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【目次】
■自律神経のバランスを整えるポイントは「ゆっくり」を意識すること
by swong95765(画像:Creative Commons)
自律神経とは、呼吸や心臓の動き、血の巡りなど体の基本的な働きをコントロールしていて、大きく分けると、交感神経と副交感神経に分けられます。
交感神経 → 血管を収縮・アクティブ
副交感神経 → 血管を拡張・リラックス
男性30代、女性40代になると、副交感神経の働きが急激に低下するそうです。
交感神経の働きが優位になると、血管が収縮し、血流が悪くなり、肩こり・高血圧・むくみ・便秘になりやすく、場合によっては、脳梗塞・心筋梗塞の危険性が高まるそうです。
また、更年期になり、エストロゲンが減少することによって、ホルモンバランスが崩れると、自律神経が乱れてしまい、様々な更年期症状が現れます。
今注目されている「冷えのぼせ」の状態は、交感神経と副交感神経が通常よりも頻繁に働くため、「自律神経失調症型の冷え」とも言えます。
→ 冷えのぼせの症状・原因・改善・対策・やってはいけないこと について詳しくはこちら
順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生によれば、さまざまな症状の原因が実は交感神経と副交感神経のバランスが崩れたことにあるのではないかと考えられ、反対に考えると、交感神経と副交感神経のバランスを上手にコントロールできるようになれば、病気になりにくくなると考えられるということです。
自律神経のバランスを整えるポイントは、「ゆっくり」なのだそうです。
「ゆっくり」を意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きる。
そうすることで、自律神経のバランスが整えられ、様々な不調が改善していくと考えられるそうです。
■自律神経のバランスを整える4つのポイント
では、どのようにすれば自律神経のバランスをコントロールすることができるのでしょうか?
具体的な方法としては、小林先生は4つのポイントを挙げています。
良質な睡眠のための自律神経の整え方 4つのポイント
(2015/10/20、日経グッデイ)
1 リラックスできる環境づくり
自分にとってリラックスできる環境づくりを行ないましょう。
例えば、音楽(気持ちが落ち着く)や運動(ストレッチ)、リラックスできる締め付けない服など。
2 首を緩める
大事なことは全身を温めることですが、首を温めると効率的に体を温めることができます。
首の冷えが身体を冷やす?によれば、皮膚の近くに頭部と身体をつなぐ太い頸動脈があり、酸素や栄養素を含んだ血液を脳へと流すのですが、そこが冷えてしまっていると血流は悪くなり、末端まで温かい血液が回らなくなります。
3 腸内環境の改善
腸と自律神経は互いに影響し合っており、腸の働きが活発になると、副交感神経が優位になるそうです。
4 呼吸を深くゆっくりする
呼吸をゆっくりすることを意識して行いましょう。
吐く息を意識し「4秒かけて吸う、8秒かけて吐く」のがポイントです。
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■井穴(せいけつ)|自律神経を整えるツボ
爪をつまんで10秒もむだけ?! シンプルすぎる!と話題の健康法「爪もみ」をご存じですか
(2016/1/31、.dot)
手には内臓に直結したツボが多くありますが、爪の生え際の両角にある「井穴(せいけつ)」は、自律神経のバランスをととのえるツボとして知られています。ストレスで交感神経が緊張状態にある人は、もう一方の副交感神経を刺激することで 自律神経のバランスを調整し、病気を予防したり症状を改善したりすることができるのです。
爪の付け根にある「井穴(せいけつ)」は自律神経のバランスをととのえるツボなのだそうです。
指の爪の生え際にある両側の角を反対の手の親指と人差し指でつまむようにしてもむだけです。
ただ、記事によれば、薬指は交感神経を刺激するそうなので、揉まないほうが良いそうです。
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