■アマゾンの「レジなしでの買い物」がオープン!Amazon Goの仕組みをYouTube動画から考える
参考画像:Introducing Amazon Go and the world’s most advanced shopping technology|YouTubeスクリーンショット
アマゾンの「レジの無い店」は実現間近 https://t.co/ehQPv5rROO pic.twitter.com/7BuO1XN6D1
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2018年1月16日
Bloombergの動画ニュースによれば、買収したホールフーズでの「レジなしの買い物」は間近で、「Amazon go」のエンジニアが技術を完成させるために休日を返上して、残業続きで頑張っているそうです。
顧客サービスで生じるトラブルへの対策、商品の返品や不良品、万引きなどに対する対処など実現に向けて詰めているそうです。
その後のニュースによれば、2018年1月22日にシアトルでオープンしました。
【参考リンク】
- アマゾンのホールフーズ買収、真っ先に取り組むのは倉庫の自動化か(2017/6/27、Bloomberg)
- 米アマゾン:ホールフーズで値下げ開始、最大43%-買収完了に伴い(2017/8/28、Bloomberg)
■動画に見る「Amazon Go」の仕組み
Introducing Amazon Go and the world’s most advanced shopping technology
Amazonが「Just Walk Out」技術と呼ぶ、コンピュータビジョン、ディープラーニングアルゴリズム、センサー融合技術が使用されています。
■スマホアプリでチェックイン
●Amazonアカウント(クレカ情報や個人情報をあらかじめ登録)
●Beacon(店舗内でのユーザーの滞在証明)
PayPal、iBeacon、Hands Free、Origami Payもすでに利用
■棚から商品をとる
●カメラとセンサーで商品位置と顧客の動きを読み取る
●一度とったものを戻すというような動作もディープラーニングで学習
●リアルタイムでオンライン上の仮想ショッピングカートに加える
●電子タグ(RFID)は使わない
■レジを通らずに決済→Just walk out
●入り口付近のセンサーでアプリを認識し、顧客を識別
●データを転送してAmazonアカウントで決済
【関連リンク】
■まとめ
自分で買い物商品の精算を行なう「セルフレジ」や「ゲートのない」という考え方はどんどん浸透していっていますよね。
■「CUBIC」|”ゲートなしの改札機”というコンセプト
[vimeo]https://vimeo.com/236719488[/vimeo]
facial recognition to be your future ticket on the london underground
(2017/10/6、Fashionsnap.com)
「CUBIC」がデザインしたそんな画期的なシステムは、現在ユーザーテスト中ではあるが、”ゲートなしの改札機”というコンセプトを掲げ、物理的な改札ゲートの代わりに、毎分およそ65〜75人が通ることができる長めのコースを設計。そこを通過すると顔がスキャンされ、支払いはスマートフォンに同期されるという時間と手間を省く効率的な仕組みになっている。
■ゲートの無いフラットな駅の改札|三菱電機
参考画像:「将来の駅・車両の円滑で快適な交通システム」コンセプトを提案(2017/11/20、三菱電機ニュースリリース)
「将来の駅・車両の円滑で快適な交通システム」コンセプトを提案
(2017/11/20、三菱電機ニュースリリース)
・認証内容により、通過可否(通過できる場合は青く表示)や通過する方向をわかり易くLEDで床面に表示
ユーザーの持つ交通系ICカードの残高に応じて、通れる場合には床が青く、残高不足の場合には赤く光るそうです。
■スタンダード・コグニション
購入の瞬間の「体験」がメディアになるとはこういうこと。
"レジのない自動精算店では、客が商品を棚から取ったり戻したりするのをカメラなどで認識。スマートフォンのアプリを通じ、店外に持ち出された商品だけに課金する。"
Standard Cognitionが日本上陸https://t.co/TbnLpst5uN
— ハクライドウ@長崎島原手延えごまそば・黒ごまそうめん (@hakuraidou) 2018年10月7日
■Amazon Goのちょっと先の未来
Amazon Goのちょっと先の未来を考えてみると、アプリを起動する必要もなくなるでしょうし、ライブや万引き防止用の顔認識システムや生体認証、歩く姿で個人がわかる「歩容認証」を活用する(但し、それではBeaconが使えないので滞在証明を別の方法でする必要がある。)ようになったりするのではないでしょうか。
【関連記事】
「これからの世界をつくる仲間たちへ」(著:落合陽一)には、テラヘルツ電波と画像認識技術を組み合わせて一人ひとりをスキャニングして検札を済ませ「どこからでも出入りできるシステム」というアイデアがありました。
【関連記事】
#5G によって産業はどう変わる?|#スマートシティ #自動車 #建設 #VR #スポーツ中継 #ショッピング #金融 #決済 #医療 #農業|5Gになるとスマホからデバイスが変わる?では、5Gによって、買い物の形が変わることを紹介しました。
参考画像:2020年に向けた5G及びITS・自動走行に関する総務省の取組等について(2017/6/8、総務省)|スクリーンショット
アンテナ+センサー+IDチップ+商品管理通信+自動追尾カート
→商品の補充を指示・店内放送・オールチェックアウト
(明細が通信されてからユーザーの口座から引き落とされる。カードレス・キャッシュレス)
■スマートストアの例
参考画像:「新産業構造ビジョン」(2017/5/30、経済産業省)
■無人キオスク
田舎で言えば、無人駅とかあるけど、都会でも「無人キオスク」ができてきて、「セブン自販機」のような無人コンビニもできていくのかな。
それだけ働く人がいなくなる未来が想定されているのかも。https://t.co/S7R6h3cZFK
「無人店舗の実証実験がJR赤羽駅のホームで開始」 https://t.co/x1wykDtqyY
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ (@hakuraidou) 2018年10月17日
JR東日本が赤羽駅で実証実験を開始したAIによる無人決済店舗 – トラベル Watchhttps://t.co/osGSde15HG
顧客への「体験」の意味で”Pepper”が契約更新されなくなったのと同様に、無人決済店舗が一般的になっていくとそもそもニュースにもならなくなるんだろうな。
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ (@hakuraidou) 2018年10月17日
中国でもすでに無人のコンビニが登場していましたので、これからの生活は「レジなしの買い物」が普通になっていきそうですね。
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