目の充血の予防・治し方
女性の仕事後の見た目年齢は5歳増しの原因は目のクマ?によれば、女性の顔で疲れを感じるポイントとしては、「目の下のクマ」(55.9%)、「充血した目」(25.5%)など目に対する印象が大きいようです。
女性の92%が「疲れ目」により見た目の印象が変わると回答によれば、女性の92%が「疲れ目」により見た目の印象が変わると答えており、また67%の人が自身の疲れ目の表情にがっかりしたことがあるそうです。
つまり、目の充血は疲れた印象を与えてしまうのですが、何が目の充血の原因であるかを知ることがまずは大事です。
目の充血の治し方としては、まずは目の病気が原因であるか、そうでないかをチェックし、目の病気が原因である場合には、眼科できちんと治療を受けましょう。
目の病気が原因ではなく目の使い過ぎが原因である場合には、次のような目の充血予防法を試してみてください。
スマホやパソコンをよく見る方は、定期的に目を休める
スマホやパソコンで目を長時間酷使すること(VDT症候群)が「目の疲れ」「充血」の大きな原因の一つです。
スマホやパソコンをよい姿勢で見たり、使用頻度を控えたりすれば目にそれほど負担がかかることはないのでしょうが、暗い部屋の中でしかも寝た状態でスマホを使ったり、また、一日長時間スマホを手放さず使用しているため、目にかなりの負担がかかっていることが考えられます。
最近では、長時間によるスマホの使用で、夕方頃になると、「近くのものを見る際にピントが合わない」「目がかすむ」といった老眼のような状態になるスマホ老眼になる人もいるそうです。
一時間画面を見たら一度目を休めるという習慣を持ちましょう。
遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる
「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをするという疲れ目解消方法です。
スマホとパソコンとで異なるのが「距離」です。
パソコンの場合、通常45センチ程度の間隔をあけて操作しますが、スマホの場合、近い場合では15センチ程度で使用している人もいるくらいです。
近くでモノを見続けるというのは、つまり、ピントを合わせ続けているということです。
スマホを見る際には、近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行っているのですが、目を酷使することで、この毛様体筋に負担がかかっているからです。
また、スマホやパソコンが原因の「夕方老眼」の人が増加している!?によれば、スマホは強い光を発していて、目に入る光の光量を抑えるための虹彩筋にも負担がかかっているようです。
【関連記事】
・20-20-20ルール|目の疲れから守る方法や座り過ぎを防ぐ方法
まばたきを意識的に行なう
スマホなどの画面を見たり、読書、運転などをするとまばたきの回数が少なくなります。
まばたき回数が減ると油の膜が破れたままの状態になり、涙は蒸発して目が乾きやすくなってしまい、充血の原因になりますので、まばたきを意識的に行うようにしましょう。
ただ、すでに目が乾燥するなどのドライアイの疑いがある場合には、目が傷つきやすくなっていますので、まず次のような対策を行なって、涙の量・質を改善するようにしてから、まばたきを意識的に行うようにしたほうが良いようです。
- 防腐剤の入っていないコンタクトレンズ専用の目薬で点眼をする
- 部屋の湿度を保つ
- エアコンの風が目に直接当たらないようにする
- 目を温める
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・まばたきで「疲れ目」解消!?眼精疲労回復エクササイズ
蒸しタオルで目のまわりを温め血行を良くする
蒸しタオルは小さめのハンドタオルを濡らして、電子レンジで30秒から1分ほど温めれば簡単にできます。
また、目の疲労回復に42度のシャワーがよい?によれば、42度のシャワーで眼の周囲を温めると、目の疲労回復に効果があるそうです。
シャワーの熱が毛様体筋に伝わることで目の疲れを癒すのに効果があるようです。
目の周囲をマッサージする
目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。
コンタクトレンズを正しく利用する。
コンタクトレンズの乾燥、長時間のコンタクトレンズの使用、コンタクトレンズ汚れなどが原因で充血することがありますので、コンタクトレンズの使用法・ケアに注意してください。
睡眠を大事にする
睡眠不足など生活習慣の乱れにより、涙の分泌量が少なくなるため、ドライアイになり、目の充血が起こることもあります。
目の充血は症状であり、病気そのものではありません。
目の充血は自己防御反応の現れともいえます。
あまり充血の症状がひどい場合でなければ、まずはゆっくり睡眠をとるなど、目を休めることが一番です。
ドライアイに効くツボ
「風池(ふうち)」のツボは、頭の血行を促し、頭痛や目の疲れ・ドライアイを解消してくれるそうです。
→ 目の疲れ(眼精疲労)に効くつぼ:風池(ふうち) について詳しくはこちら
目薬を利用する
ドライアイの症状がひどい場合には、眼科で目(角膜・結膜)の傷の状態をチェックし、涙の分泌量を測ってもらい、ドライアイ専用目薬を利用しましょう。
目薬には、防腐剤の入っていない人工涙液やヒアルロン酸ナトリウムに加えて、ムチンを含む涙液の分泌を促す点眼薬が使われるようになりました。
→ ドライアイの目薬(点眼薬)に新しい成分(人工涙液・ヒアルロン酸ナトリウム・レバミピド・ジクアホソルナトリウム)|ドライアイの治療 について詳しくはこちら
「目薬後に目をパチパチ」は間違い!?目薬の点眼方法、不適切が9割超|正しい目薬のさし方とは目薬をした後に「目をぱちぱちさせている」など間違った点眼方法をしている人が9割を超えているそうです。
→ 正しい目薬のさし方2つのポイント について詳しくはこちら
ドライアイ、結膜炎、眼精疲労など、目の充血を引き起こす要因は様々です。
身体の防御機構を働かせるために充血という症状が出ている場合もあります。
目薬で、簡単に充血を解消することができる場合もありますが、身体の防御反応として目の充血が起こっている場合、むやみに充血を取り除くことは逆効果かもしれません。
また、目の充血が起きたからといって、市販の目薬をひんぱんに差すというような過度の目薬はくれぐれも習慣化しないように気をつけてください。
防腐剤などの刺激で症状が悪化することもあるそうです。
部屋の湿度を保つ
部屋の湿度が下がると、ドライアイになるリスクが高くなるので、加湿器などを利用して、部屋の湿度を保つようにしましょう。
また、エアコンの風が目に直接当たらないように気をつけてください。
アイメイクに気をつける
最近は、目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っていますが、マイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなることがあります。
ドライアイにならないためにもメーク落としをしっかりと行なうことが重要です。
紫外線対策
オフィス街ではビルや路面の反射で、方向や時間帯に関係なく紫外線を浴びているようです。
自分の目を紫外線による目の病気から守るためにも、ぜひUV(紫外線)カットのサングラスやコンタクト・つばの広い帽子を利用しましょう。
紫外線が一日のうちで最も多く降り注ぐのは、午前10時から午後2時の時間帯ですが、実は目に入ってくる紫外線の量は、朝や夕方のほうが多い(太陽の高さが低い朝や夕方は直射日光が目に入る)ので、この時間帯も忘れずに紫外線対策を行いましょう。
→ 目の病気から守る紫外線対策サングラスの選び方のポイント について詳しくはこちら
食事・栄養に気をつける
澄んだ白目に!目の充血予防に摂りたいビタミンとは!?によれば、ビタミンB1には、目の疲れの解消や視神経の働きを強化する働きがあり、ビタミンB2は毛細血管を丈夫にする働きがあるそうです。
普段から眼や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシス・ブルーベリー)などを利用してみてはいかがですか?
→ ルテインの健康効果 について詳しくこちら
→ カシス(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら
→ ブルーベリー(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら
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