をとりましょう。繊維質を含む海藻類やキノコ類、緑黄色野菜、ゴボウ、イモなどの根菜類、乳製品、果物をとって便秘を予防しましょう。
これらのことは生活習慣を改善するアドバイスとしてよく言われることですが、やはり大事なのですね。
良い生活習慣を取り入れ、悪い生活習慣を捨てるようにしていけば、おのずと良い結果が生まれるのではないでしょうか。
■内臓脂肪を減らす方法
内臓脂肪を減らすには、生活習慣の改善が重要です。
ミネラル・ビタミン、食物繊維をバランスよく積極的にとる。緑黄色野菜を積極的にとりましょう。
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ストレスによる食べすぎも多いようです。
ストレスによる食べすぎを避けるためにも、睡眠や休息をとり、リラックスしてストレスを解消しましょう。
脂肪は就寝中にたまりやすいため、就寝前の食事や間食を避けることを心がける。
油分の多い食事は減らし、油の種類も不飽和脂肪酸の油に切り替えましょう。
青魚やえごま油・くるみなど不飽和脂肪酸に含まれるオメガ3脂肪酸(EPA・DHA・アルファリノレン酸など)など不飽和脂肪酸を多く含む食品は、肝臓での中性脂肪の合成を抑え、血中の中性脂肪を減らすといわれています。
また、オメガ3系脂肪酸を摂取して運動をすると、脂肪燃焼を早めるという結果が出ているそうです。
内臓脂肪を落とすためのおすすめドリンクとしては、にんじん(4本)・レモン(1個)・リンゴ(1/2個)で作った野菜ジュース(3人分)に亜麻仁油(小さじ1杯)を入れたドリンクです。
オメガ3系の油には、エゴマ油、シソ油、青魚の魚油があるため、どれでも良いそうですが、このジュースには亜麻仁油が合うようです。
内臓脂肪を燃やすためには、オメガ3脂肪酸を摂るだけでなく、ビタミン・ミネラルも必要なため、野菜や果物と一緒に摂るのが効果的です。
また、このドリンクは朝に飲むとよいそうです。
飲む時間帯は朝に飲むといい理由は、朝から通勤で歩いたり、家事をしたりすることが運動となり、それが脂肪燃焼に役立つからです。
→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら
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糖質・脂質が多く含まれている食事やお酒の飲み過ぎで必要以上のエネルギーが体に入り、また運動不足でエネルギーが消費されないと、エネルギーが余り、その余ったエネルギーが中性脂肪となることで、中性脂肪の値が高くなります。
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肥満の人は、週250分以上早歩きなどのやや強めの運動をすると、体重が減らなくても、肝臓に蓄積した脂肪が減少したり、善玉コレステロールや肝臓の炎症を防ぐ物質が増えていることがわかったそうです。
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アディポネクチンは、中性脂肪の燃焼を助けるホルモンで、内臓脂肪が少ないほど分泌量が増えるそうです。
反対に、メタボリックシンドロームが進行する=内臓脂肪が増えると、アディポネクチンは減少してしまいます。
アディポネクチンを増やす方法としては、内臓脂肪を減らす・食物繊維を多く含む海藻類の摂取・オスモチンを含む野菜や果物の摂取・EPA・禁煙です。
→ アディポネクチンを増やす方法 について詳しくはこちら
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牛乳や母乳に含まれるたんぱく質「ラクトフェリン」が人間の内臓脂肪を低減させる作用があるそうです。
脂肪細胞は、エネルギーが多くある時には体内にあるグルコースや脂肪酸から脂肪を合成し、エネルギーが足りない時には脂肪分解酵素リパーゼの働きによって脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解します。
ラクトフェリンの添加量が多くなるにしたがって、グリセロールの量も増加したことから、「ラクトフェリン」の脂肪分解促進作用があることが確認できたそうです。
通常は、脂肪はリパーゼの働きを阻害する「ペリリピン(脂肪滴の分解阻害タンパク)」によって、脂肪の分解を促進するリパーゼから守られているのですが、ラクトフェリンを添加すると、ペリリピンが減少し、リパーゼが脂肪を分解しやすくなると考えられるそうです。
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→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら
> 健康・美容チェック > 内臓脂肪 > アディポネクチン > 【世界一受けたい授業】内臓脂肪を最速で落とす方法!アディポネクチンを増やす方法|4月28日
2018年4月28日放送の「世界一受けたい授業」は「話題の本に学ぶ内臓脂肪を最速で落とす方法!日本人は内臓脂肪がつきやすい体質?」がテーマでした。
先生:奥田昌子さん
内臓脂肪を最速で落とす 日本人最大の体質的弱点とその克服法 (幻冬舎新書) 新品価格 |
日本人は欧米人より内臓脂肪がたまりやすい?によれば、日本人は、欧米人と比較すると、皮下脂肪に脂肪を蓄えておく力が低いため、内臓脂肪としてたまってしまうようです。
内臓脂肪はどのようにして落とせばよいのでしょうか?
【目次】
■脂質を抑える
by IQRemix(画像:Creative Commons)
●お肉は調理方法に工夫を!
お肉を食べる際に調理方法に一工夫すると脂質を抑えることができます。
例えば、下ごしらえするときに、無駄な脂身をとったり、鶏肉の皮をとるとそれだけで脂質の量を抑えることができます。
また、調理する際にも、「揚げる>焼く>煮る」(つまり煮ると脂質を抑えられる)を心がけるとよいようです。
●魚は青魚がオススメ!
青魚にはDHA・EPAが含まれており、中性脂肪を抑えてくれる効果が期待できます。
【ゲンキの時間】サバに含まれるオメガ3(DHA・EPA)が中性脂肪を下げる|サバダイエットで中性脂肪値・コレステロール値改善で紹介した2018年4月15日放送の「ゲンキの時間」では、サバにはオメガ3を含む不飽和脂肪酸(EPA・DHA)が多く含まれており、中性脂肪を下げる効果が期待できるため、中性脂肪を下げたいという方にサバをオススメしていました。
→ DHA・EPAとは|DHA・EPAの効果・効能・食品・摂取量 について詳しくはこちら
→ 中性脂肪を下げる食事・運動・サプリメント について詳しくはこちら
●お酒や果物には注意!
果物に含まれる果糖は血糖値を上げないため、脳の満腹中枢にシグナルが送られないため、満腹感を感じにくく、ついつい食べ過ぎの原因となります。
また、果糖には、摂取すると肝臓に取り込まれ、その一部が中性脂肪に変わる性質があるそうです。
おススメの果物としては、果糖・ショ糖が少ない「イチゴ」をおすすめしていました。
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■アディポネクチンを増やす
アディポネクチンは脂肪を燃やす働きを持つ善玉ホルモン。
アディポネクチンを増やす食べ物は、玄米や大豆。
番組が玄米や大豆を使ったメニューとして紹介したのは「大豆と玄米のキーマカレー」。
オクラやトマト、ヒジキなどのサラダを付け合わせとして加えると、さらに効果的なのだそうです。
大豆や野菜で「アディポネクチン」を増やしてメタボリック対策をしよう!によれば、以下のような食品にアディポネクチンを増やす効果があるそうです。
→ アディポネクチンを増やす方法 について詳しくはこちら
→ 「メタボリックシンドローム」を初めてTVで紹介した専門医が開発した長寿ホルモン「アディポネクチン」のサプリメント について詳しくはこちら
■日々の生活の中で落とす
by Sherman Geronimo-Tan(画像:Creative Commons)
睡眠不足になると、肥満度が高くなるそうです。
ここでカギを握るのが、食欲を調整する二つのホルモン、グレリンとレプチンです。
睡眠不足が太る原因?によれば、一晩寝不足しただけでも、グレリン(脳の食欲中枢を刺激して食欲を感じさせる作用をもつホルモン)の過剰とレプチン(脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きをもつホルモン)の低下は起こる、つまり、太りやすい体になるようです。
また、有酸素運動であるウォーキングを1日30分を目安に行なうとよいそうです。
その際には、普段歩くスピードよりも速く歩くとよいそうです。(一緒に歩いている人と会話ができる程度)
さらに効果的に運動するためには、ウォーキングなどの有酸素運動をする前に、筋トレを10分やるとよいそうです。
■まとめ
内臓脂肪を減らすには、油ものを控えたり、睡眠をしっかりとり、30分歩き、ご飯を2口減らすことを心がけましょう!
→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら
P.S.
2018年12月1日放送の世界一受けたい授業では「5秒筋トレ」(松井薫さん)による内臓脂肪の落とし方を紹介しました。