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運動不足に起因する健康問題による経済損失は年間7兆円にのぼる!|研究




■運動不足に起因する健康問題による経済損失は年間7兆円にのぼる!|研究

Sleepy Mami

by Guian Bolisay(画像:Creative Commons)

運動不足による健康問題、経済損失年間7兆円に 研究

(2016/7/28、AFP)

英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載された論文によると、この損失額は、医療費538億ドル(約5兆6000億円)と生産性の損失による損失額137億ドル(約1兆4000億円)に大別される。

日常的な運動不足に起因する健康問題により、2013年の世界の経済損失は約675億ドル(約7兆円)にのぼるそうです。

■健康と生産性の関係

健康と生産性の関係|出勤していても体調不良を感じている社員は労働生産性が下がっているによれば、治療にかかる医療費や欠勤(アブセンティーイズム)による損失よりも、業務遂行障害(プレゼンティーイズム)による損失が大きなコストになっているようです。

出勤していても体調不良を感じている社員は労働生産性が下がっており、それが企業の生産性損失コストの多くを占めているようです。

今回のニュースと最も関連があるのが肥満ですが、肥満も業務遂行障害に大きく影響しているようです。

肥満の労働者は、メタボリック・シンドロームになるリスクが健康な労働者の約9.4倍、高血圧のリスクが4倍にもなることがわかっている。

さらに、注目に値するのは肥満労働者の業務遂行障害が2.3倍にもなるという事実である。

■運動不足と健康の関係

運動不足によって、健康にどのような影響があるのでしょうか?

糖尿病

糖尿病は「過食(食べ過ぎ)」「運動不足」が原因で加速する!によれば、血糖値を下げるには、筋肉を使うことが良いそうです。

特に大きい筋肉、最大のものは大腿筋です。つまり歩けばいいということになります。

実際には30分で3キロ歩く速さ、やや速く歩くのがいいでしょう。

1日の摂取カロリーの10~15%を消費できれば十分と考えます。

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●肝臓・脂肪肝

肥満の人は、週250分以上早歩きなどのやや強めの運動をすると、体重が減らなくても、肝臓に蓄積した脂肪が減少したり、善玉コレステロールや肝臓の炎症を防ぐ物質が増えていることがわかったそうです。

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中性脂肪

運動不足でエネルギーが消費されないと、エネルギーが余り、その余ったエネルギーが中性脂肪となることで、中性脂肪の値が高くなります。

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肥満

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大腸がん

大腸がんチェックによれば、毎日合計60分歩く程度の運動をしていない方は大腸がんリスクが高くなります。

低体温

運動不足になると、血液を送る筋力を刺激しない状態が続き、筋力が低下し、低体温の原因となります。

細胞の中にあるミトコンドリアが熱を発生させているのですが、筋肉量が多ければ、ミトコンドリアの数も多くなり、それにともなって体温が上昇すると考えられるそうです

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腰痛

腰痛にはいろいろな原因がありますが、運動不足による筋力低下(背筋より腹筋が弱いと腰痛になりやすい傾向がある)が原因の腰痛や体が硬い(体が硬いと身体を動かすときに筋肉への負担が大きい)ことによる腰痛があります。

筋力低下による腰痛の場合は、運動不足と肥満を解消しましょう。

肥満になると脂肪が血管を圧迫するため、血行が悪くなります。

ストレッチや体操などの運動をすることで肥満の解消と筋力UPをしましょう。

低血圧

運動不足になると、血液を送る筋力が低下するので、積極的に運動をするようにしましょう。

また、運動することによって、交感神経と副交感神経の切り替えが早くなるため、血圧調節中枢の遅れの改善に効果的だとも考えられます。

動脈硬化

動脈硬化予防に良い方法とは、有酸素運動

有酸素運動をすると、血流が良くなり、血管が広がりやすくなるそうです。

血管が広がりやすくなり、血流が良くなることで、血管を傷つけにくくなり、動脈硬化を予防できるそうです。

生理不順(月経不順)

運動不足になると、血行が悪くなり、生理不順の原因となります。

運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、冷え性の原因となるので、積極的に運動して筋肉を鍛えましょう。

第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎが動き、そのポンプ作用で血流が良くなります。

また、筋肉を使うことで体温が上がります。

冷え性でない人は運動(ウォーキング・ラジオ体操・筋力アップ)で冷え性対策をしているによれば、長年冷え性の人は、厚着をしたり、電気毛布や湯たんぽ、暖房器具を利用する人が多いのに対して、冷え症でない人は、からだを動かすことを大事にしているようです。

また、運動することで交感神経の働きが上手になってくるそうです。

胆石

運動不足が肥満などにつながり、胆汁が胆石のできやすい状態になってしまうと考えられています。

冷え性

運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、冷え性の原因となるので、積極的に運動して筋肉を鍛えましょう。

第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎが動き、そのポンプ作用で血流が良くなります。

また筋肉を使うことで体温が上がります。

乳がん

乳がんリスクが高くなる要因として、運動不足が挙げられています。

運動不足も乳がんリスクが高くなる要因ですが、積極的に運動する女性は乳がんリスクが低い|国立がん研究センターによれば、積極的に運動する女性は、運動しない人に比べて、乳がんリスクが低いそうです。

特に、閉経後や太り気味の女性は、週1回でも余暇に運動を取り入れることが乳がん予防につながると考えられるそうです。

高血圧

高血圧は糖尿病などの合併症を起こしやすいといわれます。

それは、高血圧と糖尿病の危険因子(肥満、運動不足、喫煙など)が同じだからです。

高血圧を予防することで、脳卒中心筋梗塞などの病気の予防をしましょう。

その他にも、高脂血症脂質異常症ともリスク要因が重なる部分が多いため、注意が必要です。

胃痛胃がん

運動によって、全身の血液循環を促進し、胃液の分泌を活発にし、胃の消化機能を高めます。

ただし、過激な運動は胃の負担を増やすこともあるので注意が必要。

内臓脂肪

便秘

便秘の解消方法として、腹筋を鍛えることをアドバイスしているのは、腹筋が弱っているため、便を出すことが出来ない人もいるためです。

腸の回りの筋肉・腸腰筋を鍛えるとウンチが出やすくなります。

●腸腰筋を鍛える運動

  1. イスに座ったまま腕を上に持ち上げ、腸腰筋を伸ばす。
  2. イスに腰を下ろしたまま歩くように手足を動かし腸腰筋を縮める。
  3. イスに腰を下ろし、足を地面につけた状態で腰をひねり腸腰筋をねじる。

※これを1日3セット

便秘解消体操・エクササイズ|1日たった10分の体操で便秘解消!

  1. 足を肩幅に開く
  2. 右手で腰骨の上を掴む
  3. 左手で肋骨の下を掴む
  4. 右回りに5回まわす
  5. 脇腹を揉みながら腰を回す
  6. 左回りに5回まわす

※1日5回から10回

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■まとめ

日常的な運動不足に起因する健康問題により、2013年の世界の経済損失は約7兆円にのぼるそうです。

The Lancet: One hour of physical activity per day could offset health risk of 8 hours of sitting

(2016/7/27、EurekKAlert Science News)

A new study of over 1 million people finds that doing at least one hour of physical activity per day, such as brisk walking or cycling for pleasure, may eliminate the increased risk of death associated with sitting for 8h a day.

100万人以上の人々を対象とした調査によれば、ウォーキングやサイクリングなど、1日に少なくとも1時間の身体活動をすると、1日8時間座ることに関連する死亡リスクを相殺する可能性があるそうです。

運動不足を解消し、肥満などの健康問題を解決していくことが、世界の経済をよくする方法といえるのではないでしょうか。







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「痩せるホルモン(GLP-1)」を分泌させる物質をミドリムシ由来のパラミロンから製造 メタボや糖尿病の予防・治療に期待|産総研など

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■「痩せるホルモン(GLP-1)」を分泌させる物質をミドリムシ由来のパラミロンから製造 メタボや糖尿病の予防・治療に期待|産総研など

カチオン化パラミロン誘導体(HTAP)によるGLP-1分泌促進|産総研
カチオン化パラミロン誘導体(HTAP)によるGLP-1分泌促進|産総研

参考画像:「痩せるホルモン」を分泌させる物質をミドリムシから製造(2018/5/21、産総研)|スクリーンショット

「痩せるホルモン」を分泌させる物質をミドリムシから製造

(2018/5/21、産総研)

パラミロンは水に溶けない多糖類であるが、カチオン性官能基を導入したカチオン化パラミロン誘導体は水溶性となる。今回、高脂肪食肥満モデルマウスにこの誘導体を与えたところ、マウスの内臓脂肪量が減少し、体重増加の抑制作用が確認された。また、インスリン分泌に関与するため糖尿病治療薬開発の重要なターゲットとなっているホルモン(グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1))が、この誘導体を投与しなかった対照群に比べて3倍多く分泌されることが確認された。さらに、インスリン抵抗性が改善された可能性があると考えられた。

国立研究開発法人産業技術総合研究所バイオメディカル研究部門分子細胞育種研究グループ芝上基成上級主任研究員は、株式会社アルチザンラボ、株式会社神鋼環境ソリューションと共同で、ミドリムシ(EOD-1株)由来の多糖類(パラミロン)から水溶性高分子を作製し、メタボリックシンドロームに関連する指標を改善する作用を示すことを確認しました。

HTAPを2 wt%含む高脂肪食をマウス(初期体重は約28 g)に5週間に渡って与え、その体重、内臓脂肪量、各種血漿パラメーターなどを測定したところ、同量のセルロースを与えた対照群と比較して、体重増加は50 %程度に抑制され(図1)、内臓脂肪量(腸間膜脂肪重量)は33~38 %減少した(図2)。これらは統計上有意な差である。また、対照群とほぼ同レベルの血糖値を維持するためのインスリン分泌量が低下したことから、インスリン抵抗性が改善された可能性が考えられる。

カチオン化パラミロン誘導体(2-ヒドロキシ-3-トリメチルアンモニオプロピルパラミロン、HTAP)をマウスに与えた実験によれば、内臓脂肪量減少と体重増加抑制効果を確認し、またインスリン抵抗性を改善する可能性もあることから、メタボリックシンドローム、特に糖尿病の予防・治療に活かされることが期待されます。

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腸管L細胞から分泌される消化管ホルモン(GLP-1)は「痩せるホルモン」と呼ばれているが、今回、HTAPを与えることでGLP-1の分泌が対照群に比べて3倍程度増加したことが分かった(図3)。GLP-1にはインスリン分泌を促進する効果があるが、促進作用は血糖値に依存するため低血糖などの副作用を引き起こすリスクは少ないとされる。加えて、胃内容物の排出を遅らせる効果や食欲抑制効果もある。

また、「痩せるホルモン」とも呼ばれるGLP-1はHTAPを与えることで増加していることがわかりました。

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今後は、パラミロン誘導体によるGLP-1分泌促進の作用メカニズムの解明が期待されます。

■まとめ

ミドリムシ(ユーグレナ)の健康への期待|パラミロンと59種類の栄養素(必須アミノ酸やビタミン類)によれば、パラミロンとは、多糖類のうちヒトが消化できない物質で、微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)だけに存在するといわれており、表面にミクロの孔がたくさんあり異物を吸収する性質があるといわれています。

ユーグレナの継続摂取によりNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)による肝臓の線維化の抑制で紹介したマウスの実験によれば、ユーグレナ(ミドリムシ)の粉末やユーグレナ特有の成分であるパラミロンの粉末を加えたエサを27日間経口摂取させたところ、肝硬変や肝臓がんの発症につながる恐れのある非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)による肝臓の線維化が抑制されたそうです。

ユーグレナの2か月間の継続摂取でLDLコレステロール値の改善が確認で紹介した実験によれば、ユーグレナ(ミドリムシ)の粉末1gを2か月の継続摂取で、血中LDLコレステロール値が改善したそうです。

このようにミドリムシの健康効果は注目を集めていますが、今回の研究結果により、ますます注目を集めそうですね。







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「エレクトロニクス(機械)フリー」かつ「タンパク質フリー」な仕組みによる血糖値の変化を検知して自律的にインスリンを放出する人工膵臓デバイスを開発|#名古屋大学

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【目次】

■「エレクトロニクス(機械)フリー」かつ「タンパク質フリー」な仕組みによる血糖値の変化を検知して自律的にインスリンを放出する人工膵臓デバイスを開発|#名古屋大学

「エレクトロニクス(機械)フリー」かつ「タンパク質フリー」な仕組みによる血糖値の変化を検知して自律的にインスリンを放出する人工膵臓デバイスを開発|名古屋大学
「エレクトロニクス(機械)フリー」かつ「タンパク質フリー」な仕組みによる血糖値の変化を検知して自律的にインスリンを放出する人工膵臓デバイスを開発|名古屋大学

参考画像:「”エレクトロニクスフリー”な人工膵臓を開発」~血糖値の変化を検知して、自律的にインスリンを放出~(2017/11/24、名古屋大学ニュースリリース)|スクリーンショット

「”エレクトロニクスフリー”な人工膵臓を開発」~血糖値の変化を検知して、自律的にインスリンを放出~

(2017/11/24、名古屋大学ニュースリリース)

グルコースと可逆的に結合するボロン酸を高分子ゲルに科学的に組み込み、さらに、これを一本のカテーテルに搭載することで、皮下挿入が容易で、かつ「人工膵臓」機能を発揮する自律型のインスリン供給デバイスの開発に成功しました。

<中略>

連続的な血糖値検知と血糖値変動に応答した拡散制御(スマートゲル表面で形成される「スキン層」と呼ばれる含水率変化)からなるフィードバック機構によりインスリン供給が調整されます。

名古屋大医学環境医学研究所の菅波孝祥教授と田中都助教および東京医科歯科大学生体材料工学研究所の松元亮淳教授らを中心とする研究グループは、「エレクトロニクス(機械)フリー」かつ「タンパク質フリー」な仕組みによる人工膵臓デバイスを開発し、糖尿病モデルマウスでの安全性、治療効果、3週間以上の耐久性等を実証しました。

糖尿病におけるアンメットメディカルニーズ(低血糖の回避、血糖値スパイクの改善、患者負担の軽減)の解決に加え、「機械型」のものと比べて極めて安価かつ使用負担が軽減されることになるため、今後、臨床応用へ向けた開発的研究が期待されます。

このアプローチが実現すれば、これまで普及が困難だった発展途上国、高齢者、要介護者などにも新しい治療法が提供できる可能性がありそうです。

【補足】アンメットメディカルニーズとは?

アンメットメディカルニーズへの取り組み|日本製薬工業協会

アンメット・メディカル・ニーズとは、いまだ満たされていない医療ニーズ、つまり、いまだ有効な治療方法がない疾患に対する医療ニーズのことです。

アンメットメディカルニーズ(Unmet Medical Needs)とは、現時点では有効な治療法がない病気に対する医療ニーズのことだそうです。

【参考リンク】




■背景

近年、糖尿病に対するインスリン治療においてインスリンポンプの普及が進んでいますが、患者に及ぼす身体的・心理的負担や機械特有の補正・メンテナンスの必要性、医療経済上の問題など多くの課題があります。このため、エレクトロニクス(機械や電気)駆動を必要としない、自立型のインスリンポンプである「人工膵臓」の創出が強く求められています。従来、グルコースオキシダーゼやレクチン等のタンパク質を機材とする試みがなされてきましたが、生体由来材料の限界として、タンパク質変性に伴う不安定性や毒性が不可避であり、未だ実用化には至っていません。

「ウェアラブル人工すい臓」、機能ごとにモジュール化|インスリン治療を低コストにするアイデアとは?では、(1)血糖値モニタリング、(2)血糖値を下げるためのインスリン投与、(3)血糖値を上げるためのグルカゴン投与、の役割をそれぞれ持つ3つのモジュールを接続して使うことで「人工膵臓」になるというアイデアがありました。

「薬の飲み忘れ」を根本から解決!複数の薬を異なる速度で自在に放出できるゲルの開発に成功|東京農工大学では、体内に薬を運ぶための入れ物である「薬物キャリア」として利用されている構造体(ミセル)に着目し、「物質の放出を制御できる機能」をゲルの内部に固定化するという新しい材料設計アプローチによって、「複数の薬を異なる速度で自在に放出できるゲル」の開発に成功しています。

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■まとめ

「Beyond Human 超人類の時代へ」(著:イブ・ヘロルド)では、人工心臓をはじめとする人工臓器(人工肝臓・人工肺・人工腎臓・人工膵臓)の研究について紹介されていて、最先端の医療テクノロジーにより、寿命が大幅に長くなる未来が描かれています。

Beyond Human 超人類の時代へ 今、医療テクノロジーの最先端で

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糖尿病患者の治療継続は半数にとどまるによれば、治療に伴う経済的な負担や治療継続へのストレスから治療を続けていくことができないようですが、インスリン治療を手軽で、低コストにするこのデバイスによって、糖尿病治療が変わるかもしれません。







【参考リンク】
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映画 『糖尿病の不都合な真実』、糖尿病の真実を伝えて後悔する人を減らすことができるのか?

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■映画 『糖尿病の不都合な真実』、糖尿病の真実を伝えて後悔する人を減らすことができるのか?

糖尿病の真実を伝えて後悔する人を減らす映画 『糖尿病の不都合な真実』、5月20日からクラウドファンディングで支援を募集(2020/5/26、株式会社Exul)によれば、糖尿病のリスクを健康意識の「低い」人にこそ届けるために、「昔の自分に伝えたい」という、患者さんの気持ちを形にして、だれもが無料で手軽に「糖尿病の本当の怖さ」を知ることが出来るようにショートムービーを製作するそうです。

堀江貴文氏発案のもと、糖尿病患者の健康を守る理学療法士や糖尿病専門医、患者らが中心となる『糖尿病の不都合な真実』製作委員のメンバーで製作を進めているそうです。

糖尿病は「サイレントキラー」である
糖尿病は「サイレントキラー」である
真実を「知る機会がない」
真実を「知る機会がない」
糖尿病は新型コロナウィルスとも密接に関わっています。
糖尿病は新型コロナウィルスとも密接に関わっています。直接的リスクとしては、糖尿病患者では新型コロナウィルスによる致死率が8倍以上と報告されています。これは、糖尿病があると免疫機能が低下しやすくなるためです。糖尿病予防の意識が今こそ重要です。間接的リスクとしては、外出を避ける「Withコロナ」の生活が、肥満や糖尿病のリスクとなる可能性があります。実際に、東日本大震災では避難者の糖尿病発症数が1.6倍となりました。
糖尿病のリスクを健康意識の「低い」人に届けたいからです。
糖尿病のリスクを健康意識の「低い」人に届けたいからです。

ポイントとなるのは、そもそも健康に対する意識が低い人が興味を持つのかという点です。

健康のことに限らず、人は自分自身に起こりうる危機を対岸の火事と思ってしまうもの。

例えば、女性の8割超が「がんの罹患率」を現実の数字よりも低く予想している!|早期発見のためガン検診を受けよう!【リスク認知のバイアス】によれば、日本人が生涯でがんに罹患する確率は、男性で62% (約2人に1人)、女性で46% (約2人に1人)なのですが、がんに罹患する日本人は何人に1人くらいだと思うか聞いたところ、「2人に1人くらい」と正しい回答をした割合は13.2%と、大多数の人が現実の罹患率よりも低く予想している傾向となっています。

私たちは高齢化に伴う健康や金融リスクを低く見積もりがち!?|英エコノミスト「リアリティ・チェック:健康・経済プラン・QOLが映し出す未来像と現実のギャップ」によれば、人びとは高齢化に伴う健康や金融リスクを低く見積もっているようです。

【参考リンク】

人間には、自分のリスクを他者のリスクよりも低く見積もる傾向があるリスク認知のバイアスがあります。

そう考えると、健康意識が低い人に健康に対する意識を高めてもらうように働きかけるよりも、社会全体を糖尿病になりにくいライフスタイルに変えることによって、意識を変えなくても糖尿病にならないようにするほうがいいのではないかと思います。

「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが「#健康格差」の要因|#NHKスペシャルでは2つの事例を紹介しました。

一つはイギリス。

イギリスでは脳卒中や虚血性心疾患の死亡者数を8年間で4割減らすことに成功したそうですが、その理由としては、イギリス食品基準庁が塩分を減らすように食品の塩分量の目標値を設定したことにあるそうです。

もう一つは足立区。

東京都足立区の平均年収は23区で最も低い300万円台前半(港区の3分の1程度)で、健康寿命は23区の平均よりも2歳短く、糖尿病の治療件数が最も多いそうです。

そこで足立区は区民が「自然と」健康になるようにする対策として行なったのが、飲食店にはお客のお通しに野菜を提供すること、肉のメニューと野菜のメニューを同時に頼まれても、必ず野菜から出してもらうようにお願いをし、また、区立のすべての保育園で野菜を食べる日を設け、調理は子ども自身が担当することで、楽しみながら野菜を摂取してもらうようにしたそうです。

この取り組みによって、足立区の1人当たりの野菜消費量は年間で5kg増えたそうです。

つまり、社会の取り組みとして健康的な食事を提供することで自然に健康をよくすることができるということです。

他にも広告医学の考え方も参考になります。

31歳で横浜市立大学の教授となった武部貴則教授が取り組む「広告医学」とは?|なぜ「広告医学」が必要なの?|「広告医学」の例で紹介されている「アラートパンツ」は「人間は、健康の時には、健康を維持することに興味がない」という考えを基に、パンツにメタボの基準値である、ウエスト85cmを境に色が変わる仕組みを組み込むことで、体型変化を常に意識し、危険信号を発信し続けるものです。

「人間は、健康の時には、健康を維持することに興味がない」という考えをベースにすると、よりよいアイデアが生まれてくるのではないでしょうか?

これが20年健康メディアに取り組んだ答えです。







P.S.

【仰天ニュース】プロレスラー谷津嘉章さん、糖尿病のために右足膝下を切断したと告白!

健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病の合併症 > 糖尿病性神経障害 > 糖尿病で足(下肢)切断のリスクが上がる?「足の痛みがない」「足の冷え」に注意! > プロレスラー谷津嘉章さん、糖尿病のために右足膝下を切断したと告白!




【目次】

■プロレスラー谷津嘉章さん、糖尿病のために右足膝下を切断したと告白!

Shoes & legs

by Jörg Schreier(画像:Creative Commons)

荒武者レスラー谷津嘉章、糖尿病で「右足切断」を告白(2019/7/2、SmartFlash)によれば、プロレスラー谷津嘉章さんは糖尿病のために右足膝下を切断したそうです。

糖尿病を予防するうえでどのようなことに注意すべきかのヒントになる点がいくつかありました。

1.糖尿病が多い家系

谷津さんの場合は、35歳のころに糖尿病と診断されていますが、人によっては、空腹時の血糖値は正常だが、食後は、血糖値が上昇してもインスリンがあまり分泌されず高血糖のままの状態が続く「隠れ糖尿病」の人がいます。

隠れ糖尿病と普通の糖尿病との違いは、普通の糖尿病は空腹時の血糖値が高いのですが、隠れ糖尿病は、空腹時の血糖値は正常であるため、通常の健康診断では見つけるのが難しいということ。

隠れ糖尿病を発見するポイントは「家族歴」|たけしの本当は怖い家庭の医学によれば、隠れ糖尿病を発見するためには、健康診断以外で、「家族歴」が重要になるとのこと。

家族に糖尿病患者がいるかどうかが、隠れ糖尿病を発見するポイントとなるそうです。

最近太ってきたと思い、かつ家族に糖尿病がいる人は、隠れ糖尿病かもしれないので、専門医で、食後の血糖値を調べたほうがよいようです。

【関連記事】

2.暴飲暴食

糖尿病が完治する!?インスリンで膵臓のβ細胞を復活させる|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、暴飲暴食などで血糖が増えすぎると、β細胞は頑張ってインスリンを分泌します。

しかし、あまりに頑張り過ぎると、β細胞は疲れ果ててしまい、インスリンを出せなくなってきます。

さらに血糖が増え続けると、β細胞は血糖に攻撃されてしまい、β細胞は最悪の場合死んでしまいます。

これが、すい臓がインスリンを出せなくなってしまった理由なのです。

3.右足親指の爪の中にできた血豆から細菌が入り、壊死が進んだ

糖尿病で足(下肢)切断のリスクが上がる?「足の痛みがない」「足の冷え」に注意!によれば、糖尿病の合併症には糖尿病神経障害があり、その中でも足の神経障害は、何かを痛みを感じるようになるのではなく、反対に、痛みを感じなくなるそうです。

糖尿病で足の痛みを感じなくなることによって、なぜ足(下肢)切断のリスクが高くなるのでしょうか。

靴擦れや足の傷ができても気づきにくく、また、細菌の感染への抵抗力が弱くなることによって、足が壊死してしまい、切断にまで至ってしまうそうです。

■まとめ

職業柄体を大きくするために食べなければならないのはある種の「職業病」ともいえるかもしれません。

(今ならばそうした面を含めて食事管理ができる体制もあるかもしれませんね。)

ただ、今回学んだことは、糖尿病の家族歴がある人は、暴飲暴食に気をつけて、すでに糖尿病と診断されてもしっかりと治療に取り組むことが、糖尿病の合併症を未然に防ぐことにつながるということです。

糖尿病の家族歴がある人、最近食べているのに痩せてきたというような糖尿病のサインがある人は一度病院で診てもらいましょう!

→ 糖尿病性神経障害 について詳しくはこちら

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら







【糖尿病の症状】
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