■メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドロームは、内臓に脂肪がたまり(腹部の肥満)、高血圧や高血糖、高脂血症などの症状が一度に複数出ることを指す、新しい考え方です。「メタボリック」は「代謝」の意味で、代謝異常が起きていることを示します。
厚生労働省は初の全国調査で、40〜74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人が「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」とその予備軍だったと発表しました。
メタボリックシンドロームは心筋梗塞(こうそく)や脳卒中など、死に直結しやすい生活習慣病の引き金になるといわれています。
たとえ病気でなくとも、症状がなくても、また、病気の程度が軽くても放置しておくと将来、頭や心臓の血管の病気を起こす確率は、メタボリック症候群でない人と比べて2〜3倍高くなります。また、動脈硬化や糖尿病だけでなく、胃がんのリスクも高まるとの研究が発表されています。
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