緑内障の治療(目薬・手術)|緑内障

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緑内障の治療

緑内障のリスク要因としては、眼圧の上昇による視神経の障害が主な要因ですが、その他にも、血流障害、近視、血管の痙攣(スパスム)なども緑内障の悪化に関わっており、どの要因が影響しているかによって治療法も異なってきます。

緑内障の治療は、薬を(目薬)使って眼圧を下げますが、十分に効果が出ない場合は、手術やレーザー治療を行います。

正常眼圧範囲内でも緑内障になる場合にも眼圧を下げる治療を行なわれる理由として、CNTGS(緑内障治療の有効性を検証した海外研究)によれば、正常値でも眼圧を30%低下させると、80%の患者で緑内障の進行が抑制されるという研究結果が出ているため、より眼圧を下げるという治療が行われるそうです。

緑内障治療とIPS細胞による再生医療の今後についても紹介します。



【目次】



目薬

緑内障は、時間が経つほど治りにくくなるので、急性の緑内障の発作がおきた場合はすぐに治療を行い、眼圧を下げる必要があります。

開放隅角緑内障では、眼圧を下げる目薬が基本です。

大半は目薬だけで眼圧をコントロールできる方が多いです。

目薬としては、プロスタグランジン関連薬・交感神経β受容体遮断薬が用いられます。


プロスタグランジン関連薬

一日一回夜に使う。

この薬には副作用があり、目の周りにこぼれると、色素沈着で少し黒くなったり、まつげが長くなったりします。

点眼した後に、顔を拭きましょう。


交感神経β受容体遮断薬

交感神経β受容体遮断薬は目だけではなくて、心臓や気管支にも作用してしまうため、心臓に病気がある人やぜんそくの人は使いづらい薬です。

全身に吸収されないようにするために、点眼した後に、鼻にいかないように目頭を押さえるようにしましょう。


プロスタグランジン関連薬と交感神経β受容体遮断薬の合剤

今までは、交感神経β受容体遮断薬とプロスタグランジン関連薬を5分以上の間隔をあけて点眼する必要がありましたが、合剤は二つの薬が一つの瓶に入っているため、患者さんにとってはとても楽になります。

※目薬を忘れないことが重要。

緑内障 患者判断で治療中断18.7%によれば、患者判断で点眼治療を中断したことがある人は18.7%だったそうです。

中断患者は特に40代男性に多く、4人に1人との結果だったそうです。

点眼治療の中断理由は「大した症状がない」「治療効果が実感できない」などで、疾患や治療への理解度が全般的に低い傾向があったそうです。




手術

点眼で進行が抑えられない場合や、点眼でも眼圧が下がらない場合など、点眼治療で十分に効果が出ない場合は、手術やレーザー治療を行います。

現時点では、眼圧を下げて、それ以上進行しないための手術であり、手術をしたから治るというものではありません。

手術は最後の手段と考え、点眼で進行を抑えるようにしましょう。



運動(有酸素運動)

有酸素運動によって、全身の血流が改善され、眼圧を下げてくれるという研究結果もあるそうです。



ルテイン

現在、緑内障の治療の研究にルテインが用いられているケースもあります。

ただし、健康食品として利用する場合は、あくまで基礎的な栄養補給として利用してください。

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緑内障治療とIPS細胞による再生医療

緑内障治療とIPS細胞による再生医療(2014/9/14)によれば、神経節細胞は目と脳を結ぶ神経で、一つの細胞の長さが約10cmと非常に長いのが特徴(一般的な細胞(数十ミクロン)の100倍以上の長さ)であるので、iPS細胞を用いた再生治療を考えた場合、このような巨大な構造を再生することは現時点では難しいと考えられています。

そのため、緑内障に再生医療を適用しようとする研究は現段階ではあまり行われていないようです。

緑内障に悩んでいる人が増え続ける中で色々なアプローチで解決の道を探ろうとしている研究者がいるはずです。

それがiPS細胞かもしれませんし、まったく違ったアプローチがあるかもしれません。

世界初、iPS細胞から視神経細胞作製‐国立成育医療センター(2015/2/11)によれば、国立成育医療研究センターなどの研究グループがiPS細胞から「軸索」と呼ばれる神経線維を持つ視神経細胞を作製に成功したそうです。

マウスiPSとESで視神経細胞を作製 「失明原因1位」緑内障の治療法の開発に期待|国立成育医療研究センターなど(2016/8/19)によれば、国立成育医療研究センター(東京都)と埼玉医科大の研究チームによれば、マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)とES細胞(胚性幹細胞)から視神経細胞を作製することに世界で初めて成功したそうです。

この研究が進めば、緑内障に伴う視神経障害の治療につながることが期待されます。



新治療法のマイクロポンプシステムが開発中

緑内障の新治療法!?眼圧を一定に保つ「埋め込み式マイクロポンプシステム」を開発中によれば、現在、眼圧を一定に保つための埋め込み式のマイクロポンプシステムが開発中なのだそうです。

これは、目に本来備わっている供給・排出のための通路を活用して、眼内液の供給・排出を行なうことで、眼圧を調整するというものです。

この仕組みにセンサーを連動させれば、自動的に眼圧の調整をできるようになることが期待されています。



緑内障の症状を自覚した場合は、まずは眼科での受診をオススメします。

自分ひとりで緑内障について悩み、長く悩んでしまったために緑内障の症状が進行するよりも、まずは眼科の医師に相談することをオススメします。

眼科の医師と緑内障の治療方針について良く相談の上、治療をして下さい。

緑内障の治療法について納得がいかなかった場合には、他の眼科の医師に尋ねてみるのも一つの方法です。




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