カルシウムの働きとは
カルシウムは骨や歯を作るのに必要です。
また、神経を安定させたり、血圧を下げたり、動脈硬化を防ぐ効果があるといわれています。
カルシウムが不足すると、どうなるのでしょうか。
毎日カルシウム300〜600mgは体外へと尿や便などで排出されます。
カルシウムが不足すると、その不足したカルシウムを補うために、骨や歯からカルシウムが溶け出します。
その結果、骨密度が低く、つまり、スカスカの状態になってしまいます。よくいわれる骨粗しょう症になる恐れがあります。
さらには、ホルモン分泌や白血球の活動に影響を与え、体内のバランスが崩れる可能性があります。
また、筋肉が痙攣したり、イライラしたりするようになります。
カルシウム不足が大脳皮質の『神経伝達物質のスイッチを入れる』という働きができないようになり、情報伝達能力に影響を与えてしまいます。
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糖尿病の予防
厚生労働省研究班によれば、ビタミンDとカルシウムを摂取することで、糖尿病を予防する可能性があるそうです。
カルシウム・ビタミンDともに糖尿病の発症に関連している可能性が考えられ、カルシウムとビタミンDを摂取することにより糖尿病の発症リスクが低くなったと考えられます。
→ カルシウムの多い食品 についてはこちら。
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