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ブドウに血圧下げる効果、マウス実験で確認=米研究

Grapes

by tribp(画像:Creative Commons)

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ブドウに血圧下げる効果、マウス実験で確認=米研究

(2008/10/30、ロイター)

米国の研究チームが29日、マウスを使った実験で、ブドウに血圧降下と心機能向上を助ける効果がみられたと明らかにした。

米ミシガン大学心臓血管センターの研究チームが行なったマウスの実験によれば、ブドウに血圧を下げる効果と心臓機能向上を助ける効果があることが分かったそうです。

ブドウを摂取することでなぜ高血圧予防につながるのでしょうか?

1.果物の摂取が余分な塩分を排出させる

高血圧を予防・改善する食事療法「DASH(ダッシュ)食」とは?によれば、DASH食という立保健研究所などが提唱している高血圧患者のための食事療法が注目を集めています。

DASH食の基本は2つ。

1 野菜・果物・低脂肪の乳製品を充分摂る

2 肉類および砂糖を減らす

カリウム・カルシウム・マグネシウム・食物繊維には、増えすぎた塩分を効率よく体外へ排出させる効果があります。

カリウムは、血液での濾過装置である腎臓に作用すると考えられており、余分な塩分をより多く体外へ排出すると考えられています。

ブドウが高血圧予防に良いと考えられる一つの理由として、果物を摂取することにより余分な塩分を体外に排出させる効果があることが考えられます。

2.ポリフェノールには血圧を下げる効果があるといわれている

また、ポリフェノールには血圧を下げる効果があるともいわれており、そのことにも関係があるかもしれません。

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この研究の結果が、高血圧の人に役立つといいですね。

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内臓脂肪を簡単に推定できる腹囲測定で糖尿病を予防

Day 99: 31-28-31

by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)

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糖尿病の人でも内臓脂肪が多いと血管の病気を起こしやすく、血糖値が上がりやすいことも分かっています。

続・糖尿病50話:第26話 腹囲を測ろう

(2008/9/23、毎日新聞)

現在、正確に内臓脂肪の量を測定できるのはCT検査です。

統計に基づき、へそ周りの写真を撮った時の断面積で、内臓脂肪量が100平方センチを超えると、「内臓脂肪蓄積」と判定しています。

しかし、すべての人にCT検査での測定をすることは難しく、簡単に推定できる腹囲(ウエスト周囲径)測定が役立っています。

この測定は最もおなかのくびれた所を測るのではなく、リラックスした状態で、おへその高さで地面に水平に巻き尺(メジャー)を巻いて測定します。

おなかに脂肪がたくさんついて腹が垂れ下がっている場合は、肋骨(ろっこつ)の一番下と骨盤の中間あたりで測ります。

食事などによる影響を避けるため、できるだけ空腹時に測定するのが望ましく、内臓脂肪蓄積100平方センチに相当する腹囲は、統計上で男性85センチ、女性90センチであるため、この数字がメタボリックシンドロームの診断の必須項目として採用されています。

内臓脂肪は、たまりやすい一方、減らしやすいという性質を持っています。

運動することで内臓脂肪を減らすことができます。

また、記事によると、「内臓脂肪が減れば、糖尿病の人では血糖値が下がると言われています。」

糖尿病の治療においては、アディポネクチンが注目され、脂肪細胞が膨らむほどアディポネクチンの量は少なくなるそうです。

つまり、内臓脂肪を減らすことができれば、メタボの予防や糖尿病の予防ができると考えられます。

糖尿病を予防するためにも、腹囲を定期的に測ることで、内臓脂肪がどれくらいあるかを管理し、メタボや糖尿病を予防しましょう。

→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら







ナルトビエイにメタボ改善効果|脂肪肝やコレステロール濃度を改善する作用|佐賀大

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「漁の敵」ナルトビエイにメタボ改善効果 佐賀大発見

(2008/9/8、朝日新聞)

有明海の高級二枚貝タイラギやアサリを食い荒らし、沿岸4県が駆除しているナルトビエイに、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を改善する成分が含まれていることが、佐賀大農学部の柳田晃良教授(食品栄養化学)の研究でわかった。

<中略>

柳田教授は5年ほど前、県の水産機関の研究員からナルトビエイの食害について聞き、「何か有効利用できないか」と相談を受けた。ナルトビエイはたんぱく質が多く、成分にどのような機能があるか研究を始めた。その結果、脂肪肝コレステロール濃度を改善する作用があることを発見したという。

佐賀大農学部の柳田晃良教授の研究によれば、タイラギやアサリを食い荒らし「漁の敵」ともいわれるナルトビエイにメタボリックシンドロームを予防・改善する作用があることが確認できたそうです。

肥満糖尿病のモデルラットにナルトビエイのペプチドが含まれたエサを3週間与えてやる実験をしたところ、肝臓の脂肪とコレステロールの量が2割ほど減ることを確認し、メタボリック症候群を予防、改善する作用があることが確認できたそうです。

→ メタボリックシンドローム について詳しくはこちら







【参考リンク】

メタボ改善の救世主「ナルトビエイ由来ペプチド調製品|PDF

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将来不安を感じる病気1位は「がん」、4割以上の20代が「うつ病」を不安視

Anxiety

by Mateus Lunardi Dutra(画像:Creative Commons)

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将来不安を感じる病気1位は「がん」、4割以上の20代が「うつ病」を不安視

(2008/9/22、マイコミジャーナル)

同調査によると、将来的に不安を感じる病気についての質問では、「がん」の回答が76.7%が最も多く8割近くを占め、次に「脳卒中」(50.6%)、「心筋梗塞」(49.6%)、「糖尿病」(36.1%)の順となり、いわゆる生活習慣病系の病気が続く結果になった。年代別では20代の「うつ病」が45.0%とほかの年代に比べて非常に多く、近年、若い世代におけるうつ病の増加が指摘されることもあるせいか、うつ病になることを不安視している若者がかなり多いことが伺えるという。

将来、不安に感じる病気第1位は「がん」だったそうです。

  1. がん 76.7%
  2. 脳卒中 50.6%
  3. 心筋梗塞 49.6%
  4. 糖尿病 36.1%

その次に続くのが、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病と生活習慣病関連の病気が並ぶ結果となりました。

20代の45%は「うつ病」になることを不安に思っているようです。

年代によって不安に思う病気は違うとは思っていましたが、若い世代のうつ病になることの不安がこれほどまでとは思いませんでした。







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コレステロール基準値巡り論争 専門医・研究者の間でも意見が分かれる

Arguments

by Jeff Eaton(画像:Creative Commons)

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コレステロール基準値巡り論争

(2008/9/12、読売新聞)

LDLコレステロール値140以上の場合を脂質異常症とした診断基準について、大櫛(おおぐし)陽一・東海大教授(医学情報学)は、全国70万人の健診データなどをもとに「心臓病が増えるのは、数値が190以上の場合であり、基準には根拠がない」と批判した。

これに対し、寺本教授は「LDLがそれほど高くなくても、糖尿病などを併せ持つ場合は心臓病の危険が高まる。そうした人を見つけ出すための基準値」と説明した。大櫛教授は「糖尿病を併発する場合でも、LDL値140以上で心臓病の危険が高まるというデータはない」と反論した。

日本脂質栄養学会でシンポジウムが行われた中で、高コレステロールの診断基準値の妥当性について、診断基準の作成にあたった専門医と、その基準に疑問を持つ研究者の間で、コレステロールの基準値を巡り、論争が繰り広げられたそうです。

専門医や研究者などの専門家の間でも、コレステロールの基準値に関しては、問題があるようです。

コレステロールに関しては、生活習慣病を予防するためにコレステロール(特に悪玉コレステロール)を下げるにはどのようにしたらよいかを伝えるテレビ番組がある一方で、コレステロールの摂取制限は必要ないという提言が行われていたりと、様々な議論が起きています。

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