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【#たけしの家庭の医学】食後高脂血症・隠れ中性脂肪を改善し動脈硬化を予防する方法(水溶性食物繊維&運動)

2016年7月12日放送のみんなの家庭の医学では「食後高脂血症」について取り上げました。




【目次】

■動脈硬化

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by Amy(画像:Creative Commons)

動脈硬化とは、動脈にコレステロール中性脂肪などがたまって、詰まったり、硬くなったりして弾力性や柔軟性を失った状態をいい、動脈硬化になると、スムーズに血液が流れなくなります。

動脈が弾力性や柔軟性に富んでいれば、心臓や脳などの臓器や筋肉などの組織に必要な酸素や栄養の供給は行なわれます。

しかしコレステロールなど血液の脂質が、動脈にたまったり、酸素や栄養が不足したり、高血圧により常に血管に負担がかかったりしていると、動脈は弾力性を失い硬く、もろくなってしまいます。

このような状態を「動脈硬化(どうみゃくこうか)」といいます。

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら

動脈硬化の原因は、肥満・喫煙・運動不足・ストレス

特に大きな影響を及ぼすのは「食生活」で、脂っこいものの食べ過ぎには注意が必要です。

→ 動脈硬化改善・予防に良い食事・食べ物・食品 について詳しくはこちら

■隠れ中性脂肪

動脈硬化かどうかを判断するうえで、健康診断で検査する中性脂肪コレステロール値に異常があるかどうかは重要な判断材料です。

しかし、中性脂肪値・コレステロール値に異常がないにもかかわらず、動脈硬化が進行している場合があり、これには「隠れ中性脂肪」がかかわっているそうです。

隠れ中性脂肪をチェックする方法は、食後に行なう血液検査です。

通常、健康診断で行う血液検査では、空腹の状態で採血を行ないますが、隠れ中性脂肪は食後に増加する中性脂肪であるため、食後に採血を行ない検査をすることで見つけることができます。




■食後高脂血症

食後高脂血症とは、検査時(空腹時)にコレステロール値や中性脂肪値が正常でも、食後の値が下がりにくいものをいいます。

誰しも食後は中性脂肪が増えます。

しかし、人によっては食後の中性脂肪値やコレステロール値が下がりにくくなることがあります。

中性脂肪が増えると、中性脂肪を分解する「リポ蛋白リパーゼ」という酵素が分泌され、中性脂肪が分解されます。

しかし、何らかの原因でリポ蛋白リパーゼの働きが弱まると、中性脂肪を分解することができずに、中性脂肪の基準値をオーバーしてしまうことがあるのです。

→ 高脂血症 について詳しくはこちら

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■食後高脂血症の原因

食後高脂血症になりやすい人は、昔に比べて太ってしまった人です。

昔に比べて太ってしまった人は、内臓脂肪がついている可能性が高く、内臓脂肪が多い人ほど、食後高脂血症になりやすいそうです。

→ 内臓脂肪を減らす方法 について詳しくはこちら

【補足】

アディポネクチンは、中性脂肪の燃焼を助けるホルモンで、内臓脂肪が少ないほど分泌量が増えるそうです。

反対に、メタボリックシンドロームが進行する=内臓脂肪が増えると、アディポネクチンは減少してしまいます。

そのため、内臓脂肪が増えている人は、中性脂肪を分解する能力が低くなっていると考えられます。

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■食後高脂血症を防ぐ方法

1.水溶性食物繊維を食事の最初に食べる

水溶性食物繊維は、腸に入るとゲル状に変化し、腸の内壁に付いて、脂肪分などの吸収を抑える効果があるそうです。

また、中性脂肪を分解するリポ蛋白リパーゼの働きを活性化してくれるそうです。

そのため、水溶性食物繊維を食事の最初に食べておくと、中性脂肪の急上昇を防ぐことができるそうです。

【水溶性食物繊維を含む食品】

●ネバネバした食品

納豆・オクラ・なめこ・なめたけなど

●海藻類

ノリ・ワカメ・寒天・昆布など

●根菜類

大根・人参・ゴボウなど

→ 食物繊維の多い食品 について詳しくはこちら

→ イヌリンとは|イヌリンの効果・効能|イヌリンの多い食品・食べ物 について詳しくはこちら

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2.食後の運動

食事をしてから30分~1時間後に運動するのが良いそうです。

運動は、10分のウォーキングなど軽いものでもよいそうです。

食後に脂肪分が血液中に流れ出してくるのが、30分から1時間後で、そのタイミングで有酸素運動を行なうと食後の中性脂肪を下げることができるそうです。

【補足】

肥満の人は、週250分以上早歩きなどのやや強めの運動をすると、体重が減らなくても、肝臓に蓄積した脂肪が減少したり、善玉コレステロールや肝臓の炎症を防ぐ物質が増えていることがわかったそうです。

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■まとめ

食後高脂血症とは、検査時(空腹時)にコレステロール値や中性脂肪値が正常でも、食後の値が下がりにくいものをいいます。

食後高脂血症を防ぐには、2つの方法があります。

1.水溶性食物繊維を食事の最初に食べる

2.食後の運動

→ 中性脂肪の減らし方(食事・運動・サプリメント) について詳しくはこちら







【高脂血症 関連記事】
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ダイエットのために効果的に運動するなら食前?食後?|#ためしてガッテン(#NHK)

健康・美容チェック > ダイエット > ダイエットのために効果的に運動するなら食前?食後?|ためしてガッテン(NHK)

2011年1月5日放送のためしてガッテンでは、視聴者から寄せられたダイエットに関する疑問・質問に答えるという内容でした。

いつのタイミングで運動することが効果的なのかを知って、健康的にやせることをマスターできれば、いつまでも若々しく、みなさんから憧れられるような存在になれます!




【目次】

■運動するなら食前?食後?

At Muscle Beach

by JD Lasica(画像:Creative Commons)

同じエクササイズをしても、食前に運動するほうがダイエット効果が高いことがわかったそうです。

それはなぜなのでしょうか。

■食前に運動をすると、血糖値が上昇し、空腹感がなくなる!?

そのカギは血糖値。

食前運動の人の血糖値の変化をはかってみたところ運動後に血糖値が上昇していたのです。

実は空腹感を感じるポイントのひとつが血糖値

血中に糖が少なくなると空腹を感じます。

血糖値を上げるには糖分を摂取するのが手っとり早いのですが、なんと、運動することでも血糖値を上げることができます

運動により糖や脂肪の倉庫である肝臓や内臓脂肪からエネルギーが引き出され、血糖値が上昇、脳が空腹じゃないと感じるのです。

空腹感を感じるポイントの一つが血糖値で、血中に糖が少なくなると空腹を感じてしまうそうです。

血糖値を上げる方法としては、糖分を摂取すること以外に、運動によっても血糖値を上げることができるそうで、運動により、肝臓内臓脂肪からエネルギーが引き出されることで、血糖値が上昇し、脳が空腹ではないと感じるのだそうです。




■食前運動の3つのメリット

食前運動のメリットは3つ。
(1)たまっていたエネルギーから消費する
(2)血糖値が上がって食事の量が減る

さらに、
(3)どうせなら食事を減らそう!という気持ちになる

この3つの効果がダイエット成功の秘密です。

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下り坂運動で糖尿病予防|なぜ下り坂トレーニングをすると血糖値が下がるの?

健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病の運動療法 > 下り坂運動で糖尿病予防|なぜ下り坂トレーニングをすると血糖値が下がるの?




【目次】

■下り坂運動で糖尿病予防

#hiking

by Adam Bautz(画像:Creative Commons)

「下り坂運動」が糖尿病を予防する|ウェブリーグ

血中トリグリセリド(中性脂肪)濃度は、予想どおり「上り坂トレーニング」後にのみ低下しました。しかし、グルコースを摂取したときに血糖値を維持する能力(耐糖能)は、「下り坂トレーニング」後にのみ著しく向上しました。

Drexelらは、下り坂を歩くことにより糖尿病が予防できることを米心臓病学会(2005)で報告しました。

歩いて山を登り、スキー用のリフトで下りる運動を週に3~5回、2か月行ったグループは、血液中の中性脂肪(トリグリセライド)が効果的に減少しました。

山をリフトで登り、歩いて降りる運動を週に3~5回、2か月行ったグループは、耐糖能(グルコースを摂取したときに血糖値を維持する能力)が向上し、血糖値が下がるという結果が出ました。




■なぜ下り坂を歩く運動をすると血糖値が下がるの?

なぜこのような違いが現れたのでしょうか?

筋の収縮形態には、筋が短縮しながら力を発揮する短縮性収縮(コンセントリック収縮)と、筋が伸張されながら力を発揮する伸張性収縮(エキセントリック収縮)があります。

下り坂を歩く運動は筋肉にブレーキをかけるので、エキセントリックです。

エキセントリック収縮で優先的に使われる速筋線維は、糖を主なエネルギー源とします。したがって、エキセントリック収縮を繰り返すようなタイプのトレーニングを行うことによって速筋線維の肥大や機能向上が起これば、血糖の吸収能も向上することが期待されます。

エキセントリック収縮で使われる筋肉は糖をエネルギー源とするため、下り坂を歩く運動をすると、血糖値が下がることが期待されます。

一方、Sherman ら(1992)は、高強度のエキセントリック運動を1回行った後に、全身の糖代謝がどのように変わるかを調べています。彼らは上記と全く逆の結果を得ており、遅発性筋痛が起こっているような状態では耐糖能が低下すると報告しています。

ただ、短期的には、遅発性筋痛(運動後1~2日経ってから発生する痛み)が起きている状態では耐糖能が低下するという研究結果も出ているので、Drexelの研究では2か月行なっており、下り坂を歩く運動は長期的なトレーニング効果とみた方がよいようです。

■まとめ

#hiking

Adam Bautz(画像:Creative Commons)

糖尿病予防のために運動をするときには、坂道を選ぶようにしてみてはいかがですか?

→ 坂の傾きが約1.5度上がると、中等度の糖尿病になるリスクが18%低下する|東京医科歯科大学など について詳しくはこちら




→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら

→ 糖尿病の運動(運動療法)|筋トレ・有酸素運動 について詳しくはこちら




【参考リンク】
続きを読む 下り坂運動で糖尿病予防|なぜ下り坂トレーニングをすると血糖値が下がるの?

#中谷美紀 さん、肌のくすみの原因となる糖化を防ぐために7年間砂糖断ち!肌のたるみを防ぐためにタンパク質をとって運動|#マルコポロリ

肌知識 > 糖化 > #中谷美紀 さん、糖化を防ぐために7年間砂糖断ち!肌のたるみを防ぐためにタンパク質をとって運動|#マルコポロリ

以前からこのブログでは中谷美紀さんの美意識の高さを紹介していますが、「マルコポロリ」でコメントした7年間砂糖断ちしたことが話題になっています。

中谷美紀さんがなぜ砂糖断ちをしたのかという理由を知って取り入れると、中谷美紀さんのようにいつまでも若々しく、みなさんから憧れられるような存在になれるかも!?




【目次】

■中谷美紀さん、糖化を防ぐために7年間砂糖断ち!肌のたるみを防ぐためにタンパク質をとって運動|マルコポロリ

Sugar Lips

by Jeanny(画像:Creative Commons)

中谷美紀 ストイックすぎる美生活 「7年間」砂糖断ち

(2018/1/7、デイリースポーツ)

「お肌も筋肉もタンパク質が“材料”なので、とらないとお肌がたるんでくる」というポリシーのもと、「お肌にいいので、卵を1日2個食べたり、お肉とかタンパク質をとり、運動をするようにしています」と話した中谷。ほかにも、「7年ぐらい、けっこうがんばって、砂糖を食べないようにしています」と美を追究するため、ストイックな生活を送っていることを明かした。

 “砂糖断ち”生活の理由について、「お砂糖をとると、“糖化”っていって、肌がくすむらしいんですよ」と説明。

2018年1月7日放送の「マルコポロリ!」に出演した中谷美紀さんは、肌がたるまないようにするために、肌も筋肉もタンパク質が材料なので、卵を1日2個食べたり、お肉とかタンパク質をとり、運動をするようにしているそうです。

また、肌がくすまないようにするために、砂糖抜きを7年ほど続けており、糖化を防いでいるそうです。




■中谷美紀さんは美意識が高い!


中谷美紀さんといえば、このブログでは美に対する意識が高いという認識があります。

例えば、#中谷美紀 さん、役作りで筋トレと食事で男性的な体になるよう肉体改造|WOWOW『連続ドラマW 東野圭吾「片想い」』によれば、WOWOW『連続ドラマW 東野圭吾「片想い」』で、性同一性障害の主人公・日浦美月を演じた際に、「1年前からホルモン治療を受けている」という台詞に説得力を持たせるため、専門家の指導のもとで3ヶ月トレーニングを行ない、ソイプロテインをホエイプロテインに変え、アミノ酸の摂取量も増やし、ヒレステーキを1日3~4枚食べるなど、栄養面も徹底したそうです。

中谷美紀さんの健康・美の秘訣|美しくあり続けるためにどんなことをしているの?(2011/11/30)によれば、美の秘訣を紹介していたのですが、1.リンパマッサージ、2.断食でデトックス、3.爪もみ、4.漢方、5.ジャイロキネシス、6.分子整合栄養医学という美意識・健康意識の高さが伝わってきました。

ただ、あまりにもストイックすぎるからでしょうか、#中谷美紀 さんはベジタリアン生活でめまいや突発性難聴になった!?その理由とは?|#仰天ニュースによれば、ベジタリアンが多いインドを旅行したことがきっかけで、お肉を6年間食べなかった生活を告白し、その生活の中で、めまいや突発性難聴になるといった身体の不調が起きたり、機嫌が悪くなる、人と口を利きたくなくなるというようなことが起きたそうです。

■たんぱく質と肌の関係

肉も魚も卵も食べない「ヴィーガン(ビーガン)」生活・食事を経験した女性に起きた身体・肌の異変とは?によれば、ヴィーガン生活を続けているうちに、体に異変が起き、体力が落ちて、疲労感が現れ、唇は青くなり、髪が抜けたり、顔にシミが出たり、月経が来なくなったそうです。

ビーガン(vegan)とは、いわゆるベジタリアン(菜食主義者)が卵や乳製品を食べるのに対し、ビーガンはそれらも一切口にせず、動物性の素材を用いた靴・衣服も身につけない、完全菜食主義者のことです。

ヴィーガンの食生活では、タンパク質を摂取しないことによって、たんぱく質に含まれるアミノ酸が不足しています。

人間の体は、筋肉や内臓だけでなく、肌や髪も骨さえも、たんぱく質が主成分であり、そのたんぱく質をつくり上げているのが、20種類のアミノ酸なのです。

体をつくるために必要なアミノ酸は20種類あり、なかでも、必須アミノ酸と呼ばれる9種類は体内でつくり出すことができないため、毎日、食品から補給しなければなりません。

そのためには、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などの、たんぱく質を多く含む食品をとることが有効となるのですが、たんぱく質を摂取しないことによって、髪が抜けたり、肌のターンオーバーの働きが機能しなくなると考えられます。

■糖化とは?

今回は「糖化」を防ぐために「砂糖断ち」を行なっていることですが、「糖化」は、体内のたんぱく質と糖質が結びつくことでできた「AGEs(糖化最終生成物)」によって、肌のくすみたるみの原因になります。

コラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ接着剤の役割をしているたんぱく質です。

若いコラーゲンは弾力があり、皮膚にもハリが出て、血管や骨もしなやかさを保ちます。

しかし、コラーゲンに糖分がくっつくと、AGEに変化します。

正常な皮膚の弾力繊維にAGEがたまると、変形して弾力性を失ってしまい、シワが出来たり、皮下脂肪の重みに耐えられずたるみが出来てしまうようです。

→ 糖化とは|糖化の症状・原因・チェック・糖化を防ぐ方法 について詳しくはこちら

みんなが読んでる! → 目の下のたるみをなくす方法 について詳しくはこちら

中谷美紀さんの美意識の高さにはいつも驚かされますが、無理だけはされないようにしてほしいものですね。

【追記(2022/3/31)】

中谷美紀さんが「血糖調節異常」を告白!血糖値が乱高下により「耐え難き眠気」「大人のニキビや倦怠感」に悩まされるため医師から糖質制限の指導を受けているによれば、決して無理をされているわけではなく、実際は医師の指導で糖質制限を行なっていたそうです。







【糖化 関連記事】
続きを読む #中谷美紀 さん、肌のくすみの原因となる糖化を防ぐために7年間砂糖断ち!肌のたるみを防ぐためにタンパク質をとって運動|#マルコポロリ

50代ダイエットにおすすめの運動のやり方・コツ・注意点|できるだけ運動をしたくない人向け・運動はしたいけど体の負担が気になる人向け・積極的に運動をしたい方

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■50代ダイエットにおすすめの運動とは?

50代ダイエットにオススメの運動とは?
50代ダイエットにオススメの運動とは?

「ダイエットに運動は欠かせないことはわかってる。だけど・・・」

「運動するのは大変だし、暑いし、汗かくし(汗をかいてメイクがとれた姿を見られたくない)。」

「だんだん体がいうこときかなくなってくるし、膝が痛いし、肩が痛いし。」

などなど、ダイエットに運動はいいということはわかっていても、様々な理由で運動はできればやりたくないもの。

運動のレベルをできるだけ体を動かしたくない人(痛くて動かせない人や病気のため運動を控えないといけない人も含みます)から積極的に運動をしたい人に合わせて紹介していきたいと思います。

【目次】

☆☆★ 運動レベル1 できるだけ運動をしたくない人向け(お手軽・簡単)

家事をすると肥満予防につながる!?によれば、肥満の人とそうでない人を比較すると、肥満の人は、立位または歩行活動が平均で1日約150分も少なかったそうです。

身体活動とエネルギー代謝 – e-ヘルスネット

近年、家事などの日常生活活動が該当する、非運動性身体活動によるエネルギー消費、別名NEAT(non-exercise activity thermogenesis)と肥満との関連が注目されています。

Levine et al., は、肥満者と非肥満者を比べると、非肥満者は歩行なども含めた立位による活動時間が、平均で1日約150分も少なかったと報告しました(図1)。

つまり、なるべく座位活動を減らして、家事などの日常生活活動を積極的に行なうことも、肥満予防のキーポイントといえます。

総エネルギー消費量の構成および非肥満者と肥満者におけるその違い

出典:Ravussin E. A NEAT Way to Control Weight- Science, 530-531, 307, 2005

つまり、大事なことは、座る時間を減らして、立っている時間を増やす、例えば家事などを行う時間を増やすことや歩行活動をすることがダイエットになるということですね。

ダイエットと運動というと、基礎代謝を上げなくてはいけないと考える人も多いと思いますが、基礎代謝よりも活動代謝を上げることがダイエットの近道|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、基礎代謝アップも重要ですが、日頃からちょこまか動く「活動代謝」を上げることも重要です。

ところが筋肉ムキムキの女性とちょっと太目の女性の基礎代謝を測ったところ・・・
なんと太目の女性の方が基礎代謝が高いことが判明!

実は基礎代謝は横になってジーッとしているときのエネルギー消費量のこと。
そのとき一番エネルギーを消費しているのは内臓、筋肉の消費エネルギーの割合はたった20%程度なのです。
だから筋肉をいくら鍛えても、基礎代謝量が増えるのはごくわずかだったんです。

“基礎代謝を上げてダイエットにつなげる”ことは理論としては正しいのですが、現実的には難しいことだったんです!

「ぞうきんがけ」「皿洗い」「駅の階段登り」なども
積み重ねれば大きなエネルギー消費量になります。

つまり「基礎代謝」ではなく
日頃からちょこまか動く「活動代謝」を上げることが
ダイエットの近道だったんです。

さまざまな運動系のダイエット方法がありますが、遠回りなように見えて一番の近道は、「活動代謝」を上げることです。

ダイエットのために運動をしようとすると大変ですが、立つ時間を増やそう、ぞうきんがけをしようというふうにするだけでダイエットにつながりますよ。

→ 【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング! について詳しくはこちら




【関連記事】

☆★★ 運動レベル2 運動はしたいけど体の負担が気になる人向け

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by Jay Whitmire(画像:Creative Commons)

筋トレ(無酸素運動)+有酸素運動の組み合わせで体脂肪燃焼効果は高まりますが、筋トレは体に負荷をかけるため、リスクがあります。

例えば、筋肉や関節のケガや力んだ時に血圧が上がるため、高血圧の人には薦めづらいです。

そうした筋トレの弱点をカバーしてくれるのが「スロトレ(スロートレーニング)」です。

スロトレは、筋トレに嫌なイメージを持っている方や日頃あまり運動をしていない方、高血圧の方、もちろんダイエットしたい方にもおすすめです。

スロトレ(筋トレ)で基礎代謝を上げてダイエットしよう!によれば、筋トレすると成長ホルモンが分泌され、体脂肪が燃焼されて、筋肉量が増えていきます。

体脂肪はほとんど基礎代謝を行わないのに対し、筋肉は増えれば増えた分だけ活発に基礎代謝を行ないます。

谷本道哉講師によれば、たとえば「週3回ほどの本格的な全身の筋トレ」を3か月ほど実施すると、筋肉がついて基礎代謝が100キロカロリー程度増加することが、いくつかの研究で示されているそうです。

これは毎日30分ほど大きく手を振ってウォーキングするのと同じくらいのエネルギー消費に相当するそうです。

そして、筋トレ(無酸素運動)+有酸素運動の組み合わせで、さらに体脂肪燃焼効果は高まります。

→ スロトレ(スロートレーニング)|スロトレ 効果・スロトレダイエット・やり方 について詳しくはこちら




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★★★ 運動レベル3 積極的に運動をしたい方

インターバル速歩のやり方
インターバル速歩のやり方

インターバル速歩で老化防止!|インターバル速歩とは・インターバル速歩の効果・やり方で紹介した信州大学大学院医学系研究科、スポーツ医科学講座の能勢博教授の研究チームが提唱しているインターバル速歩とは「速い」「普通」を交互に繰り返すウォーキングのことで、世界的に注目が集まっている運動法なのだそうです。

普通のウォーキングと比べると、インターバル速歩をすると、体力が向上し、血圧、血糖値、中性脂肪BMIといった生活習慣病に関わる指標の全てで改善することが確認できたそうです。

トレーニングには筋力トレーニング(無酸素運動)や持久力トレーニング(有酸素運動)などのトレーニングがありますが、老化による体力低下を予防することが目的の場合には、インターバル速歩で、下半身の筋肉量低下を抑えることが出来れば、両方の効果を得られることがわかったそうです。

ただし、この運動での大事なポイントは、運動の中に必ず「ちょっとキツい」と感じる高負荷の運動を加えることにあるそうです。

「速歩3分」「普通歩行3分」というちょっときつい負荷をかけたインターバル速歩を毎日続けることで筋量の維持ができ、結果的に体力低下の抑制につながるということなのですね。

運動を積極的にしたい方はあなた自身が好きな運動の中で、筋トレ(無酸素運動)と有酸素運動を組み合わせていきましょう!

メッツ(METs metabolic equivalents):厚生労働省が定めた体内の脂肪を減らす運動量を示した数値

第三の脂肪である「異所性脂肪」を減らす方法|#たけしの家庭の医学で紹介した異所性脂肪を取り除くには、1週間に23メッツ・hが必要。

異所性脂肪は、恐ろしい毒性を持ち、心臓など脳以外の全身の臓器や筋肉に蓄積し、動脈硬化脂肪肝糖尿病高血圧高脂血症心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こすことが分かったそうで、また、やせていても貯まることがあるそうです。

※身体活動の強度×身体活動実施時間(h)=身体活動の量(メッツ・h)

一時間行ったときのメッツの量

  • ボウリング 3メッツ・h
    洗車 4.5メッツ・h
    山登り 7.5メッツ・h
    自転車 8メッツ・h
    平泳ぎ 10メッツ・h
    掃除2時間 8メッツ・h
    筋トレ2時間 8メッツ・h(筋トレは激しく体が動くのはごく一瞬なので)
    散歩 3.5メッツ・h
    ギター演奏 2メッツ・h
    釣り 2.5メッツ・h
    ヨガ 2.5メッツ・h
    荷物の積み込み 3メッツ・h
    階段の昇り降り 3.5メッツ・h
    卓球 4メッツ・h
    バドミントン 4.5メッツ・h
    草むしり 4.5メッツ・h
    バレエ 4.8メッツ・h
    ドッジボール 5メッツ・h
    エアロビクス 6.5メッツ・h
    テニス 7メッツ・h
    サッカー 7メッツ・h
    ラグビー 10メッツ・h

ゆっくり自転車をこぐというような有酸素運動をするほうが効率よくメッツを獲得できることが分かっています。

→ 50代ダイエットにおすすめの筋トレ方法とは? について詳しくはこちら

まとめ

痩せたい50代が成功するダイエット・体重を減らす方法(食事・運動・筋トレ)でも紹介しましたが、50代の更年期と体重を減らす方法は深く関係してきます。

運動には更年期のメタボ対策に2つのメリットがあります。

一つは、更年期太りによる生活習慣病予防になること、もう一つは、更年期症状特有のイライラなどの症状改善につながることです。

運動する習慣を持つことは更年期対策としても重要です。

ぜひあなた自身にあった運動を見つけて、更年期をうまく乗り越えましょう。

アミノ酸サプリは50代ダイエットにオススメサプリ

そして運動を行なったら、栄養補給もお忘れなく!

藤田 聡教授(立命館大学スポーツ健康科学部)によれば、アミノ酸が不足していると傷んだ筋肉の修復ができないため、エネルギー補給と筋肉の補修のためにも、アミノ酸バランスのいいたんぱく質またはアミノ酸を摂取する必要があります。

運動後の60分以内にアミノ酸バランスのいい食品を摂るといいそうです。

アミノ酸の多い食べ物・食品|アミノ酸を効果的に摂取するにはアミノ酸スコアを知ろう!によれば、アルギニン、リジン、アラニン、プロリンの4つのダイエットアミノ酸には、脂肪分解酵素リパーゼを活性化させ、体脂肪を分解して燃焼しやすくする、つまり脂肪を減らす効果があります。

さらに、体内に余分な水分や老廃物を排出するアルブミンという成分がつくられるので、水分代謝機能が高まり、むくみも解消します。

→ アミノ酸ダイエット4つの効果・効果的なタイミング・方法 について詳しくはこちら

→ 50代女性のダイエットにおすすめの3タイプのサプリとは? について詳しくはこちら







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