便秘の原因の種類
年齢や環境の変化による腸内細菌バランスの悪化
加齢や食生活の変化などが原因となって、善玉菌(ビフィズス菌)が減り、悪玉菌が増えると、腸内細菌バランスが悪くなり、便秘になりやすくなります。
この他にも、便秘になりやすい原因となる生活習慣をしている方も多いようです。
・ダイエット(特に食べない系のダイエット)や少食により、食事(特に食物繊維の量)そのものの量が減り、いい便が作ることができないため、便秘になる。
・朝食抜き(便を作る元がない)
・運動不足
・水分摂取不足
・酵素不足
今までは野菜や果物などの食品から補っていた酵素ですが、加工食品を食べることの多い現代人は体内の酵素量が不足してしまい、消化不良を起こしたり、腸の中に老廃物がたまって便秘になってしまう方などが増えています。
ストレス
精神的なストレスが原因となって便秘になることもあります。
例えば、旅行先で一時的に便秘になるのもこのケースに当てはまります。
また、不規則な生活などによる肉体的ストレスが自律神経に影響し、腸管の動きを悪くすることよる便秘もあります。
我慢のしすぎ
我慢のしすぎも便秘の原因のひとつだと考えられます。
無理なガマンをしてしまうことで、排便のタイミングを逃してしまいます。
そして、その結果、便の水分が抜けて硬くなるため、出にくくなってしまう、つまり便秘になってしまうのです。
猫背・スマホ巻き肩による浅い呼吸
スマホ巻き肩とは?|肩こり・偏頭痛・耳鳴りの原因にもによれば、スマホ巻き肩(猫背になり肩が内側に丸まった状態)になると、深呼吸ができず浅い呼吸になってしまい、横隔膜の動きが乏しくなり、横隔膜の下にある腸に与える刺激が減って便秘を招く恐れがあると考えられます。
妊娠による便秘
便秘は一般的に女性に多いとされ、さらに妊娠すると便秘になりやすいとされています。
妊娠することによって増大した妊娠子宮による腸管の圧迫、非妊娠時と比較して、明らかに高値な黄体ホルモンなどの影響による腸管のぜん動運動の低下などが便秘の原因とされています。
治療法としては非妊娠時と同様ですが、生活習慣(食事指導、運動、排便リズムの確立など)の改善が必要になってきます。
便秘薬などで解消したいと思う反面、妊娠中は赤ちゃんに影響が出ないかという不安もあります。
やはり、生活習慣(食事・運動など)の改善が治療法としては安心ですね。
睡眠不足による自律神経の乱れ
夜ふかしをすることなどによる生活リズムの乱れから、体温調節に関わるホルモンや自律神経の働きがおかしくなってしまうそうです。
自律神経のバランスを整えるポイントは「ゆっくり」を意識することによれば、自律神経とは、呼吸や心臓の動き、血の巡りなど体の基本的な働きをコントロールしていて、大きく分けると、交感神経と副交感神経に分けられています。
交感神経の働きが優位になると、血管が収縮し、血流が悪くなり、肩こり・高血圧・むくみ・便秘になりやすくなるそうです。
*便秘と冷え性・低体温との関係
便秘は、腸内環境が悪くなっているため起きていると考えられます。
便秘になるということは、腸内でぜん動運動が行なわれていないということであり、基礎代謝も低くなります。
近年では、基礎代謝が低くなることが、冷え性の原因の一つと考えられており、腸内の働きを良くし、便秘を改善することが冷え症改善にもつながると考えられます。
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