紫外線と3つの目の病気
紫外線は視力低下を引き起こす「白内障」や「翼状片」、「瞼裂斑」の原因となると考えられています。
翼状片は、白目の組織の細胞が異常に増殖して黒目に食い込んでしまって起こる目の病気です。
翼状片の原因として、紫外線が影響していると考えられ、白目と黒目の境界が紫外線で傷つき、その防御反応や修復の過程で起こると考えられています。
初期症状では充血や異物感、ドライアイ、眼精疲労などがあらわれます。
瞳孔の近くまで白目が侵入すると視力障害が起こる場合もあります。
また、耳側から差し込む紫外線は鼻側に集まりやすいため、目の鼻側から発症するのが特徴です。
白内障は水晶体のたんぱく質が変性し、次第ににごってくる目の病気ですが、そのにごりの原因に紫外線が影響していると考えられています。
たんぱく質が変性し、白目の一部が変色・盛り上がる目の病気。
たんぱく質が変性してできた白目のシミのようなもので、肉眼では良く見えません。
目の表面は本来、滑らかな状態ですが、瞼裂斑になると、白目の部分が盛り上がり、黄色く濁ります。
盛り上がりができたことで涙が届かずに乾いてしまう場所が出てくるなど、ドライアイの原因にもなります。
炎症を起こすと「瞼裂斑炎」になり、目が赤く充血し、まばたきをするたびにこすれ、目がゴロゴロするという症状も起こります。
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