なぜ血液の色は赤いのに「目の下のくま」は黒っぽく見えるのか?
それは、血流の低下によるところが大きいようです。
血液の赤い色は、赤血球の中にある赤い色素であるヘモグロビンの色です。
血流の良い状態では、ヘモグロビンはきれいな赤い色をしています。
疲労や睡眠不足、ストレスの蓄積などの影響で、目の下の脂肪が前に出てくることで、その脂肪が毛細血管を圧迫することによって、血行が悪くなり血液中の酸素が欠乏すると、ヘモグロビンが暗赤色になって皮膚の薄い目の下の部分が黒ずんで見えるのです。
つまり、それが「目のくま」なのです。
ヘモグロビンは、血液の赤血球中に存在する色素タンパクで、全身に酸素を運ぶ役割を担っています。
肺で酸素と結合して、血液と一緒に全身に運ばれ酸素を供給します。
酸素と結合した状態のヘモグロビンは、「酸化ヘモグロビン」と呼ばれ鮮やかな赤い色をしています。
しかし、酸素を供給した後は酸素が離れ、この状態を「還元ヘモグロビン」と呼び、色は暗赤色をしています。
■酸素を含むヘモグロビン=鮮やかな赤色
■酸素を含まないへモグロビン=暗い黒っぽい色
つまり、「目の下のくま」をとるには目元の血流を改善することがポイントということになります!
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