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森永製菓がSNSでバズった「満腹感ある」炭酸飲料に注目!約8割の人が望まない間食をしている!




飲む!ふくらむ!満足感!炭酸飲料がゼリーに変化!空腹マネジメントドリンク「inタンサン」6月4日発売(2024年6月3日、森永製菓)によれば、空腹マネジメントドリンク「inタンサン」は「inゼリー」の技術を応用した炭酸飲料で、胃液のような強い酸と反応してゼリー状に変わってふくらむ新感覚ドリンク。

メインターゲットは、仕事中についつい間食を食べ過ぎてしまうことが気になる方で、無計画な間食を自己管理するために開発された商品なのだそうです。

ちょっと小腹がすいたと感じた時に食べる間食ですが、間食を食べ過ぎてしまうことを誰しも経験したことがあるのではないでしょうか?

このブログでも「間食」についていくつも取り上げてきました。

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■まとめ

多くの場合は、どんな健康的な食品を選んだらいいのかという視点が多かったのですが、今回のポイントはおなかを膨らませて空腹感をコントロールするという考え方。

森永製菓が2024年3月に実施した調査(n=74)によると、約8割の人が望まない間食をしていることが分かったそうです。

ついつい間食をし過ぎてしまった結果、仕事のパフォーマンスが落ちたという経験はないでしょうか。それは、間食の仕方やストレスが原因かもしれません。過度な間食は、眠気やだるさにつながることがあります。また、仕事中のストレスによって空腹感が増したり、食べ過ぎてしまったという罪悪感が新たなストレスとなったりして、さらなる無計画な間食を生むこともあるでしょう。

間食をすることは悪くはないのですが、ついつい間食をしすぎてしまった、ストレスによって食べ過ぎてしまった、食べ過ぎた結果、眠気やだるさに襲われ仕事のパフォーマンスが落ちたと後悔する方も多いでしょう。

間食する際には、今回のようにおなかの中で膨らむドリンクであったり、ナッツなどの健康的な食品を選ぶなど、できれば健康的なチョイスをしてほしいですね。







なぜマイコプラズマ肺炎と手足口病の患者数が増加しているの?新型コロナウイルスと関係あるの?




ニュースを見ているとマイコプラズマ肺炎と手足口病の患者数の増加が話題になっています。

■マイコプラズマ肺炎

【速報】「マイコプラズマ肺炎」全国の患者数が2週連続で過去最多更新 1医療機関あたりの患者数「1.94人」 手足口病も「警報レベル」超(2024年10月15日、TBS)によれば、発熱や長引く咳が特徴の、子どもに多くみられる感染症である「マイコプラズマ肺炎」の全国の患者数が2週連続で過去最多を更新したそうです。

マイコプラズマ肺炎の症状と原因とは?によれば、マイコプラズマ肺炎はウイルスと細菌の中間の微生物が原因。激しいせきと高熱が長引き、髄膜炎や脳炎などを併発する恐れもあり、30歳ぐらいまでの若い年代での発症が多いそうです。

マイコプラズマ感染症(マイコプラズマ肺炎)急増にあたり、その対策について(2024年10月22日、日本呼吸器学会)を参考に、マイコプラズマ肺炎の特徴についてまとめてみます。

  • マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)と呼ばれる菌による呼吸器感染症で、一般的な肺炎と異なり、学童期から成人にみられ、高齢者には少ない感染症です。
  • 発熱、倦怠感、頭痛、咽頭痛などの症状が出始めて、数日後に、咳(せき)が出てきます。せきは、痰を伴うことが少ない乾いたせき(乾性咳嗽とよびます)が特徴で、解熱し
    た後も長く持続することがあり、「長引く頑固なせき」と表現されます。
  • 新型コロナウイルス感染症のように、せきやくしゃみの飛散から感染が拡がる、いわゆる飛沫感染が主です。
  • 飛沫感染しますので、マスク着用、換気、石けんによる手洗いなどの感染予防対策をしましょう。

マイコプラズマ肺炎の定点当たりの報告数の週別推移によれば、2020年から2023年までは激減していたものの、2024年になり、急激に増加し、また夏に急増していることも特徴的です。

■手足口病

Googleトレンドの急上昇ワード「手足口病」について調べてみた!によれば、例年は夏ごろに乳幼児を中心に流行る感染症ですが、2024年は早いうちから流行し始め、全国的に広がっています。

#ナイナイ #矢部浩之 さんもかかった!夏に流行する「手足口病」はどんな病気?|手足口病の症状・原因・予防法を参考に、手足口病の特徴をまとめてみます。

  • 症状としては、口の中や手足などに水ほうができます
  • 乳幼児を中心に夏(例年7月中旬から下旬に掛けてピークになることが多い)に流行
  • 手足口病の予防法としては、感染を防ぐため、排便後やおむつ処理後の手洗いを徹底することみたいですが、治った後や無症状でもウイルスが排せつされることがあり、保育施設や幼稚園での流行を防ぐのは困難なようです。
  • 特効薬はなく、対症療法しかない

手足口病は2019年に大流行して以来患者は増えていませんでした。

つまり、新型コロナウイルスの感染拡大で、社会全体で感染予防対策が行われたことにより、マイコプラズマ肺炎や手足口病の感染予防対策もできていたということではないでしょうか?

マイコプラズマ肺炎や手足口病を予防するためにも改めて「石けんでしっかりと手洗いをする」「マスクする」という基本的な感染症対策をやっていきましょう!







【今くら】ソニンさん、8年間肉、魚、卵などの動物性食品を食べないヴィーガン食生活をしていた!




ヴィーガン食市場は今後拡大していくの?
ヴィーガン食市場は今後拡大していくの?

Creatv Eight|unsplash

2020年10月21日放送の「今夜くらべてみました」に出演したソニンさんは8年間肉、魚、卵などの動物性食品を食べないヴィーガン食生活をしているそうです。

ソニンの美・ヴィーガン

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ヴィーガン食をしているというと、食に対してストイックなイメージがありますよね。

ただ最近では、アメリカでPurple Carrotのヴィーガンミールキットを利用しているお客様のうち、およそ8割は「時々ヴィーガン」の食生活を楽しんでいて、昨日はお肉を食べすぎてしまったから、今日はヴィーガンメニューを、お昼はイタリアンだったから、夜はヴィーガンメニューを、というような気軽な感覚で「時々」ヴィーガンを楽しむというライフスタイルを取り入れていることが分かりました。

つまり、ヴィーガン食に完全にシフトしていくわけではなく、食事への罪悪感を減らす手段として、野菜を中心に、ハーブやスパイスを使って香りや食感もひと工夫ある彩り豊かな料理を食べる食の体験の選択肢の一つとして、ヴィーガンを選んでいるわけなんですね。

オイシックス・ラ・大地 2021年3月期 第1四半期決算説明資料によれば、Kit Oisix事業の「時々ヴィーガンKit」の販売個数が、前四半期比に比べて約1.6倍に伸びており、また、アメリカのPurple Carrot事業の会員数は、米Netflixでのヴィーガン食生活特集の影響に加え、3月以降のコロナの影響により前四半期比約30%増えているそうです。

このように考えると、3食のうち1食をヴィーガン食を選ぶということになる可能性もあり、今後ヴィーガン食市場は拡大していく可能性がありますね。







ヴィーガンだったウィル・スミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミス、目の周りにはくまができ、肌が灰色に見えるくらい顔色が悪かったため、両親がストップをかけた!




ヴィーガンだったウィル・スミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミス、目の周りにはくまができ、肌が灰色に見えるくらい顔色が悪かったため、両親がストップをかけた!
ヴィーガンだったウィル・スミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミス、目の周りにはくまができ、肌が灰色に見えるくらい顔色が悪かったため、両親がストップをかけた!

AnhNguyen|unsplash

セレブカップル、“行き過ぎたヴィーガン “に警告|「目の周りにはくまができ、肌が灰色に見えるほど…」によれば、ウィル・スミスの奥様ジェイダ・ピンケット・スミスはヴィーガンを選択していたそうですが、十分なたんぱく質が摂れておらず、目の周りにはくまができ、肌が灰色に見えるくらい顔色が悪かったため、両親がストップをかけ、チーズや牛乳などで動物性のタンパク質を摂取するベジタリアンに変えたところ、元気になったそうです。

【ベジタリアン・ヴィーガン 関連記事】

■まとめ|たんぱく質を摂ることの重要性

肉も魚も卵も食べない「ヴィーガン(ビーガン)」生活・食事を経験した女性に起きた身体・肌の異変とは?でも紹介しましたが、たんぱく質には動物性タンパク質と植物性タンパク質があり、動物性たんぱく質には必須アミノ酸が含まれていますが、植物性たんぱく質だけではすべての必須アミノ酸を補うことは難しいので、バランスよく摂取してほしいです!

良質なたんぱく質を摂取するというポイントとして重要なのが「アミノ酸スコア」というもの。

アミノ酸の多い食べ物・食品|アミノ酸を効果的に摂取するにはアミノ酸スコアを知ろう!によれば、アミノ酸スコアとは、食べ物からアミノ酸を摂取する場合、あるアミノ酸量がいくら多くても、最も量の少ないアミノ酸に「たんぱく質再合成が制限される」という仕組みのことです。

つまり、アミノ酸を食品で摂る場合、アミノ酸スコアの原理によって、摂取したもののうち、必ずしも全てがたんぱく質合成に活用されるわけではないということです。

食品たんぱく質の栄養価としての「アミノ酸スコア」(2005/12、日本食品分析センター)で紹介されている主な食品のアミノ酸スコアを参考にすると、動物性の食品はアミノ酸スコアが高く、植物性の食品はアミノ酸スコアが低くなっているのがわかります。

食品アミノ酸スコア|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省
食品アミノ酸スコア|特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省

参考画像:特定保健指導の実践定期指導実施者育成プログラム|厚生労働省|スクリーンショット

【主な食品のアミノ酸スコア】

  • 牛肉・豚肉・鶏肉 100
  • 魚類 100
  • 卵 100
  • 牛乳 100
  • プロセスチーズ 91
  • 大豆 100
  • 精白米 65
  • ジャガイモ 68
  • 里イモ 84
  • みかん 50
  • トマト 48

ただ、大豆のアミノ酸スコアは100となっており、また、新しい食料資源としてのエゴマタンパク質の利用に関する基盤的研究によれば、エゴマの種子はたんぱく質含量が約18%と高く、アミノ酸スコアは92であり、植物タンパク質の中では良質なタンパク質といえるので、食品の組み合わせによっては植物性タンパク質だけでもたんぱく質を補給できる食生活が可能なのかもしれません。

今後アミノ酸スコアの高い植物性タンパク質に注目が集まりそうな予感です!







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P.S.

こういうことを書くと、ヴィーガン食派の人からなぜヴィーガンの悪い所を書くのですかというコメントを頂いたことがあったのですが、決してヴィーガンが悪いといっているのではなく、たんぱく質不足によって健康に悪影響を及ぼすことがあるということを知ってほしいと書いています。

緑内障患者の抗酸化力と重症度(網膜神経節細胞数)には関係があることを解明|東北大

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■緑内障患者の抗酸化力と重症度(網膜神経節細胞数)には関係があることを解明|東北大

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by PACAF(画像:Creative Commons)

抗酸化力と緑内障重症度との関係を解明

(2017/8/22、東北大学プレスリリース)

本研究において、抗酸化力の指標となる BAP(Biological Antioxidant Potential)注 4 を、ヒトの血液サンプルからフリーラジカル分析装置を用いて測定した結果、65 歳以下の比較的若年男性の緑内障患者では BAP と緑内障重症度である網膜神経節細胞数に正の相関があることを見出しました(図 1)。さらに、65 歳以下の男性緑内障患者において解析を行った結果、BAP は網膜神経節細胞数に対して影響を及ぼす因子であることが示されました。

東北大学大学院医学系研究科眼科学分野の中澤徹授、檜森紀子助教、浅野良視医師らのグループの研究によれば、緑内障患者の持つ抗酸化力と緑内障重症度の関係があることがわかったそうです。

緑内障患者における抗酸化力(BAP)と緑内障重症度の関係。65歳以下の男性緑内障患者では両眼ともBAPと緑内障重症度に相関を認める。
緑内障患者における抗酸化力(BAP)と緑内障重症度の関係。65歳以下の男性緑内障患者では両眼ともBAPと緑内障重症度に相関を認める。

参考画像:抗酸化力と緑内障重症度との関係を解明(2017/8/22、東北大学プレスリリース)|スクリーンショット

具体的には、65 歳以下の男性の緑内障患者では BAP(フリーラジカル分析装置で測定できる血漿中の抗酸化力)と緑内障重症度である網膜神経節細胞数に正の相関があることがわかったことから、抗酸化力が低いと緑内障が重症化しやすく、また緑内障患者においては抗酸化治療を行なうことが視野維持に有効な治療法になる可能性が示唆されます。




■まとめ

緑内障は日本人の中途失明原因第一位の疾患です。現在唯一エビデンスのある治療法は眼圧下降療法(薬物、レーザー、観血手術)ですが、日本の緑内障
患者の多くは眼圧が正常範囲である正常眼圧緑内障であり、眼圧以外の因子が発症に関わっている可能性があります。酸化ストレスは生体内で発生した活性酸素が自身の持つ抗酸化力を上回ると、タンパク質、脂質、核酸などを障害し、細胞機能低下を引き起こす原因になります。近年、緑内障の発症・進行に酸化ストレスが関与する可能性が我々の以前の報告を含め、注目されています。

日本人の緑内障患者の多くが正常眼圧緑内障であり、眼圧以外の要因が発症に関わっている可能性があり、近年、酸化ストレスはその要因の一つではないかと注目されています。

ヘスペリジンによる緑内障治療の可能性がある|青みかんのポリフェノールは網膜細胞障害において神経保護作用を持つことを発見|東北大(2017/8/21)によれば、網膜障害のマウスモデルにポリフェノールの一種であるヘスペリジンを投与すると、網膜内の酸化ストレスが軽減し、網膜神経節細胞を保護する効果があること、また、ヘスペリジンをサプリメントなどで摂取することにより、緑内障による網膜神経節細胞障害を軽減させる可能性があることが示されましたが、今回の研究は抗酸化ポリフェノールによる緑内障治療の可能性をさらに期待させるものになりそうです。

また、今後は緑内障の原因を診断する方法として、全身の抗酸化力をチェックするようになるかもしれません。

→ 緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 緑内障患者の抗酸化力と重症度(網膜神経節細胞数)には関係があることを解明|東北大