鉄欠乏性貧血の原因
貧血は鉄不足によるものだと思っている人も多いようですが、貧血にも原因によって様々な種類があるため、注意することが必要です。
貧血の中で最も多いのがこの鉄欠乏性貧血です。
なぜ、貧血(鉄欠乏性貧血)が起きるのでしょうか?
原因は鉄分不足。
偏った食生活や食べない系のダイエットで鉄分不足になったり、女性の場合は生理(月経)で鉄分を失うことが多いため、貧血が起こります。
人間の体内には、4g(4000mg)の鉄分が存在します。
1mgずつでも鉄分が失われていくと、いずれは動悸・息切れ・めまいといった症状とともに、体に様々な異変が起こります。
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鉄欠乏性貧血の女性の割合は増加傾向にあり、また将来貧血になる可能性がある女性は、4人に1人(25%)ともいわれているので、日本人女性の半分が貧血ないし貧血予備軍と考えられるようです。
女性に貧血が多いのは、月経での出血・無理なダイエットや偏食が原因です。
なぜ夏場に若い女性の「隠れ貧血」が増えるの?|隠れ貧血対策によれば、隠れ貧血(『潜在性鉄欠乏症』と呼ばれる状態で、『貧血の基準にはあてはまらないけれど、このままだと貧血になるかもしれない』という状態)が特に最近の若い女性に多いのは、日々の食生活が偏向していることや、睡眠不足が慢性化していること、朝食をとらないこと、ダイエットによる食事制限などによる部分が大きいと考えられます。
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また、食べ物の中には、鉄分の吸収を阻害することがあるので、調理方法を工夫したり、時間を分けてお召し上がりいただくといい食べ物があります。
例えば、コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるタンニンには、鉄分の吸収を阻害する働きがあります。
鉄欠乏性貧血の治療にはどのようなことをするの?によれば、紅茶などに含まれるタンニンは鉄分の吸収を抑えるため、鉄剤を飲んでいる間は控えるか、時間をずらして飲んだ方がよいようです。
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