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筋トレ(筋肉を鍛える)をすると背が伸びなくなるのか?|子供の身長を伸ばすために必要な要素とは?




【目次】

■筋トレ(筋肉を鍛える)をすると背が伸びなくなるのか?

Soccer Kids

by Chip Griffin(画像:Creative Commons)

15歳至宝、久保建英は超飛び級でハリルJ入りできるのか

(2016/12/26、THE PAGE)

残されたフィジカルについては、久保自身も「体を大きくするのは課題なので、引き続き頑張りたい」とまだ成長途上にあると認めている。帰国時の163cm、52kgがいま現在では167cm、60kgになったが、J3でもかなり華奢なのは否めない。

立石GMも「体重はまだ軽い」と認めながら筋力トレーニングは解禁させず、身長の伸びを優先させたいとしている。

FC東京U―18のFW久保建英(当時15)選手は、すでに技術面においては大器の片りんを見せていますが、フィジカル面については課題があり、FC東京の立石敬之GMは身長の伸びを優先させるためにも筋トレはやらせない方向で育成を行っているそうです。

ここで気になったのが、「筋トレをすると背が伸びなくなるのか?」という疑問です。

競技スポーツとフィットネスの分野で活動するトレーニング指導者の団体であるJATI(日本トレーニング指導者協会)の活動を支援するザバスのページから筋トレと身長の関係について調べてみました。




■子供の身長を伸ばすために必要な要素とは?

ジュニア|JATIトレーニング講座|ザバス|明治

身長が伸びるメカニズムには、男女ともに意外にも女性ホルモンの働きが深く関わっています。成長期を迎え女性ホルモンが分泌されると成長ホルモンの分泌を介して、身長が伸びるように働きます。一方でその分泌量が多くなると、今度は骨に働きかけて身長の伸びを停止させる働きがあります。男子より女子の方が約2年成長期が早く、また身長が低いのは、成長期前の女性ホルモンの濃度が男子より女子の方が高いこと、さらに成長期になると女性では女性ホルモンが素早く増加することが関係しているのです。

身長が伸びるメカニズムは女性ホルモンの働きがかかわっており、女性ホルモンが分泌されると、成長ホルモンの分泌を介して身長が伸びるように働くのですが、その一方でその分泌量が多くなると、今度は骨に働きかけて身長の伸びを停止させてしまうそうです。

つまり、身長が伸びるメカニズムは筋肉の量との関係というよりも、ホルモンの分泌量との関係が深いというわけですね。

身長は遺伝が大きな要因を占めていますが、食事・運動・睡眠といった環境要因も影響を与えているそうです。

どうすればもっと身長を伸ばすことが出来るのか?|ぬかたクリニック

①たんぱく質や亜鉛をしっかりと摂る。
②体をまんべんなく動かす全身運動をする。
③1日9時間から10時間 すいみんをとる。

■食事

額田医師によれば、わかりやすくいうと「背が伸びる=骨が伸びる」ということである。骨の末端部分に「骨端線」といわれるものがある。この部分は軟骨細胞が集まってできたもので成長ホルモンなどの働きかけによって増殖し、層のように積み重なって骨は伸びるのである。軟骨細胞の原料となるのが肉、魚、卵、チーズなどに含まれるたんぱく質。

高校球児が体を大きくする方法として炭水化物をたくさん食べさせている映像を何度も見ていますが、栄養バランスを考えると、タンパク質が不足しているように感じます。

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益子さんの食事に含まれていた亜鉛。亜鉛は成長ホルモンに関係していて背を伸ばすのに欠かせない物質。ところがWHO(世界保健機構)が定める1日に必要な亜鉛摂取量は15mgに対し、日本人の1日平均亜鉛摂取量はわずか10mg。

亜鉛は、たんぱく質の合成や骨の発育などに欠かすことのできない必須ミネラルです。

亜鉛は成長ホルモンに関係していて背を伸ばすのに欠かせない物質なのだそうです。

■運動

実際に背を伸ばすのは、ジャンプに限らず、身体を「ひねる」「そらす」「曲げる」というまんべんなく動かす全身運動であるという。

背を伸ばすための運動としては、バレーボールやバスケットボールのようなジャンプをするスポーツがいいといわれていましたが、どういった運動をしたほうが伸びるというよりも体全身をまんべんなく動かす「全身運動」であればよいようです。

■睡眠

額田医師「夜しっかり眠ると骨の成長に最も重要な成長ホルモンの分泌がよくなります。つまり、寝る子は育つというのは科学的にも正しいことなんです。」

埼玉貧乳問題(なぜか女性の平均バストサイズが埼玉県だけがAカップ)|#月曜から夜ふかしで紹介した島田菜穂子院長(乳房健康研究会副理事)によれば、夜10時から深夜2時くらいの間に成長ホルモンや色々なホルモンがしっかり出るタイミングがあり、成長期の子供がその重要な時間帯に睡眠がちゃんととれているかがポイントなのだそうです。

また、寝る子は「海馬」も育つ|脳で記憶や学習を担う部分によれば、よく寝る子どもほど「海馬」も育つということがわかったそうです。

体の成長だけでなく、脳の成長にとっても、睡眠は欠かせないことがわかります。

そして、もう一つ額田医師によれば思春期が来る時期と身長の伸びには関係があるそうです。

額田医師「思春期到来のきっかけとなる性ホルモンには身長の伸びを加速する効果と同時に骨を固めて成長を止める作用があるんです。」

額田医師「実はですね、日本の子供は欧米に比べて、思春期を迎える時期がかなり早いんです。これには睡眠不足や肥満が関係しています。」

額田医師によれば、睡眠不足や肥満によって、日本の子供は欧米に比べて、思春期を迎える時期がかなり早いそうです。

そこで、十分な睡眠をとり、太らないようにすることによって、思春期を迎える時期を遅くすることができれば、身長を伸ばすことが期待できるそうです。

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最後に額田医師が子供の身長を伸ばしたいと考えている親に対してアドバイスしたのは「過剰なプレッシャー」をかけないこと。

実は人がストレスを感じたときに出るホルモン、コルチゾールには成長ホルモンの分泌を阻害する作用がある。親が子供の背がなかなか伸びないと気にし過ぎると今度はそれがストレスとなってより背が伸びにくくなってしまうのである。

久保選手もこのアドバイスに当てはまると思いますが、体格に関しては自分自身でも課題と言っている通り、周りの選手と比べて体が小さいことを大人たちがプレッシャーをかけるのが一番よくないことではないでしょうか。

子供の身長を伸ばしたい親は、タンパク質や亜鉛を含むバランスの良い食事、体をまんべんなく動かす全身運動、十分な睡眠ができる環境を整え、子供の成長を見守るということが重要だと思います。







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食事前に子供の口の周りにワセリン(保湿剤)を塗ることで食物アレルギーを予防!なぜワセリン(保湿剤)を塗るとアレルギーが予防できるの?




「食事前に子供の顔にワセリンを塗るたびに、アレルギーの発症を予防するこの方法を検証した研究の凄さに感動している。」というXの投稿を見て、調べてみました。

この投稿に関する研究は探せなかったのですが、乳幼児はかぶれたら食事前にワセリンなどで保護するという方法がぜん息予防のためのよくわかる食物アレルギー対応ガイドブックなどでも紹介されています。

大事なポイントをまとめます。

1.乳幼児の皮膚はとても薄く、新生児の場合、大人の半分しかありません。また、皮脂分泌量が圧倒的に少ないため、乾燥しやすい、かぶれやすい、炎症を起こしやすい、という特徴がある。

【参考リンク】

2.特に、口まわりは、外からの刺激を受けやすく、特に炎症を起こしやすい場所である。

3.口周りがただれていると、つまり、口周りのバリア機能が低下していると、そこに付着した食べ物のアレルゲンが侵入し、食物アレルギーを発症してしまうことがある。

4.そこで、食事前に口の周りを清潔にしたうえで白色ワセリンなどの保湿剤を口周りに塗っておくことで食物アレルギーの発症を予防する。







衆安保険の「糖尿病保険」はIoTとダイナミックプライシングを活用した新しい保険商品!

> 健康・美容チェック > 糖尿病 > 衆安保険の「糖尿病保険」はIoTとダイナミックプライシングを活用した新しい保険商品!




衆安保険の「糖尿病保険」はIoTとダイナミックプライシングを活用した新しい保険商品!
衆安保険の「糖尿病保険」はIoTとダイナミックプライシングを活用した新しい保険商品!

Kate|unsplash

「アフターデジタル2」で紹介されていた衆安保険の「糖尿病保険」が気になったので調べてみました。

簡単に説明すると、この糖尿病患者を対象にした保険は、血糖値測定器で定期的に血糖値のデータをとり、正常値の場合や生活習慣の改善によって血糖値が規定値を下回った場合に価格が変動するというものです。

これまでにも健康診断の数値や喫煙の有無に応じて保険料を割り引く保険商品をいくつも紹介してきましたが、「糖尿病保険」の場合は、健康を維持するもしくは改善することによって保険金が「加算」されます。

健康増進型保険「JAPAN VITALITY PROJECT」の目指すものとは?|住友生命・ソフトバンク・DISCOVERYで紹介した「Vitality」では、健康増進活動の年間獲得ポイントに応じて、ステータス(ポイントが高い順からダイヤモンド・ゴールド・シルバー・ブロンズ・ブルー)が判定され、そのステータスに合わせて保険料の高さが設定されるDynamic Pricing(ダイナミックプライシング:動的価格設定)が利用されていますが、この糖尿病保険では、血糖値の数値に合わせて保険金が支給される仕組みになっているということですね。

つまり、IoTとダイナミックプライシングを活用した新しい保険商品というわけです。







【参考リンク】

  • Fintech(フィンテック)100、1位の衆安保険を知っていますか?【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(20)(2016/6/21、ニッセイ基礎研究所)

    商品名は「糖小貝」、契約時に合併症を併発している場合は契約の対象外となる。期間は1年間。血糖値の測定は、スマホと同型の血糖値測定端末に、血糖値を測るセンサーチップ(試験紙)を差込み、無痛針による血液をセンサーチップが自動で採血し、測定する。測定結果は5秒で端末に表示される。テンセントが開発した端末の強みは、センサー(試験紙)が米国食品医薬品局(FDA)の認証を受けており、精度が極めて高い点、センサー1枚あたりの価格が市場にある一般のセンサーよりもはるかに安価(1枚0.99元)である点が挙げられる。保険による給付については、測定した血糖値が正常値等であれば100元支給され、支給額は1週間で1000元を限度に保険金が加算される仕組みで、最高2万元の保険金を支給。

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働き盛り世代こそ健康的なライフスタイルを意識して、病気になる前にお金の備え(入院保険・医療保険)をしておこう!




【目次】

■働き盛り世代は自分の健康・病気が悩みの原因となっていても具体的に対処しない?

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by Andrew K. Smith(画像:Creative Commons)

性別(男性・女性)・年齢階級別にみる悩みやストレスの原因からわかることで紹介した厚生労働省の平成13年 国民生活基礎調査の概況にある「性・年齢階級別にみた上位5位までの悩みやストレスの原因」によれば、25歳から34歳までは「自分の健康・病気」に対して男女とも悩むことはないのですが、男性の場合は35歳以降に「自分の健康・病気」(第3位)について悩むようになり、女性も同様に35歳からに「自分の健康・病気」(第4位)について悩みはじめ、45歳以降は「自分の健康・病気」が悩みの原因の第1位となっていきます。

このように35歳以降から「自分の健康・病気」が悩みの原因となっていくのですが、実際の行動としては、具体的な行動をとらない傾向にあるようです。

中年男性は低所得ほど医療機関に入院する割合が高くなっている!?その理由とは?で紹介した千葉大の研究チームによれば、働き盛りの中年男性は、低所得者ほど医療機関に入院する割合が高くなっているそうです。

このようなことになっている理由として、記事では、治療の節約のために日頃の通院を控えた結果、健康を悪化させているのではないかという意見や自分の健康状態を顧みずに仕事を頑張りすぎているのではないかという意見がありました。

40~50代の頑張りすぎる女性は更年期症状などの体調不良の自覚率が高い!で紹介した「ホルモンケア推進プロジェクト」が40~50代の女性333名を対象に行なった「更年期世代女性の体調変化と心理状態」調査によれば、ここ5年で、身体や体調の変化を感じていると答えたのは77.6%で、がむしゃらだと言われた経験がある女性の方がそうでない女性に比べて、体調不良の自覚率が高いという結果が出たそうです。

不調に対してどのような対処を行なっているかというアンケートに対しては、「安静もしくは休養する」(56.2%)、「我慢してやりすごす」(41.5%)といった対処法をする女性が多く、「病院に行く」(26.8%)、「薬局に行く」(18.8%)といった具体的に対処する傾向は低いという結果が出ています。

25~54歳の「働き盛り世代(プライムエイジ)」は、自身の健康状態を顧みずに仕事に打ち込んでいたり、治療費を節約しようと通院を控えたり、体調不良を自覚していながらも具体的に対処する傾向は低いようです。

■具体的にどのような対処をしていけばいいの?

では、具体的にどのような対処をしていけばよいのでしょうか?

大きく分けると2つ。

1.生活習慣を見直し、健康的なライフスタイルを意識する

2.病気になる前にお金の備えをし始める




1.生活習慣を見直し、健康的なライフスタイルを意識する

以前、所得と生活習慣の関係についての記事を紹介しましたが、それによれば、年収が高い人ほど健康を意識していて、健康的な習慣を持っていることがわかります。

「所得と生活習慣等に関する状況」のグラフから見えてくるものー厚生労働省調査を簡単にまとめてみます。

1.喫煙率

性別を問わず、年収が高いと喫煙率は低い、もしくは喫煙率が低いと年収が高いといえそうです。

2.肥満率

男性の肥満は年収に影響を与えないのに対し、女性は肥満率が低くなるほど年収が高くなる、もしくは年収が高いほど肥満率が低いといえます。

3.朝食を食べる習慣

性別に関係なく、朝食を食べる習慣を持つ人ほど年収が高い、もしくは、年収が高い人ほど朝食を食べる習慣を持っているといえます。

4.運動習慣

性別を問わず、運動習慣がある人ほど年収が高い、もしくは、年収が高い人ほど運動習慣を持っているといえます。

5.飲酒

男性の方が特徴的ですが、年収が高い人ほどお酒を飲むようです。

6.睡眠の質

このグラフは女性の方が特徴的で、年収が高い人ほど睡眠の質が良い傾向にあります。

7.野菜摂取量

男女問わず、年収が高い人ほど野菜摂取量が多い、もしくは、野菜摂取量が多い人ほど年収が高いといえます。

低収入ほど野菜不足-厚労省栄養調査で紹介した厚生労働省が発表した2011年の国民健康・栄養調査によれば、低収入ほど野菜の摂取量が不足しているという結果が出たそうです。

また、低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないという記事によれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

健康格差とは健康格差は、収入・学歴などが要因?でも取り上げましたが、社会的・経済的な格差が健康の格差を生んでいるということがWHOでも一つの問題として注目されているようです。

アメリカは健康に対する個人の意識・関心の高さの差が大きいによれば、アメリカでは、健康に対する個人の意識や関心の差が大きいのだそうです。

例えば、起業家の成功の秘訣は「睡眠、食事、運動」によれば、起業家の食生活は、コーヒーをがぶ飲みし、朝から夜までピザを食べ続け、何日も徹夜する生活から、昆布茶やケールを取り入れ、しっかりと睡眠をし、体をよく動かす健康的な生活に変更してきているようです。

また、TWITTER創業者が毎日チェックする「する/しない」リストを健康的な視点から見てみるによれば、Twitterの創業者ジャック・ドーシー「する/しない」リストには、健康を意識した内容を「する」リストに入っています。

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もし、治療の節約のために日頃の通院を控えた結果、健康を悪化させているのだとしたら、「自身の健康こそが最大の資本である」ということを意識することが重要なのだと思います。

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2.病気になる前の備えをし始める

病気になったときに困るのは、お金の悩みです。

世帯主が就労不能となった場合の必要生活資金に対する安心感・不安感|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター
世帯主が就労不能となった場合の必要生活資金に対する安心感・不安感|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター

参考画像:平成27年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉(平成27年9月、生命保険文化センター)|スクリーンショット

平成27年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉

(平成27年9月、生命保険文化センター)

世帯主が就労不能となった場合に対する現在の経済的備えについては、『不安』(「少し不安である」と「非常に不安である」の合計)が78.8%(前回80.5%)となっている。

生命保険文化センターの平成27年度生命保険に関する全国実態調査によれば、病気やケガが原因で就労不能になった場合の生活資金に対して約8割の人が「不安」と回答しています。

世帯主が就労不能となった場合に必要な生活資金月額|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター
世帯主が就労不能となった場合に必要な生活資金月額|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター

参考画像:平成27年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉(平成27年9月、生命保険文化センター)|スクリーンショット

世帯主が就労不能となった場合に必要な月額の生活資金はいくらぐらいなのでしょうか?

病気やケガが原因で世帯主が就労不能となり、現在の収入が不安定(大幅な減額、喪失)となった場合の家族の生活費や住宅ローンの支払いなどの備えとして必要と考える生活資金は、月額で平均28.6万円(前回29.4万円)と減少傾向が続いている。

生活費や住宅ローンの支払いなどの備えとして必要な生活資金は月額で平均約29万円なのだそうです。

現在準備しているもののうち、世帯主が就労不能となった場合に期待できる準備手段|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター
現在準備しているもののうち、世帯主が就労不能となった場合に期待できる準備手段|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター

参考画像:平成27年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉(平成27年9月、生命保険文化センター)|スクリーンショット

それでは、その必要な生活資金に対する経済的備えとして、どのような準備をしているのでしょうか?

世帯主が就労不能となった場合に対する現在の経済的準備手段として期待できるものは「入院時に給付金のでる生命保険」が33.2%(前回36.4%)と最も多く、次いで「預貯金・貸付信託・金銭信託」33.0%(前回33.4%)、「民保の就業不能保障保険」17.0%(前回16.5%)の順となっている。

現在準備しているもののうち、世帯主が就労不能となった場合に期待できる経済的準備手段としては、「入院時に給付金のでる生命保険」が最も多くなっています。

また、最近では、就業不能になったときに月々の生活費を保障する就業不能保険も出てきています。

→ 就業不能保険・収入保障保険・給与サポート保険とはどんな商品? について詳しくはこちら

治療の節約のために日頃の通院を控えるタイプの人は、健康を悪化させて入院してしまうということがあるということですので、例えば、ソニー損保が提供している、実際にかかった入院治療費の自己負担分に応じて保険金を支払う実費保障タイプの定期型医療保険「ZiPPi〈ジッピ〉」のような医療保険で自己防衛しておく方がいいかもしれません。

公式:ソニー損保の医療保険ZiPPi〈ジッピ〉 カンタンWeb動画:「入院実費型ってなに?」篇

【参考リンク】

最近では、第一生命と日立の共同研究(医療ビッグデータ分析)の成果で、高血圧の生命保険加入基準緩和で紹介したように、医療ビッグデータ解析の結果、「血圧が高くても保険に加入できるのかな」「健康診断の結果が悪かったが保険に加入できるのかな」というように、これまで持病などにより加入できなかった人でも加入できる可能性があることがわかってきています。

これまでは保険に加入できなかった人でも基準見直しで加入できるケースがあるようですので、もう一度相談されてみてもよいのではないでしょうか。

■まとめ

性別(男性・女性)・年齢階級別にみる悩みやストレスの原因からわかることで紹介した厚生労働省の平成13年 国民生活基礎調査の概況にある「性・年齢階級別にみた上位5位までの悩みやストレスの原因」によれば、35歳以降から「自分の健康・病気」が悩みの原因となっていくのですが、25~54歳の「働き盛り世代(プライムエイジ)」は、自身の健康状態を顧みずに仕事に打ち込んでいたり、治療費を節約しようと通院を控えたり、体調不良を自覚していながらも具体的に対処する傾向は低いようです。

病気やけがをしないことが最も大事ですが、いつ起こるかわからないのが病気やケガの悩ましいところです。

病気やけがをした際の不安を一つでもなくすためにも、1.生活習慣を見直して健康的なライフスタイルを意識する、2.病気・ケガをするに前に余裕をもって健康できる間にお金の悩みを解消できるプランを前もって検討してする、とよいのではないでしょうか?

最近の傾向を見ると、保険会社は、保険加入者に対してのサービスや今後ユーザーの健康状態や生活習慣改善の取組みを考慮した保険料が設計される「パーソナル保険」の開発を目指しているようです。

AIの研究によって医療ビッグデータの高度な解析を目指したり、将来病気にかかるリスクや予後の状況を予測するモデルの構築を行なったり、これまでのデータから介護や高額な医療費を必要とする病気ににつながりやすい要因を解析することによって病気予防につながる情報提供や新商品・サービスの開発が行なわれ始めています。

また、保険とIOTを融合した健康増進サービスの開発に注目!|ウェアラブルデバイスをつけて毎日運動する人は生命保険・医療保険の保険料が安くなる!?によれば、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社はFitbitを導入し、健康と運動データとの関係を分析する取り組みを行い、今後の新しい保険商品の開発を検討しているそうです。

「あるく保険」|健康増進活動に応じて保険料をキャッシュバックする業界初の商品|東京海上日動あんしん生命保険によれば、東京海上日動あんしん生命保険株式会社(あんしん生命)はNTTドコモと共同で、保険加入者にウェアラブルデバイスを貸与し、アプリで計測された健康増進活動に応じて保険料の一部をキャッシュバックする商品「あるく保険(新医療総合保険 健康増進特約付加)」を開発しました。

今後、ウェアラブルデバイスから得られるデータにより、運動をする機会が多い人が病気になるリスクが低いということがわかったとするならば、そのデータに基づいた新しい保険商品(例:ウェアラブルデバイスをつけて、毎日運動をしている人は保険料が安くなる)の開発が検討されていくでしょう。

つまり、健康的なライフスタイルを意識することが自身の健康を守ると同時に、保険料もお得になるのです。

また、早めに検討することは金融や保険に関して学ぶ良い機会になると思います。

「平成28年度 生活保障に関する調査(速報版)」

(2016/9/20、生命保険文化センター)

今回調査では、自分自身の金融や保険に関する知識がどの程度かを尋ねたが、「詳しい」の割合は、「金融に関する知識」で9.3%、「保険に関する知識」で9.2%となっており、いずれの知識についても「詳しくない」が7割強となっている。

金融・保険に関するいずれの知識についても「詳しくない」と答えた人が7割強となっています。

働き盛り世代にとっては、金融・保険に関する知識を若いうちから身につけていくことが自分の身を守る手段となるので、少しずつ勉強していきましょう。







【参考リンク】
続きを読む 働き盛り世代こそ健康的なライフスタイルを意識して、病気になる前にお金の備え(入院保険・医療保険)をしておこう!

なぜ香港は平均寿命世界一(長寿)になれたのか?|日本人の平均寿命過去最高




【目次】

■日本人の平均寿命過去最高

厚生労働省の平成29年簡易生命表によれば、2017年の日本人の平均寿命は過去最高を更新し、女性は87.26年、男性は81.09年となっています。

ちなみに、厚生労働省の平成28年簡易生命表によれば、2016年の日本人の平均寿命は過去最高を更新し、女性は87.14歳、男性は80.98歳であり、厚生労働省の平成27年簡易生命表によれば、2015年の日本人の平均寿命は過去最高を更新し、女性は87.05歳、男性は80.79歳でした。

平均寿命が延びているのにはどのような理由があるのでしょうか?

15年の平均寿命は前年と比べて女性が0・22歳、男性が0・29歳延びた。男女ともがん、心疾患、脳血管疾患の「3大疾患」による死亡が減ったことが大きいという。3大疾患で死亡する確率は女性が46・92%、男性が51・60%だった。

がん、心疾患、脳血管疾患の三大疾患による死亡が減ったことが大きいそうです。

このニュースの中で気になったのは、香港の平均寿命の高さです。

参考画像:Google検索結果スクリーンショット

2016年の香港の女性の平均寿命は87.34歳、男性は81.32歳で、男女とも世界一の平均寿命となっています。

ちなみに、2015年の香港の女性の平均寿命は87.32歳、男性は81.24歳で、2015年も男女とも世界一の平均寿命となっています。

なぜ香港は平均寿命が世界一になれたのでしょうか?




■なぜ香港は平均寿命が世界一になれたのか?

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by Studio Incendo(画像:Creative Commons)

男性は80・87歳…香港はなぜ「長寿世界一」になれたのか?

(2014/8/3、日刊ゲンダイ)

1.貧富の差が小さく、教育水準が高い

「小さな国や地域のほうが長寿になるのです」と言うのは医学博士の左門新氏だ。

「米国のような大国は富裕層は長寿ですが、ジャンクフードをよく食べる貧しい人は長生きできず、平均寿命を押し下げています。これに比べて香港やアイスランド、スイスのような小さな国は貧富の差がそれほどなく教育水準が高い。健康への意識が強く、食生活や規則正しい生活に気をつかうため、長寿になるのです」

肥満と生活保護・貧困との関係-米によれば、肥満率が高い州は南部に多く、またフードスタンプ(日本で言えば生活保護のようなもの)の受給者も南部に偏っているということから肥満と貧困には相関関係があるのではないかと考えられます。

低収入ほど野菜不足-厚労省栄養調査によれば、厚生労働省が発表した2011年の国民健康・栄養調査によれば、低収入ほど野菜の摂取量が不足しているという結果が出たそうです。

低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないという記事によれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

「所得と生活習慣等に関する状況」のグラフから見えてくるものー厚生労働省調査でも、年収が高い人ほどよい生活習慣を持っている(よい生活習慣を持っている人ほど年収が高い)傾向にあります。

健康格差とは健康格差は、収入・学歴などが要因?でも取り上げましたが、社会的・経済的な格差が健康の格差を生んでいるということがWHOでも一つの問題として注目されているようです。

アメリカは健康に対する個人の意識・関心の高さの差が大きいによれば、アメリカはベジタリアンやヴィーガン、グルテンフリーなど食べ物・食事に対する種類が豊富なのですが、社会的・経済的な格差が関係しているのか、健康に対する個人の意識や関心の差が大きいようです。

収入に関係なく高学歴ほど病気リスクが低い|なぜ高学歴ほど循環器疾患(心筋梗塞や脳卒中)の発症リスクが下がるのか、仮説を考えてみたで紹介したミネソタ大学の久保田康彦・客員研究員(公衆衛生学)が行なった分析によれば、収入に関係なく、高学歴ほど心筋梗塞脳卒中になるリスクが低いということがわかっています。

ただ、Twitterでは香港は日本以上に貧富の差があるという意見もありました。

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2.喫煙率が低い

香港は数年前に喫煙率が11%まで下がった。

香港の喫煙率は11%まで下がっているようです。

最新たばこ情報|成人喫煙率(厚生労働省国民健康栄養調査)

現在習慣的に喫煙している者の割合は、19.3%である。性別にみると、男性32.2%、女性8.2%であり、男女ともに10年間で減少傾向にある。

日本も喫煙率は減少傾向にありますが、19.3%あるそうで、いかに香港が低いのかがわかります。

がんや心疾患、脳血管疾患のリスク要因にたばこ(喫煙)が関係しているため、日本人の平均寿命を伸ばすには、いかに喫煙率を下げていくのかがポイントになりそうです。

【関連記事】

3.医食同源を心がけている

季節に合った薬膳スープを飲み、少しでも具合が悪いと街の薬屋で漢方薬を調合してもらう。太極拳と飲茶でストレスを解消し、家族を大切にして長寿の祝いを欠かさない。

香港の人たちは意識することなく、自然と健康的なライフスタイルを行なっている印象を受けます。

10年以上健康について携わっていて、ずっとアクセスデータを見ていますが、人は、楽しい時(遊びに出かける週末)は健康について考えないものです。

意識的に健康的なライフスタイルを送るのではなく、無意識にストレスのかからないライフスタイル(健康に対する不安を感じない)になれば、結果健康でいられるのだと思いますし、その一つの形が香港の人たちのライフスタイルだといえるのではないでしょうか。

■香港の健康長寿5つのヒミツ

なぜ香港は平均寿命世界一になれたのか?
なぜ香港は平均寿命世界一になれたのか?

2018年7月7日放送の「たけしの家庭の医学」では「香港の健康長寿5つのヒミツ」を取り上げました。

解説した原田和昌さん(東京都健康長寿医療センター)によれば、血管を若く保つことが最も重要であり、香港の方のライフスタイルが適しているといえそうです。

1.朝から太極拳で筋力アップ

筋肉がつくと食後の糖を吸収し血糖値の上昇を抑えられる。

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2.温かいもので高血圧を予防

冷たいものは血圧を上げ、温かいものは血圧を上げるそうで、香港の方は冷たい飲み物を飲まずに、熱いプーアル茶などで飲茶をとっていることで高血圧が予防できていると考えられるそうです。

3.運動後はたんぱく質を摂取

筋肉をつけるためにはタンパク質が重要です。

→ アミノ酸の効果・効能・種類・アミノ酸を含む食べ物

4.動脈硬化を予防する不飽和脂肪酸が豊富なナッツ類をお菓子でよく食べる

5.漢方食材

香港の塩分量も日本と同じ約10gですが、生姜や陳皮といった漢方食材に含まれるカリウムなどのミネラルを摂ることで塩分の排出に役立っていると考えられます。

→ 塩分(ナトリウム)の多少に関わらず、カリウムの量が少ないと高血圧になりやすい!?

■まとめ

香港の人たちのライフスタイルや健康への取り組み方、医療などに関心が集まるようになるかもしれません。







P.S.
続きを読む なぜ香港は平均寿命世界一(長寿)になれたのか?|日本人の平均寿命過去最高