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胸に弾力がなくなって柔らかくなるのは「加齢」だけが原因?




■胸に弾力がなくなって柔らかくなるのは「加齢」だけが原因?

All Women Lifeguard Tournament 2013

by Hypnotica Studios Infinite(画像:Creative Commons)

今野杏南 加齢による軟乳化を武器に「とことん揺らしてます」

(2014/11/3、東スポWEB)

「年をとったからか、胸に弾力がなくなって自然と軟らかくなった」とバストに変化が生じてきた。

今野杏南さんのコメントによれば、加齢によって、バストに変化が生じてきたそうですが、胸が柔らかくなる原因は加齢だけなのでしょうか。

胸が垂れてしまう!「オバさんバスト」になるNG習慣とはによれば、バストは加齢などによる筋肉の衰えや、重力による下垂などにより日々崩れていくということですので、加齢によって筋肉が衰えたことによって、胸が柔らかくなったということが考えられます。

胸が垂れてしまう原因とは?バストの下垂を遅らせる方法によれば、胸がたれてしまう原因は、大きく2つの原因があるそうです。

1.乳腺組織を支えているクーパー靭帯が伸びきってしまうこと

2.バストを覆っている皮膚の衰え

さらに細かく見ると4つの要因が進むことによって下垂していくことがわかっています。

→ 胸が垂れてしまう2つの原因と4つの要因とは?バストの下垂を遅らせる方法 について詳しくはこちら

加齢以外にもバスト自体の重さが原因でバストを覆っている皮膚やクーパー靭帯が伸びていることや物理的刺激によって乳腺組織やクーパー靭帯が痛められていることが考えられます。

キレイなバストを保つためにも、気をつけてくださいね。







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動脈硬化リスク度チェック|たけしの本当は怖い家庭の医学

健康・美容チェック > 動脈硬化 > 動脈硬化リスク度チェック|たけしの本当は怖い家庭の医学

2009年8月25日放送の最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学のテーマは、『もう動脈硬化は怖くない!血管を若返らせる名医SP』でした。

その中で、動脈硬化になる危険因子チェックを行なっていたので、ご紹介します。




■動脈硬化リスク度チェック|たけしの本当は怖い家庭の医学

Blood Vessel Model 3

by GreenFlames09(画像:Creative Commons)

1.加齢

男性:45歳以上

女性:55歳以上

2.喫煙

3.血糖値 100以上

4.血中脂質

中性脂肪 150mg/dl以上

LDLコレステロール 140mg/dl以上

HDLコレステロール 40mg/dl以下

5.血圧 140/90以上

以上の5つの項目が動脈硬化になる危険因子なのだそうです。

ぜひチェックしてみてください。

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら

→ 動脈硬化改善・予防に良い食事・食べ物・食品 について詳しくはこちら







■動脈硬化関連ワード
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がんになっても長生きできる生活習慣|#たけしの家庭の医学

2009年10月27日放送のたけしの本当は怖い家庭の医学では、104歳のおばあちゃんが実践している長生きできる生活習慣を紹介しました。

※愛知県がんセンター研究所室長 松尾恵太郎先生 による

厚生労働省のがん予防研究班

大規模なアンケート調査をもとに病気の要因を調べる疫学研究という方法で、がんのリスクにかかわる生活習慣を調べ、日本人のがん予防法を研究している

【目次】





■どんな生活を送れば、がんになっても長生きできるのか?

Untitled

by Fabian Reus(画像:Creative Commons)

がんを乗り越えた100歳の女性の生活習慣を名医が分析したところ、4つのキーワードがでてきました。

1.大豆イソフラボン

大豆に含まれるイソフラボンが乳癌のリスクを下げると報告されている。

国立がんセンター・愛知県がんセンター含む8つの研究の統合解析によると、毎日イソフラボンの摂取量が20mg以上の場合、5mg以下の摂取に比べて、乳癌リスクが30%減少することが分かったそうです。

なぜ大豆ががんのリスクを下げるのか?

大豆イソフラボン研究の権威 家森教授

女性ホルモン・エストロゲンが強すぎると乳癌を起こさせやすい。

イソフラボンはエストロゲンの強すぎる作用を邪魔してくれる。

そのため、がんを抑える効果があると考えられる。

2.果物(1日200g程度)

毎日果物を食べる女性は、胃がんのリスクが下がる(愛知県がんセンターによると)

栄養学のスペシャリスト 高橋徳江先生

果物には、がんの発生を抑える抗酸化作用がある

マンゴーや柿に含まれるβカロテン、ブドウに含まれるアントシアニンには、がん発生の原因となる活性酸素を除去する働きがある。

野菜・果物摂取と胃がん発生率との関係について|多目的コホート研究によれば、野菜・果物は少量の摂取で胃がんの発生率を下げると考えられます。

野菜・果物に含まれるがんを予防する成分には、カロテノイド、葉酸、ビタミンC、フラボノイド、フィトエストロゲン、イソチオシアネート、食物繊維などが上げられます。 

3.日々の活発な身体運動

高齢者医療のスペシャリスト 新開省二先生

体をよく動かしていることが、食欲の増進、それに伴う十分な栄養の摂取につながっている。

それらがトータルとして、病気に対する抵抗力・防衛体力を高めている。

つまり、がんに対する抵抗力が高まっていると考えられる。

4. 糖尿病になっていない

糖尿病の方は、がんのリスクがそうでない方に比べ、約2割高くなっている。

なぜ糖尿病ががんのリスクを上げるのか。

糖尿病の権威 小田原雅人先生

糖尿病では、インスリンの効きが悪くなります。

その結果、インスリンが過剰に分泌されて、多くが血中にとどまります。

過剰なインスリンががん細胞の増殖につながるケースがある。




■がんのリスクを上げることをしない・がんのリスクを下げることを続ける

がんのリスクを上げることをしない

がんのリスクを下げることを続ける

これが、がんになっても長生きできる秘訣

がんのリスク問診

がんのリスクを上げる条件は、「はい」の点数だけグラフが上がっていく

がんのリスクを下げる条件は、「はい」の点数だけグラフが下がっていく

がんのリスクを上げる条件

  1. 年齢が50代以上である
  2. 両親・兄弟姉妹の中でがんにかかった人がいる
  3. 今たばこを吸っている(2点)
  4. 過去に一年以上たばこを吸っていたことがある=今吸っている方も含む
  5. 毎日2合以上に相当する飲酒をしている
  6. 味付けは濃いほうが好き
  7. 肥満体である
  8. 糖尿病にかかっている

がんのリスクを下げる条件

  1. 野菜を毎日小鉢で5皿以上食べている
  2. 果物を毎日1皿以上食べている
  3. 週2回以上息がはずむ程度の運動をしている
  4. コーヒーを毎日飲んでいる
  5. 大豆製品を毎日食べている
  6. 1日2回以上歯を磨いていいる
  7. 緑茶を毎日5杯以上飲んでいる

問診の点数(合計2点以上)が高いと、生活習慣を改善しないと、がんになったら長生きできない可能性が高い人なのだそうです。

がんのリスクを上げる条件

1.加齢

がん全般

2.家族歴

大腸がん乳がん・子宮体がん・卵巣がん・前立腺がんなど

3.4.喫煙

肺がん・胃がん・食道がん・肝臓ガンすい臓がん・口腔がん・膀胱がんなど

5.大量飲酒

肝臓がん・大腸がん・食道がん・乳癌(閉経後)・口腔がんなど

※1日1合以内に抑える

6.濃い味

胃がん

7.肥満

乳癌(閉経後)・肝臓がん・大腸がん

8.糖尿病

肝臓がん

がんのリスクを下げる条件

1.野菜

食道ガン・胃がん

 

2.果物

食道ガン・肺がん・胃がん

 

3.運動

大腸ガン・乳癌(閉経後)・子宮体がん

4.コーヒー

肝臓がん

※カフェイン以外のコーヒー特有の成分が関係していると考えられる

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5.大豆

乳癌・前立腺がん

6.歯磨き

食道ガン・咽頭癌・口腔がん

※がん発生にかかわる物質を作る常在菌を洗い流すため

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7.緑茶

胃がん(女性)







太りやすくなる5つの食習慣|どういう食習慣を持つと太りやすくなるのか?

What To Eat [Explored]

by Eric May(画像:Creative Commons)




今回紹介する記事は「老いを早める5つの食習慣」とありますが、実際の内容を読むと、太りやすくなる食習慣・病気になりやすい食習慣というタイトルのほうがふさわしい気がしましたので、ブログのタイトルは、「太りやすくなる5つの食習慣」にしました。

1.食べ過ぎ

老いを早める5つの食習慣 食べすぎ、食事時間が不定期など

(2011/9/26、NEWSポストセブン)

【1】食べすぎ

加齢にともない基礎代謝も低下している。

若いころのように食べていたら太ることに。

「食べすぎると消化のために血液は胃に集中。他の臓器に回らず、血中脂質や血糖値の上昇を招き、メタボにつながります。腹八分目を心がけて」(医学博士・管理栄養士の本多京子さん、以下「」内も同じ)

加齢にともなって基礎代謝は低下していきます。

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加齢と共に基礎代謝は低下するのですから、若いころと同じように食べていては、エネルギーが消費されず、体にたまってしまいます。

また、食べ過ぎると血液が他の臓器に回らず、血中脂質や血糖値の上昇を招いてしまうようです。

2.早食い

【2】早食い

急いで食事をとると、どうしても咀嚼がおろそかになる。

「咀嚼は消化を助けるのにとても重要。充分でないと消化に時間がかかり、胃腸にも負担が多く、食べすぎの原因に」

よく噛むことにより、消化を助け、満腹感を感じさせてくれます。

早食いの人は肥満になるリスクが4.4倍|岡山大が学生追跡調査によれば、岡山大学の調査によれば、肥満でなかった人も、早食いを続けるうちに肥満になっていくということが確認されたそうで、早食いの人と早食いでない人を比較すると、早食いの人は肥満になるリスクが4.4倍もあるそうです。

満腹になるまで早食いをする人は、そうでない人に比べ3倍、太り過ぎになりやすい|大阪大で取り上げた大阪大の磯博康さんの研究チームによれば、満腹になるまで早食いをする人は、そうでない人に比べ3倍、太り過ぎになりやすいそうです。

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ゆっくり食べるとなぜ太りにくいのでしょうか。

ヒスチジンを含む食品をよく噛んで脳内ヒスタミンを増やし食欲を抑える|ためしてガッテン 6月8日

噛むという刺激が咀嚼中枢を通って結節乳頭核という部分に届きます。

実はここがヒスタミンを作っているところ。

そうして、満腹中枢をヒスタミンが刺激するために、満腹感を感じるようになる。

また、ヒスタミンは、交感神経も刺激して、その信号は直接内臓脂肪まで届いて、内臓脂肪を減らしてもくれる。

つまり、噛むという行為自体が満腹感を高めてくれるということがわかった。

大事なポイントは、よく噛むこと。

よく噛むことで満腹感を高めてくれるということがわかっており、30回で飲み込める量を口に入れるようにするということをルールにしましょう。

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3.食事時間が不規則

【3】食事時間がバラバラ!

朝昼晩の食事時間を決め、できるだけ規則正しく食事を摂ることにより、自律神経のバランスが整いやすくなる。

「朝食と夕食の間は12時間がベスト。その中間に昼食を」

規則正しく食事することで自律神経のバランスが整いやすくなるかどうかはわかりませんが、体内時計を整えるという意味では大事なのかもしれないですね。

体内時計とダイエットの関係|エネルギー摂取量が減少しているのに肥満者数が増加している理由には「体内時計」が関係?|#みんなの家庭の医学によれば、BMAL1(ビーマルワン)と呼ばれるタンパク質の一種には、体内に脂肪分を取り込む働きがあり、起床後14時から18時間後BMAL1の数が最大に達するそうです。

つまり、人間は、食事で摂ったカロリーの中から一定量を脂肪としてため込むメカニズムが備わっており、体内時計と食習慣が合わないと、余計にカロリーを脂肪としてため込んでしまうため、食事の時間帯がずれると太りやすくなると考えられます。

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■食べても太らない魔法の時間帯がある!?

食べても太らない魔法の時間帯とは、「午後3時」。

BMAL1という脂肪をため込むホルモンは、太陽の光と関係が深く、時間でその量が増減しているそうです。

BMAL1は、日が出ている昼間は少なくなり、日が出ていない時間帯が多くなるそうです。

そして、そのBMAL1が最も少なくなるのが、「午後3時」なのだそうです。

つまり、午後3時は、食べても太りにくい時間帯だということ。

さらに、午後3時は、最も体脂肪を燃焼しやすい時間だということでダイエットにも最適かもしれません。

反対に、太りにくい時間帯もあれば、太りやすい時間もあるということ。

午後10時以降になると、BMAL1は午後3時の20倍も発生するそうです。

つまり、午後10時以降に夜食を食べると脂肪となりやすい、つまり、20倍太りやすいということになるわけです。

体内時計(時計遺伝子)が正しいリズムを刻むようにするためにも、規則正しい食事が大事なのです。

ダイエットを効果的にするためにも、

  • 朝の光を浴びて体内時計を調整
  • 規則正しい食事

をすることが大事であり、食べても太りにくい時間を活用して、

  • 朝食・昼食をしっかり食べ、夕食を控えめにする
  • 夜食を取らない

というように、時間栄養学(体内時計・時計遺伝子)をうまく取り入れて行きたいですね。

4.似たような食品を食べる、重ね食べ

【4】続けて食べ、重ね食べ

いつも同じものや似たような食品、調理法のものを食べ続けると栄養素が不足し偏る。

「揚げ物+炒め物は脂質やエネルギーの過剰に、煮魚+野菜の煮物は塩分過剰になりやすいので注意。また、食事代わりにケーキや和菓子など、おやつのような食事も×」

いつも同じような食事(食品・調理法)をしていると、栄養が偏ってしまうようです。

また、<大阪の食文化>重ね食べ(粉もん+ごはんを食べる)頻度はやせている人より太っている人の方が高いで取り上げた大阪府の調査によれば、うどんとかやくごはん、お好み焼きとごはんなど主食を2種類同時に食べる頻度は、やせている人より太っている人の方が高いという結果が出たそうで、太っている人はこうした食習慣を減らした方が良いようです。

【関連記事】

●栄養バランスの偏り

ミネラル・ビタミンが不足してしまうと、食べ物からエネルギーや熱を作ることができず、体温が上がらなくなり、低体温になってしまうのです。

次の項目と関係があるのですが、栄養バランスが偏ってしまい、熱を作るための材料となるたんぱく質や熱を作り出す際に必要なミネラル・ビタミンが不足すると、熱を作り出すことができず、体温が低くなってしまうことが考えられます。

■栄養不足、運動不足で熱が生み出せない

たんぱく質が不足すると、食事後の熱産生が小さくなり、筋肉などを作る材料も不足しがちに。運動不足だと運動で生まれる熱が減り、筋肉量も減るので基礎代謝の低い体になる。

5.冷たい食べ物

【5】冷たいものばかりを食べる

老いの大敵は体を冷やすこと。

食材に冷やす作用があるかどうかもチェックしたい。

「辛み成分のしょうがやにんにく、ねぎなど温め食材をバランスよく摂り、飲み物も常温や温かいものに」

身体を冷やさないように食品には体を温めるものを選んだほうが良いようです。

 

体温を上げる方法 についてはこちら。

低体温の改善・原因・症状 についてはこちら。

 

【関連記事】

■露出が多い服装で体から熱が奪われる

手や足の肌を衣服で被わずに露出していると、露出していない場合に比べて、肌表面の温度はもちろん、体の深部の温度も低くなることが分かっている。

食事をすると、体内に吸収・分解される際に、熱が発生し、カロリーが消費されるということですね。

このことを食事誘発性熱産生というそうです。

<中略>

ダイエットに良い食事として、低カロリー・高タンパクな食事が薦められていたのは、食事誘発性熱産生でたんぱく質のみを摂取したときに摂取エネルギーの約30%消費されるからなのかもしれないですね。

<中略>

運動によって、筋肉を鍛えることにより、食事誘発性熱産生は高くなるそうです。

■夜型生活で体内時計が狂う

毎晩夜更かしして体内時計が遅れると、起床時に体温が上がらない。低体温にはこのタイプの人が多い。動物実験では、睡眠不足だと体温調整機能が破たんして低体温になることが確かめられている。

 

体温が高い人は食べても太らない理由としては、体温の高い人は寝ている時にエネルギーを多く使い、太らないからなのだそうです。

 

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白内障の症状・原因・治療-大鹿哲郎さん筑波大教授基調講演

MEDREACH 11_Cataract Surgery

by US Army Africa(画像:Creative Commons)

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筑波大学教授(眼科学) 大鹿哲郎さんによる基調講演をまとめたこの記事では、白内障の症状・原因・治療について詳しく紹介されています。

白内障 についてはこちら。

この記事から白内障のポイント・特徴を抜き出してみたいと思います。

 

基調講演 (1) 「40歳代でもかかる白内障」

(2010/6/9、読売新聞)

まず白内障です。目には水晶体というレンズがあります。このレンズが年齢とともに濁ってくるのが白内障です。水晶体が濁ってしまうと、光が少ししか通らず、よく見えないという症状が出ます。

濁り方のタイプによってちょっとずつ違いますが、かすむのと視力低下が代表的です。水晶体がまだらに濁るタイプでは、光を反射してまぶしい、外に行くと目を開けていられないという症状が出る人がいます。

眼鏡がだんだん合わなくなってくるという症状もあります。水晶体がだんだん硬くなってくると、度数が変わってきてしまう。眼鏡を毎年、作り替えなくてはいけないという方は、もしかすると水晶体が硬くなっているのかもしれません。

白内障の患者は多く、40歳代でも、水晶体に濁りが出た初期の方が結構います。年齢とともに増え、70歳、80歳代になると、ほとんどの方が何らかの形の水晶体の濁り、白内障があります。もちろん全員が手術を受ける必要があるわけではありません。50歳代以降はどんどん増えていきます。

白内障はご自分で目をのぞき込んでもわかりません。眼科に行って、細隙灯顕微鏡という専門の機械を使って検査をします。目に光を当て、目を拡大して見る検査です。薬で瞳孔を大きくしてから見ることで、水晶体の様子がよくわかります。

正常なら濁っていません。真ん中がちょっと白く、硬くなってきたら、軽度の白内障です。進行して水晶体全体が真っ白になってしまうと、ほとんど人の形もわかりません。昔はこのようなお年寄りはたくさんいました。最近は早めに手術を受けられるので、ここまで悪い方はいません。

■白内障の症状
  • 白内障とは、水晶体が濁ってしまう目の病気で、よく見えなくなるという症状が現れる。
  • 目のかすみと視力低下が代表的。
  • 水晶体が硬くなっているため、メガネが毎年あわなくなるという症状が現れることもある。
  • 白内障は、40歳代でもかかることがある。

白内障の原因はいくつかありますが、一番多いのは年齢です。

加齢現象で、誰でもなるわけです。

糖尿病の方も白内障になりやすい。最近、増えています。

高校生や中学生でも、アトピー性皮膚炎だと、白内障の子がたまに外来にきます。

ステロイドという薬を長い間使っていても、白内障になりやすい。

近視が強い方も白内障になりやすい。

これは体質的なこともあります。

ただ、なんといっても年齢が一番大きな原因です。

■白内障の原因
  • 加齢
  • 糖尿病
  • アトピー性皮膚炎でステロイドを長期間使用
  • 近視

次に、白内障の治療です。初期は経過観察でいいと思います。目薬で白内障を治すことはできません。進行をやや遅らせるだけです。あえて使う必要はなく、普通にしているだけでも構いません。

根本的な治療法は手術しかありません。では早く手術を受けた方がいいのでしょうか。あとでお話しする緑内障や加齢黄斑変性との一番大きな違いは、白内障はよっぽどのことがない限り、手遅れにならないことです。そんなに急いで手術を受ける必要はありません。

■白内障の治療
  • 初期は経過観察。
  • 目薬は白内障の進行をやや遅らせるだけで、あえて使う必要はない。
  • 白内障の根本的な治療は手術しかないが、急いで受ける必要はない。不自由だと感じたときに受けた方がよい。

さて、手術のために眼科へ行くと、医師から問診がありますが、そこで聞かれるポイントは、まず、いつ頃から見えづらいのかということです。だいたいでいいので伝えてください。見えづらくなる前の、矯正視力も知りたい情報です。

他に病気があるのか、例えば糖尿病があるのか、血圧が高いのかなど体のことも尋ねられます。目の病気も重要です。白内障だけなのか、他に病気があるのかをしっかり伝えてください。

どんな薬を飲んでいるのかも聞きます。特に重要なのは二つ。ひとつは心筋梗塞や脳梗塞に用いられる、抗凝固剤、ワーファリンとかヘパリンとかですが、これを服用している方は血液が固まりにくくなる。手術の時にちょっと問題になるので、事前に言ってほしい。

つい最近分かったことですが、前立腺肥大症の治療薬、α1ブロッカーが目にも作用します。手術の時は瞳孔を開いて手術をするのに、この薬は虹彩の筋肉に効いてしまい、どんどん瞳孔が縮んできてしまう。手術がやりづらくなる。だから最初に、この薬を飲んでいると先生に伝えておいていただきたい。

 

■白内障の手術

問診で聞かれるポイント

  • いつごろから見えづらいのか
  • 見えづらくなる前の矯正視力
  • 他の病気(糖尿病・高血圧・目の病気)
  • どんな薬を飲んでいるか(抗凝固剤・前立腺肥大症の治療薬)

 







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